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群馬県の山−矢ヶ崎山

群馬県の山−矢ヶ崎山

西上州のマイナールート縦走

西上州のマイナールート縦走

【矢ヶ崎山頂上からの妙義山】

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山行情報
日程 2008年12月06日(土)
山名(山域) 矢ヶ崎山(西上州)
入/下山地 熊ノ平/碓氷峠
メンバー 稲葉、Chifu、吉田、福島
行動時間 4時間53分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.3km 1,033m -856m 22,086歩

コース(タイム)

横浜(4:49)=熊ノ平(9:11)−(12:34)矢ヶ崎峠−(13:21)矢ヶ崎山−(14:06)碓氷峠

 《山概略》
 矢ヶ崎山は群馬県と長野県の境界にある碓氷峠の南に位置する標高1184mの山である。山腹には軽井沢スキー場が広がり、山頂直下までゴンドラが伸びている。今回は北東に延びる長い尾根から矢ヶ崎峠を越えて登ることにした。かつては登山道があったようだがそれも消えていることが予想され、GPSが活躍しそうなルートである。

 《アプローチ編》
 川崎と板橋で仲間を拾い、高速を走って軽井沢ICで降り、碓氷峠から下った登山口に到着するまで4時間以上かかった。峠道の旧国道18号は駐車スペースがことごとく閉鎖され、予定の場所に車を止めることができなかった。車をUターンさせてしばらく戻るとわずかなスペースを見つけ、そこに止めた。そのすぐ山側には廃道となった鉄道のトンネルがあった。


廃道トンネル
【廃道トンネル】
   公売は木材
【公売は木材】

 《矢ヶ崎山へ》
 車道を歩いて下り、「国有林の治山」と書かれた案内板の先にある右手の林道に入っていく。この林道は国有林の専用道路で入り口にはゲートがあるため車は入れない。ゲートの横にある木には公売物件とかかれた張り紙があり矢印が林道の先に向いている。別荘地でも売っているのかと思ったが、しばらく歩いていくと、丸太が山積みになって現れた。公売物件は別荘ではなく、木材だったようだ。林道脇の木材の山はしばらく続いた。
 林道を気にもしないで歩いていたが、今回の登山は稲葉さんがリーダーだったため、ルートはお任せだった。林道は中尾川の上流を大きく回り込むように続く。矢ヶ崎山の尾根が中尾川に突き当たる部分が登山口になるが、地図をよく見ると回り込まなくても国道からショートカットの点線が付いていた。
 尾根に取り付き、初めは踏み跡などほとんど無かったが、徐々に登山道らしき部分も見られるようになる。それでも尾根の上を歩いたり、崖っぷちの山肌をトラバースしたりを繰り返し、高みへと向かっていく。足もとは枯れ葉の絨毯だったり、浅間山の小さな噴石が敷き詰められていたりする。道は概ね尾根の上を歩けばいいのだが、小さなピークを巻くための山肌の道もある。ピーク越えを嫌って山肌の方へ行くと道は細く急斜面なので滑り落ちないように注意を要する。安全な尾根の上を歩いた方が無難である。
 坂を大きく下っていくと矢ヶ崎峠に到着する。ここで初めて白いプレートに書かれた道標に出会うことになった。峠で腰掛けて昼食休憩にした。

地図を確認
【地図を確認】
   矢ヶ崎峠
【矢ヶ崎峠】

 矢ヶ崎峠から登り返して矢ヶ崎山に向かう。少し登ったところからは妙義山が一望できた。裏妙義の丁須の頭がはっきりと見える。
 道はササの生い茂る緩やかな道になり、碓氷峠からの道と合流する。少し登ると、スキー場の敷地内となり、雪の上を歩く。もちろん人工雪で、ゲレンデには等間隔に降雪機が並んでいる。このあたりの雪の出来はまだ中途で、スキー客は来ていない。
 スキー場のリフト降り場から数分で矢ヶ崎山の頂上(1,184m)に到着する。山頂は360度の大パノラマと言いたいところだが、若干藪があるので完全ではない。それでも眺望は素晴らしくよく見える。浅間山はその上空に雲を集めているものの半ば雪をかぶった姿は富士のように秀麗である。
スキー場と浅間山
【スキー場と浅間山】
   矢ヶ崎山頂上
【矢ヶ崎山頂上】

 山頂での眺望を十分に堪能し、碓氷峠に向かって下山する。再びスキー場の脇を通り、降雪用の貯水池の横を通る。この貯水池は右に巻いた方が良い。碓氷峠までは良く歩かれているようで、道もしっかり付いている。それほど時間もかからずに車をデポした碓氷峠に到着した。
 このあとは、仲間と日暮山避難小屋で忘年会である。登山口に置いてきた車を回収し、買い出しに向かった。

付近の山 丁須の頭(2000.12.16)、稲村山(2008.12.07)、日暮山(2001.01.05)

Camera:Canon IXY 910is

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