週末は野山にいます

　《山概略》
　嶽山は香川県三木町にある標高204mの小さな山。山頂に鳥居が立ち、天空の鳥居として観光地ともなっている。

　《アプローチ編》
　車で福岡帰省の途中で立ち寄った。当初は三木町総合運動公園の駐車場を利用して、太古の森を通ってから嶽山へ行くつもりだったが、月曜日は運動公園が休みで駐車場も使えないことが分かった。仕方がないので、嶽山登山口にある駐車スペースに車を止めて登ることにした。
　前日は坂出のビジネスホテルに泊まっており、朝食を食べてから三木町の方へ向かうと道は大渋滞。45分ほどで着くと思っていたが、倍以上の時間がかかってようやく登山口の駐車スペースに到着した。

---

---

　《嶽山へ》
　駐車スペースのキャパは４台分ほどで狭いのだが、一番乗りで駐車した。と言っても下山まで誰とも会う事はなく、駐車スペースも最後まで自分の車だけが駐まっていたことになる。
　登山口は道を挟んで反対側にある。嶽山登山口入口と書かれた標識があり、茂みの中の道を進む。石祠の前を通過し、道は登りとなる。

---

---

　少し登って振り返ると早くも眺めが良い。正面に円錐形の山が見え、讃岐富士と呼ばれる飯野山かと思ったが、そうではなく白山という203mの山だった。香川県は形の良い小富士のような山が多い。
　道は白い岩がむき出しの登り道で、鎖が続いている。鎖に頼るほどの岩場でもなく、いくつかの岩を乗り越えると鳥居が見えてくる。鳥居をくぐると、見通しのいい山頂(205m)である。あっけないほど簡単に到着した。

---

---

　山頂の奥にももう一つのピークがあるので、そちらの方へ行ってみる。風が強く、稜線から落ちないように慎重に進んだ。南側のピークにも岩の上に祠がある。鳥居と街並みが写真映えしている。天空の鳥居と言われる所以である。
　最初のピークに戻り、街並みの展望を満喫してから来た道を下山した。駐車スペースに戻り、山大寺池の方へ車を走らせ、池越しに嶽山が見えるところへ行き、写真を撮った。本来ならそこも歩くコースだったところだ。そこから見る嶽山は花崗岩の塊で荒々しく立派だ。