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日本百名山

後方羊蹄山


MAP192*136
2度目の北海道は羊蹄山へ
日程 1995年8月13日(日)
山名 後方羊蹄山
山域 北海道
入/下山地 真狩・羊蹄山自然公園/比羅夫
メンバー 生駒,福島

コース(タイム)

真狩・羊蹄山自然公園−羊蹄山−比羅夫

 95年の夏休みは18切符で北海道を目指した。
 夏休みに入った早朝に横浜を出発し、普通列車のJRでひたすら北上。はまなすで車中泊、札幌から羊蹄山自然公園までは、地元の友達の車で送ってもらい同夜は幕営。広大な緑地のキャンプ場は多くのキャンパーでにぎわっており、入村料一人300円だけで利用できる。殆どが家族でのオートキャンプで山行キャンプの気配はない。夜は遅くまで騒がれ、花火の音と光に悩まされる。

 朝4時に起床。夜中は雨がぱらついていたが、今朝は曇っているものの何とか持ちそうである。朝食を取り、テント撤収。

 5:20、キャンプ場を出発。蝦夷富士とも呼ばれるコニーデ型の山を1合目からひたすら登ることになる。標高差はおよそ1500mである。林道の最後に登山ポストと数台止められる駐車スペースがある。まもなく1.5合目の標識。2合目、3合目ときちんと標識が現れ、1時間45分歩いた5合目で小休止を取る。歩いていて感心したのはこの手の山としてはかなり登りやすいということであった。急坂はほとんどなく、終始ゆっくりとした登りであった。上の方はジグザグコースである。この山は富士山同様水場が全くないので、天然水を賞味する事ができない。ザックにはフランス製のミネラルウォーターが1.5L入っている。

 8合目付近から高山植物の種類が多くなってくる。一番多いのはイワブクロ、そしてイワウメ(チングルマかもしれない)、ウラジロタデ、イワギキョウ、クルマユリなど、分かるのはこの程度。まだ多くの花が咲いていたが知識がないため分からない。9合目あたりのガレ場では、シマリスを発見。一瞬の遭遇であったが撮影に成功。山で動物に逢うことは滅多にないが、宮ノ浦岳のヤクジカ・ヤクザル、鳳凰三山の雷鳥の親子、丹沢のシカの親子に次いで印象深いものとなった。それにしても出会ったのがヒグマでなくてよかった。行き交うヤマヤは皆、ザックや腰にスズやら鐘を付けていて音をならしながら歩いていた。きっとクマ除けなのだろう。

 9:40、火口壁のピークに到着。山頂は火口をはさんでちょうど反対側になる。この時点では雲の中でまわりが全く見えない。相棒はここが山頂と勘違いしてか、さっそく昼食を食べ始める。
 彼の食事が終わるのをまって、行動開始。火口を左回りに進む。道は険しい岩尾根だが、スリルがあってなかなか楽しい。ガスがだんだんと晴れてきて、それまで見えなかった火口の底が見えてきた。羊蹄山山頂部だけが雲海の上に顔を出した形になり、360度見渡す限り雲海である。遠く日本海はかすかに見える。50分ほどで1898Mの山頂へ到達。岩の上にどっかと腰をおろし、心地よい風を浴びながらしばし休憩をとる。

 さらに火口壁を左回りに進むと三角点のあるピークを通過。先ほどの山頂よりも5M低い。道は岩場が無くなり砂地となる。火口壁の北側にくると雲の合間から箱庭のような倶知安の町が見えてきた。空気が澄んでいるのでかなり鮮明に見える。独立峰ならではの光景である。もし夜だったら綺麗な夜景が見られることだろう。

 下山は山の北西部の比羅夫コースで、倶知安の町やニセコアンヌプリの展望を楽しみながら比羅夫駅まで歩く。

 深田久弥はこのコースから登ったらしく、霧の中をひたすら歩き、体操訓練の一種でしかないと感想を述べている。比羅夫コースは結構急坂なので、真狩コースから登り、比羅夫コースで下るのは正解だったようである。

 半月湖手前に駐車場とキャンプサイトがある。無人であるが水道とトイレが完備しており、ここから登るときの基地としても利用できる。ここにはなぜか体重計が無造作に置かれており,ザックを置いてみると14Kgだった。テントが入っているのにやけに軽いと思ったが55Lザックの満タンはこんなものだろうか。

 このキャンプサイトでは顔を洗っただけで,早々に駅に向けて出発。

 5号線につきあたる手前で羊蹄山を振り向くと、5合目付近から上はすっぽりと雲をかぶっていた。さらに1時間歩き、無人駅の比羅夫駅に到着。期待していた缶飲料の自販機すらなかった。ドリンクはおあずけとなったが、20分ほどで倶知安方面行きの電車がきた。倶知安駅で案内所のおばさんに銭湯の場所を訪ねると,地図を指し示し丁寧に教えてくれた。駅から5分もかからないところに銭湯はあり,山の汗を落とした。

 長万部行き最終電車(18:03)で長万部まで行き、北斗星4号で上野に向かった。

NOYAMA
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