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日本二百名山

乾徳山


山頂直下の岩場に緊張、これって一般ルート?
日程 2003年05月01日(木)
山名 乾徳山
山域 山梨県
入/下山地 徳和
メンバー 単独行


横浜(4:50)=徳和(7:14)−錦晶水−(9:24)山頂(9:50)−(11:45)徳和=笛吹の湯(12:30)=(16:40)横浜

【山頂からのパノラマ】

 乾徳山へ行くためには、朝4時には起きて横浜の自宅を出発したい。単独行であるので気が楽と言うこともあり、行くという気持ちと、朝4時に起きるという、2つの条件が重ならなければならない。前回は後者が満たされなく、近場の山へ行った経緯があった。この日は何とか朝4時に起きることができ、天気も良さそうだ。朝食を済ませ、車を発車させたのが4:50。この時期はもうすっかり明るい。国道16号で相模湖IC方面へ向かう。16号は車が少なくても信号機が100mおきに出現するので、赤信号に何度もつかまりなかなか進まない。それでも1時間ほどで高速に乗ることができ、勝沼ICまで一気にとばす。
 勝沼ICからは雁坂峠方面へ進む。途中、DAILY STORE山梨勝沼店(6:39)で買い出しをする。登山口までにコンビニを逃したら食事抜きになってしまうが、この後の道でもコンビニは結構あった。
 徳和には山梨交通バスの乾徳山登山口停留所があり、近くに登山者向けの駐車場がある。10数台止められ、半分ほど空いていた。いったんはそこに止めたのだが、まだ先に進められそうだったので、再び車を動かす。乾徳山登山口と書かれた標識に従い、徳和川沿いの道を登っていくと、工事現場みたいな駐車スペースがあったので、そこに車を止めた。この時点では車は一台も止められてなく、小さなプレハブ小屋が有るのみであった。

【笹原の樹林帯】

このあたりは歩きが楽だ。
(8:17)

 林道をしばらく歩くと、乾徳山登山口があり、登山道と徳和渓谷の案内板がある。林道と別れ登山道を登っていく。いったん林道を横切り再び登山道へ。やがて銀晶水という水場があるが塩ビパイプから流れ出る水は少ない。更に30分ほどで、錦晶水という同じような水場があり、こちらは先ほどよりは水量も多い。ここで少し水分を補給する。

【国師原】

 目の前の山頂は近いようで遠い。
(撮影は下山時10:44)

 徐々に上り坂が緩くなり、足下には笹が多くなる。国師原に出ると、乾徳山の山頂が見えてくる。楽な道もつかの間で、急な登りが続く。ふと後ろを振り返ると、富士山が霞の中に見える。けっこう大きく見えたが、考えてみたらここは山梨県、富士山のある県だった。更に高度を稼ぐと今度は南アルプスの稜線が見えてきた。まだ稜線は真っ白で雪山だ。こちらはほとんど残雪はないが、ほんのわずかな雪の固まりが岩陰に残っているのみ。

【噂のクサリ場】

 10m程の高さの岩場が2カ所出現する。これは2番目。
(9:21)

 突然の目の前に、岩の壁が現れる。これが噂のクサリ場だ。想像以上に垂壁だが、岩はしっかりしており、ホールドも多い。鎖がなくても登れそうだが、念のためしっかりつかんでのぼる。最後の方はほとんど体重をかけてのぼる感じ。筋力のない中高年は登れるのだろうか?クサリ場をなんとか越えて細かい道を登っていくと、なんと再び岩壁が立ちはだかる。先ほどより高さがあり、クラック状になっている。前の人が登り終えたのを確認し、取り付く。ここも岩の割れ目がホールドとなり難しくはない。これを登ると、もう目の前は山頂だ。
 2016mの山頂は広くなく、ゴツゴツした岩だらけで、休憩スペースは少ない。すでに4人ほどが登頂を果たし休憩していた。まずは360度のパノラマ写真を撮る。天気は快晴であるが、春特有の霞で完璧な眺望とは言えない。富士山や南アルプス、奥秩父の山並みはよく見える。
 人が一人やっと座れるスペースで腰掛ける。一歩先は断崖絶壁だ。あまり腹は空いていないが、昼食にする。家から持ってきたカップ麺にテルモスの湯を注ぎ、コンビニで買ったおにぎりとともに食べる。なんとも貧相な食事であるが、もうすこし内容を考えても良いなといつも思うが、結局は考えない。所要時間10分で食事を済ませ、あらためて眺望を堪能する。  下山は岩場を避けた下山道があるが、少し遠回りになり、登りもありそうなので、来た道を戻ることにする。

【岩場の山頂】

 後方には金峰山の五丈岩が見えていた。
 珍しく山頂は男ばかりだった。さすがに女性にはあの岩場は無理なのか、と思ったが下山途中には何人かの女性とすれ違った。果たして岩場にどんな反応を示すのか興味があった。(9:47)

 下山時のクサリ場は特に注意する。我ながら美しくないクライミングダウンで着地。二番目のクサリ場ではちょうど女性が登り切った所で、鎖の支点のところで固まっていた。かなり緊張したようだ。この先の状況を聞いてきたので、もっと恐ろしいクサリ場があると教えてあげた。
 二カ所のクサリ場を越えると後はお気楽で、ひたすら下る。すれ違う人も多くなるが、首都圏から電車バスできた人たちだろうか。
 登山口まで降りてきて、そこから徳和渓谷の方へ立ち寄ろうと思いしばらく歩いた。しかし徐々に上り坂になってきたので止めた。10分ほどで駐車スペースへ戻った。

 温泉はエリアマップに載っている「村営笛吹の湯」へ行くことにする。ここはなぜかカーナビには載っていなかったが、近くまで行くと看板もあり、場所もすぐ分かった。道路には大型観光バスが2台停まっていて、そんなに有名な温泉かと思ったら、隣のグランドでゲートボール大会が行われていた。玄関前の自販機で入浴料\500のチケットを買う。村民は\200だ。いつも思うのだが、このような施設は地方交付金で作られているはずで、中央の人間が施設利用料まで過分に負担するのはおかしい。
 ゲートボール場の喧噪とは裏腹に、風呂の中には誰もいない。一人貸し切り状態で、内湯や露天風呂でくつろぐ。この温泉は源泉の温度が低く、沸かし湯のようだ。それでも湯が次々と供給され、湯船から流れ出している。あまり長湯をしても疲れるので、早々に切り上げ外に出る。帰りは急がないので、高速は使わずに河口湖経由の道で横浜へ向かった。
温泉情報
笛吹の湯★★★
山梨県東山梨郡三富村下釜口447番地(0553-39-2610)
10:00〜20:00(休館:毎週火曜日、年末年始),村外\500
シャンプーあり,売店なし,自販機は外

Camera:CANON EOS 10D

NOYAMA
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