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長野県の山

五郎山


五郎山MAP
奥秩父の劔岳?岩がごろごろ
日程 2006年05月20日(土)
山名 五郎山
山域 奥秩父
入/下山地 林道登山口
メンバー 津田,稲葉,吉田,福島

コース(タイム)

駐車スペース(9:30)−(11:06)マキヨセノ頭−(11:50)五郎山(12:18)−(13:50)幻の滝−(14:00)駐車スペース

 廻目平をベースにして、どこかに登ろうと考えたものの周辺の主要な山はほぼ登り尽くしている。地図を見ながらどこかに手頃な山はないものかと探していると、五郎山が目に付いた。ルートは波線であるが、2000m以上ある立派な単独峰だ。Webで検索してみると意外と記録も多くあり、登山口に車を停めることができるのを確認でき、この山を登ることに決めた。今回は山登りメーリングリスト開設10周年目の山行で、仲間が4人ほど集まる予定になっていた。
 金曜日の夜に出発する次点で、土曜の天気予報は極めて悲観的だった。車で廻目平に向かっているときも、強い雨が降り続いていた。ほとんど中止覚悟で、一日中宴会かなと思いつつ、廻目平の車中泊で朝を迎えると雨は小降りになり、青空が見え始めた。集合場所のスーパーマーケット・ナナーズに移動する頃には快晴の天気へと転じた。  五郎山の林道駐車スペースは狭いため、集まった4人は一台の車でナナーズを出発した。町田市青少年の家を経由し(間違って駐車場に入り込んだ)、林道を登っていく。適当なところまで登っていき、ちょっとした駐車スペースに車を停めた。

photo 192*128 【駐車スペース】

 2〜3台駐車可能。この日は他に車は来なかった。山では地元の3人組とすれ違っただけであった。すぐ先に幻の滝との分岐がある。

 駐車スペースから歩き始めるとすぐに幻ノ滝との分岐がある。滝見物は下りてから行くことにして直進する。その先に幅2mほどの沢があり渡渉。しばらく林道を歩いていると道は二股に分かれる。道標はないが、右の方の道を行く。道は右に回り込み、正面に岩のピークが見えてくる。あれが五郎山の山頂だろう、岩のドームのように見える。
 林道から左手に登山道が現れ、五郎山登山口に到着する。ここから急坂の尾根歩きとなる。カラマツの林の中の登山道ははっきりしており、テープもあるため道を迷うことはない。地図では破線ルートになっている。

photo 192*128 【八ヶ岳方面を望む】

 八ヶ岳連峰、男山・天狗山が見える。里に白く見えるものは、畑のビニール。

 マキヨセノ頭までは急坂が続き、岩場ではけっこうスリルのある場所も通過する。そこではストックをたたんで慎重に進む。マキヨセノ頭はもうそこが山頂でも良いくらいの眺望で、雪を冠した八ヶ岳や一面び畑が広がる川上村、7年前に登った男山・天狗山が見える。
 マキヨセノ頭の先の樹林を抜けると、ようやく五郎山の山頂が見えてくる。
photo 192*128 【山頂は岩】

 五郎山は、3つの岩のピークが突き出しており、それぞれのピークを越えて山頂に至る。最後のピークはぐるりと半周まわり、南東面から登る。

 五郎山のピークに向かって岩場を下っていくと、ときおり小さな石が転がり落ちていく。鞍部まで下り、岩の山頂は直登するのではなく右の方へ回り込んでいく。比較的登りやすいところに道が続いており、あと少しで山頂というところで、上から三人組が下りてきた。この日初めて会ったパーティーは長靴を履いており、山菜採りに来たらしい。山菜はなかったので山頂まで来たそうだ。手には鎌を持っており、なんだか怪しい。
photo 192*128 【五郎山山頂】

 山頂(2132m)は木立のため眺望があまりない。また場所も狭く、4人が休憩するとそれで満員状態となる。

 下りは来た道を戻る。ほとんどノンストップで、登山口までは1時間15分ほどかかった。下りは登りとは違った風景が楽しめ、特にカラマツの新緑が透き通るような緑で綺麗であった。野鳥の鳴き声もよく聞こえていた。
photo 192*128 【新緑のカラマツ】

 カラマツはマツ科の中では珍しく落葉する。新緑のこの季節は他の木とは違った、透き通るような緑色をしている。

 駐車スペースの近くまで下り、幻の滝の方へ行く。多少登らなければならないが、分岐から3分ほどで滝が見えてくる。
photo 192*128 【幻の滝】

 幻という割にはそれほど大きい滝ではない。落差5メートルほどのスラブを水が落ちている。

 滝から車に戻ると、ぽつぽつと水滴が落ちてきた。そして車を走らせていると、これまで我慢していたかのように、一気に雨が降り出した。山では雨に降られることはなかっただけに実にタイミングが良い。スーパーマーケット・ナナーズで買い出しをして廻目平キャンプ場へ向かった。
photo 192*128 【廻目平キャンプ場】

 土砂降りの雨はすっかりやみ、記念撮影。

 夕方からテントの中での宴会は、6人となった。ひとりは翌早朝から野辺山でウルトラマラソンに参加するという。残りの5人はテントをたたんで横尾山へ向かった。
Camera:Panasonic DMC-FX9

NOYAMA
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