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御岳山-東京都の山

御岳山-東京都の山

レンゲショウマと花々

レンゲショウマと花々

【御岳のレンゲショウマ】

御岳のレンゲショウマ

山行情報
日程 2019年8月17日(土)
山名(山域) 御岳山(奥多摩
入/下山地 御嶽駅
メンバー 黒岩、伊達、大山、金、福島
行動時間 4時間55分
歩行
距離
登り
下り
歩数
8.2km 1003m 1003m 15,867歩
■■■

コース(タイム)

御岳山駅(09:10)-七代の滝-(12:58)綾広の滝-(14:05)御岳山駅

 《山概略》
 御岳山は東京都西部にある標高929mの山。古くから信仰の山で、御嶽神社の境内が山頂となる。ケーブルカーで山頂近くまで行くことができるので、登山者だけでなく、観光客も訪れる人気の山である。

 《アプローチ編》
 御岳山はレンゲショウマが咲くことも有名である。それを見るため、まだ残暑の厳しい8月中旬に出かけた。メンバーは20年来の山仲間であるが、揃うのは久しぶりだった。八王子駅北口で集合し、仲間の車で御岳山へ向かった。
 今回はケーブルカーを利用するので、ケーブル駅に近い駐車場を目指すことになる。駐車場は上の方から埋まっていくのだが、この日はあまりにも暑いため、利用者はそれほど多くないようで、比較的上の方の駐車場に停めることができた。
 《御岳山周遊へ》
 駐車場を出発し、ケーブル乗り場への舗装道を登って行く。かなりの急こう配だ。バス停を通り過ぎ、御影神社の鳥居の前を通るとケーブルカーの赤い橋脚が見えてくる。ケーブル下の駅は滝本駅と言い、ここで往復割引1110円のチケットを購入。ケーブルカーは並ぶことはなくスムーズに乗車。9時ちょうど発に乗り、標高差400m余りを一気に登った。


御岳山駅を出発
【御岳山駅を出発】
   駅前の東の眺望
【駅前の東の眺望】

 御岳山駅では、レンゲショウマまつりと大きく書かれた看板が目に入る。売店ではレンゲショウマがらみのグッツも多く売られていた。駅舎から出て右の方へ行くと展望台がある。谷間にある麓の街並みが見えるが、今回のコースで眺望がみられるのはここだけである。
 レンゲショウマ群生地入口と書かれたところから擬木の階段を登って行くと、さっそくレンゲショウマの可憐な花が咲いている。遊歩道に沿って多くの人が写真を撮っている。花はまだ満開ではないようだが、十分に咲いている。斜面の群生地で写真を撮るためしばし滞在した。

段を上って神社へ
【段を上って神社へ】
   七代の滝
【七代の滝】

 レンゲショウマの群生地から上の方へ上がっていき、道なりに進むと産安社があり、その隣には産安杉や二本桧の巨木が立っている。山道を進み、道脇には様々な花が咲いている。御岳山の夏の御三家として、イワタバコ、ヤマユリ、タマガワホトトギスがあるようだが、この日はいずれも咲いていた。
 道はいったん住宅地の中に続く。茅葺屋根の立派な家があり、馬場御師家住宅だろうか。宿坊の一つである。参道のような道が続き、御岳神社への階段を上る。御岳山の山頂は、この神社の中にあるのだが(三角点はない)、今回は山頂をかすめて左へ回り込んで進んだ。
 道は山道に変わり、分岐を七代の滝の方へ降りて行った。結構長く急な下り道が続く。濡れた岩場の道となり、やがて七代の滝に到着する。8段約50mの立派な滝で、足場も山肌もすべて岩で囲まれたところだ。イワタバコやタマガワホトトギスが咲いている。七代の滝は今回のコースで最も低い標高で約700mである。

鉄階段を登る
【鉄階段を登る】
   岩石園入口の休憩所
【岩石園入口の休憩所】

 七代の滝からは、鉄階段の登りとなる。長い登りで一列でしか通れないので、渋滞する場所だ。階段を登りきると天狗岩があり、沢に沿った道となる。沢は養沢川で、下流で秋川となり、多摩川となる。沢沿いの道は岩が多く、ロックガーデンと言われている。真夏にあって若干涼しく感じられる場所である。
 ゆるゆると登って行くと、トイレのある休憩場所があり、多くの人が休んでいる。我々もここで小一時間休憩して昼食とした。

綾広の滝
【綾広の滝】
   トラバース道を戻る
【トラバース道を戻る】

 休憩場所の先に綾広の滝の滝がある。落差約10m。鳥居や石碑があり御岳神社のみそぎの行事で使われるそうだ。滝から離れて石段を登って行くと、ちょうど修験者が滝でみそぎ?を始めるところで、石碑に向かって祝詞を唱えているところが見下ろせた。
 道はなだらかなトラバース道となり、御岳山駅の方へ続く。来た時に降りた道と合流し、御岳神社の階段を降りると御岳駅はすぐである。駅ではいつも乗客の行列ができているそうだが、この日はやはり人出が少ないらしく、すんなりとロープウエイに乗ることができた。
 駐車場に戻り、今回の山行は無事終了。期待したレンゲショウマを見ることができ良かった。下山後の温泉はつるつる温泉に向かった。

《登山道の花》
レンゲショウマ ヤマジノホトトギス キンミズヒキ
 【1.レンゲショウマ】
 【2.ヤマジノホトトギス】
 【3.キンミズヒキ】
ヘクソカズラ オダマキ ジャノヒゲ
 【4.ヘクソカズラ】
 【5.オダマキ】
 【6.ジャノヒゲ】
シロヨメナ フシグロセンノウ ナンテンハギ
 【7.シロヨメナ】
 【8.フシグロセンノウ】
 【9.ナンテンハギ】
トリカブト ゲンノショウコ ヤブカンゾウ
 【10.トリカブト】
 【11.ゲンノショウコ】
 【12.ヤブカンゾウ】
クサノオウ ナンテンハギ ヒヨドリバナ
 【13.クサノオウ】
 【14.ナンテンハギ】
 【15.ヒヨドリバナ】
ヤマアジサイ マツカゼソウ ムラサキニガナ
 【16.ヤマアジサイ】
 【17.マツカゼソウ】
 【18.ムラサキニガナ】
タマガワホトトギス イワタバコ オクモミジハグマ
 【19.タマガワホトトギス】
 【20.イワタバコ】
 【21.オクモミジハグマ】
ダイコンソウ ミヤマタニソバ ミズヒキ
 【22.ダイコンソウ】
 【23.ミヤマタニソバ】
 【24.ミズヒキ】
ツリフネソウ
 【25.ツリフネソウ】

付近の山 御岳山・大岳山(2000.6.18)、御前山(2008.8.23)、日ノ出山(2010.2.20)

立ち寄り湯情報
 
つるつる温泉★★★
場所:東京都西多摩郡日の出町大久野4718(TEL:042-597-1126)
泉質:アルカリ性単純温泉(PH9.9)
料金:820円・時間:10:00~20:00
休館:毎月第三火曜日(祝日の場合翌水曜日)
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D Mark II

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