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金時山-神奈川県の山

金時山-神奈川県の山

明星山まで快適縦走

明星山まで快適縦走

【天下の秀峰が見える金時山】

天下の秀峰が見える金時山

山行情報
日程 2014年04月12日(土)
山名(山域) 金時山・明神ヶ岳・明星ヶ岳(箱根
入/下山地 仙石/宮城野
メンバー 単独行
行動時間 6時間10分
歩行
距離
登り
下り
歩数
16.2km 1372m 1571m 30,000歩
金時山マップ

コース(タイム)

仙石(7:53)-(8:11)金時神社-(9:11)金時山(9:41)-(11:47)明神ヶ岳-(13:06)明星ヶ岳-(14:05)宮城野

 《山概略》
 神奈川県に3つある日本三百名山のひとつが金時山である。観光地である箱根に近いので交通は便利である。登山口の乙女峠にはバス停があるのだが、朝は乙女峠まで行く便はないので実質的なバスでの登山口は仙石と言うところだ。そこから金時神社までは20分ほど歩くことになる。

 《アプローチ編》
 登山口である金時神社には、無料と有料の駐車場があるので、車で来る人も多いようだ。しかし、今回は金時山から明星ヶ岳まで縦走するので電車バスで行くことにした。
 小田原駅から箱根登山鉄道で箱根湯本駅まで行き、駅前のバス停に降りていくとちょうど桃源台行きのバスが来たので、それに乗り込んだ。バスは30分弱で仙石バス停に到着する(料金は763円と少々高め)。
 


金時神社入口
【金時神社入口】
   公時神社
【公時神社】

 《金時山へ》
 仙石バス停で降り、目の前の仙石原交差点を直進する。乗ってきたバスはここで左折して桃源台方面へ去っていく。歩く車道は国道138号線で、乙女峠を経て御殿場の方へ出る道だ。少し進むと、右手にローソンがあり、その背後には金時山がそびえている。その先に金時山登山口のバス停があるが、もう少し国道を奥へと進む。
 右手に公時神社入口と書かれた石碑があり、ゴルフ練習場の中に入っていく、このゴルフ練習場の駐車場の一部が登山者用の駐車場となっていて、1日500円となっている。すでにその有料駐車場に車が駐まっているので、奥の無料駐車場は満車なのだろう。
 金時沢橋を渡ると無料駐車場があり、そこが登山口となっている。仮設トイレがあり、ハイキングコース案内図がある。奥の方へ行くと公時神社(現地の記述はこの文字)がある。公時神社でお参りし、その右手にあるハイキング道を進んだ。

公時神社の裏手を進む
【公時神社の裏手を進む】
   ひと登りすると眺望
【ひと登りすると眺望 】

 杉木立の薄暗い山道を緩やかに登り、一度林道を横切る。金時神社奥の院入口を通過すると、正面に金時宿り石と名付けられた割れた大岩が見えてくる。岩が倒れないように多くの小枝で支えている。
 大岩からしばらく眺望のない谷を登り、右手にトラバース気味の道となると徐々に明るくなり、右手に箱根山やそれを取り囲む外輪山が見えてくるようになる。金時山も外輪山のひとつだ。

急な岩場を登る
【急な岩場を登る】
   箱根外輪山の三国山や丸山
【箱根外輪山の三国山や丸山】

 登山道はすでに多くの人が歩いていて、登るペースはスローペースとなる。稜線との分岐に到着し、金時山まではあと20分とある。仙石から山頂までは1時間ちょっとなので休憩は必要ない。前のパーティーに合わせてゆっくり登った。

金時山頂
【金時山頂】
   稜線分岐に戻る
【稜線分岐に戻る】

 金時山山頂(1213m)には9時過ぎに到着。すでに多くの登山者が到着して休んでいる。天気はよく、富士山の眺望は少し雲がかかっているものの上々だ。芦ノ湖の湖面もちらっと見える。岩だらけの山頂でその一つに腰掛けて休憩した。
 金時山は首都圏からは少し離れているが、どうしてこんなに朝早くから人が来るのだろうか。このまま下山すると10時には登山口である。稜線を縦走する人はそれ程多いとは思えないのだが。
 山頂で30分ほど過ごし、登ってきた道を戻った。稜線分岐から左手の道に進んで明神ヶ岳へ向かった。指導標は110分と書かれている。

金時山を下ると道は緩やか
【金時山を下ると道は緩やか】
   金時山を振り返る
【金時山を振り返る】

 道は下り坂が続き、低木帯のため眺めが良い。すぐ右手は箱根の街並みがある。
 矢倉沢峠からは登り返しとなり、竹藪の壁を通り抜けていく。振り返ると金時山が一望できる。ここから見ると立派な山だ。
 明神ヶ岳はまだ遠い。長い稜線ではあるが、単調ではなく、眺望を楽しんだり、樹林帯に入ったりしながら進んでいく。ときおりゼッケンをつけたトレイルランの人が多く、こちらに向かって突進してくるので気をつけなければならない。何か大会でも行われているのだろうか。

様々な風景が楽しめる
【様々な風景が楽しめる 】
   明神ヶ岳山頂
【明神ヶ岳山頂 】

 目の前には明神ヶ岳が見えているがなかなか近づかない。アップダウンはそれ程きつくないが、歩く距離は長い。右手の箱根の山では、水蒸気を吐く大涌谷が見えてくる。振り返ると今まで金時山に隠れていた富士山も見えいる。
 ちょっとした広場に出たと思ったら、そこが明神ヶ岳の山頂(1169m)だ。箱根山を正面に見据えた山頂に多くの人が休んでいる。明神ヶ岳は大雄山最乗寺から登ってくる人も多いのだろう。
明星ヶ岳までは急坂は無い
【明星ヶ岳までは急坂は無い】
   宮城野への分岐
【宮城野への分岐】

 明神ヶ岳山頂で小休止し、縦走を続ける。しばらく平らな道が続き、右手の石碑を通過する。稜線はときどき左右に下山道があり、エスケープルートとなる。道は下り坂になり、右手に宮城野への分岐がある。指導標では明星ヶ岳まで50分となっている。

明星ヶ岳の神社
【明星ヶ岳の神社】
   町に降りたら指導標に従う
【町に降りたら指導標に従う 】

 明星ヶ岳への登り返しは緩やかで楽である。広い道を歩いていくと、再び宮城野への分岐がある。ここから下山することになるが、この先に神社があるのでそこまで行くことにする。三角点のある山頂(923.9m)はそのあたりなのだが、これと言った道標がないので詳しい場所は分からない。
 神社は樹林の中にひっそりとあり、御嶽大神と書かれた石碑が立ち地蔵もいる。ここで少し休み、先ほどの分岐の所まで戻り、宮城野方面へ下った。途中、大文字焼きの山肌を通過する。
 道路まで下るとバス停までは道標に従って進む。住宅地の中を通るのでもっとも道が分かりにくいところだ。国道に出て、宮城野橋を渡るとバス停が見えてくる。そしてバスの時刻表を見る間もなく小田原行きのバスが後ろから来たのでそれに乗った。
 宮城野には公共の温泉があるので、比較的安く入ることができる。今回は立ち寄らなかったが、余裕があれば訪れたいところだ。

付近の山 矢倉岳(1998.12.23)、箱根山(2000.01.29)

Camera:CANON PowerShot S100

NOYAMA
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