台北放浪2004


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台湾再訪は雨期まっただ中
日程 2004年2月5日〜2月8日
山名 無し
観光 台北市
費用 \6.7万
天気 ほぼ雨



2/5 横浜=成田=中正国際空港=民権西路−ホテル(山水閣大飯店)=中正紀念堂
2/6 捷運民権西路=陽明山=捷運忠孝新生−中正紀念堂−捷運民権西路
2/7 捷運民権西路=南海学園植物園−国立歴史博物館−西門町−台北101モール
2/8 行天宮−捷運民権西路=圓山−孔子廟=中正国際空港=成田=横浜



 仕事の切れ目にまとまった休みが取れそうなので、安く海外旅行に行かれないかと調べていたら、台北往復\18,800という格安チケットを発見。さっそく購入。ホテルも安めのホテルを予約。と言ってもホテルの方はあまり安いのが無く、三泊で\16,600。台北はホテルの料金が高めのようだ。ちなみに今回は一人旅なので、格安ツアーは割り増しとなるため利用していない。
 航空券と宿泊の確保が出来れば旅行の準備は完了。その準備も電話とFAX、料金の銀行振り込みだけで終わった。
 前回の台北訪問ではツアーを利用したので、市内などを自由に歩き回ることが出来なかったが、今回は三泊四日をほとんど白紙状態で望むことが出来る。事前に行くべき所はいくつかピックアップしておいた。

【2月5日(木)】
 格安で行く海外旅行なので、成田空港へもなるべく安く行く方法をとった。横浜から成田エクスプレスで行くと\4,180(91分)かかるところであるが、京急+都営+京成と乗り継ぐことで(乗り換えは一回)、\1,510(118分)となる。
 空港カウンターでチケットを受け取り、チェックイン、出国、搭乗と順調に進む。空港の銀行で両替が出来たので\30,000ばかり両替をしておいた。台湾ドルは8,100元になった。座席は窓際であったが、扉の手前で足元が少し狭かった。

【バス会社のカウンター】

 空港ロビーの片隅にある。ここでチケットを購入する。


 台北までのフライトは実質4時間かかるが、時差の関係で3時間しかかかっていないことになっている。航空機は曇天の中正国際空港に着陸した。台北ではここ一週間雨が降り続いている。到着ロビー左手のリムジンバス乗り場を目指す。市内までの交通手段はタクシーかバスしかない。バスは5社ほどが乗り入れており、行き先ではなくどのルートを走るかで会社とルートを選ばなければならない。今回乗るバスは事前に調べておいた大有巴士で民権西路に停まるものを選択。会社毎のカウンターでその路線のチケットを買う(100元)。カウンターにマップがあり、ここに行きたいと指させば事足りる。次の出発までは30分ほどあった。民権西路の読みは、ミンチュアンシールー。これは今後よく使うので覚えておかなければならない。
 バスの乗客は思ったより少なく10人以下。もちろん日本人はいない。最初の停留所が民権西路かとおもったら、このバスはいろいろな停留所に泊まる。どうやら急行バスではなかったようだ。しかも困ったことに台北のバスでは車内のアナウンスが全くないのである。乗客は降りたい停留所が近づいたら出口付近で立ち、降りる意志を示さなければならないのである。いったいどこが民権西路なのだろう。バスが停まるたびに、運転手にここは民権西路なのか、と聞くことになる。その度に運転手は「没到!」とぶっきらぼうに応える。車窓から見るバス停の停留所名も広告の社名だか停留所名だか良く分からない。後から慣れれば、左端の縦文字が停留所名だと分かるのだが。
 運転手に何度も聞いたのが功を奏したのか、民権西路停留所に着いたときだけアナウンスがあった。停留所は正確には承徳路にあり、民権西路はすぐ先の交差点で交差している道だ。歩道橋を渡り、民権西路を左に行ったところにホテルがあるはずだ。しかし民権西路は地下鉄の工事中で手前側には歩道がなかった。更に一本手前の道を左(東)の方へ向かった。雨があがったばかりなのか、道路は濡れている。最初の大通りにぶつかったところで地下道を抜けると、目指す山水閣大飯店があった。
 ホテルのチェックインはクーポンとパスポートを渡すだけで簡単に終わり、9階の部屋へと向かう。築20年というホテルはあまり綺麗とは言えず、部屋の広さと設備は日本のビジネスホテル並みだ。まあ寝泊まりできればいいのであるが、ここの良さはMRT駅まで5分という好立地だ。

【ホテルの近くの夜市】

 料理皿には”おいしい”とプリントされていた。別の店でも見た。


 部屋には荷物を置くだけですぐにホテルの外へ出る。ホテルの裏手の方に行くとちょっとした夜市があり、そこで夕食を取る。店のショウケースの中には野菜やら海産物が並んでいて、その材料を選択して調理方法を伝えれば料理が出来るシステムになっている。このオーダーはかなり難易度が高い。
 夕食の後、MRTに乗って中正紀念堂へ。ちょうどこの日から元宵節でランタンフェスティバルが開催されている。一年で最もにぎわうお祭りだそうだ。中正紀念堂だけでなく台湾各地で行われている。ランタンフェスティバルで代表的なイベントは、気球の原理でランタンを空に飛ばすことで、日本で言うところの灯籠流しを川に流すのではなく、空に飛ばすと言うことになる。もしろん火ですから、ランタンの落下地点によっては火災を引き起こす恐れがあります。現にどこそこが燃えたとニュースになったこともあるようです。そのためか、ここ中正紀念堂会場では、ランタンを空に飛ばすことは行っていない。中正公園周辺では巨大な灯籠のような人形が並んでいる。さしずめねぶた祭りのようである。作品は台湾の方が子供っぽく作られている。

【中正紀念堂】

 ランタンフェスティバルの会場


 中正公園の中にはいると人でごった返しており、子供が光るブーメランを飛ばしたり、花火をして騒いでいる。右手には巨大スクリーンとステージがあり司会が何かしゃべっている。正面には大きな猿の形だろうか、ランタンがそびえている。それは音楽に合わせて動いたり光が点灯したりしている。意味は不明だ。その後方の中正記念堂は昨年も来たが、巨大な蒋介石が鎮座している。
 中正公園の外周を一回りしてランタン作品を鑑賞する。外周は2km以上あるだろう。中正紀念堂駅の近くの露店で何やら粒入りのミルクティーを飲んでホテルに戻る。

【中正公園を取り囲むランタン群】

 今年は申年のため猿を型どったランタンが多い。


 夜のニュースで、北京市郊外の公園で行われていたちょうちん祭りで大勢の客が将棋倒しになり37人が死亡したと報道されていた。中国本土でも同様の祭りで盛り上がっていたようだが、残念なニュースであった。
Camera:SONY DSC U30

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