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高森山-青森県の山

高森山-青森県の山

青い森の小さな山を歩く

青い森の小さな山を歩く

【むつ湾展望台からの眺め】

むつ湾展望台からの眺め

山行情報
日程 2018年9月8日(土)
山名(山域) 高森山(東北
入/下山地 浅虫温泉駅
メンバー 単独行
行動時間 2時間50分
歩行
距離
登り
下り
歩数
9.7km 591m 591m --歩
■■■

コース(タイム)

浅虫温泉駅(11:17)ー(11:45)陸奥湾展望所-(12:40)高森山(12:53)-(14:02)道の駅浅虫温泉

 《山概略》
 高森山は青森市の北東にある標高386mの山。山頂部分の境界線が平内町に食い込んでいて、強引に青森市に組み入れたことが分かる。青い森鉄道の浅虫温泉駅から登ることができ、新幹線と組み合わせ、首都圏からも日帰りで登山することが可能である。登山口の浅虫温泉森林公園は、森林浴の森100選に選ばれ、山頂まで遊歩道が整備されている。

 《アプローチ編》
 JR東日本の大人の休日パスを利用して、青森の旅に出かけることにした。第一の目的は三沢航空祭を見学することだったが、ブルーインパルスの飛行が自粛中止となり、また当日は雨だったので、見学は取りやめ、高森山登山が主目的の一泊二日の旅となった。
 上野から、はやぶさ47号で青森へ行き、電車を乗り継ぎ浅虫温泉駅に着いたのは11時6分だった。これが首都圏からアプローチする最も早い時間である。高森山のコースタイムは3時間弱なので、昼前の歩き始めでも時間的には余裕である。


浅虫温泉駅を出発
【浅虫温泉駅を出発】
   県営浅虫水族館の方へ
【県営浅虫水族館の方へ】

 《高森山へ》
 駅の観光案内所で高森山の地図を入手し、それを手がかりに山頂を目指すことにする。駅を出て右に進み、しばらく線路沿いの道を歩く。左手には海が見え隠れする。右手に浅虫水族館が見えてくるので、踏切を渡る。車は通れない小さい踏切だ。水族館に向かっていき、その裏手に入っていく。従業員用の駐車場となっているようだが、かまわず進入。もらった地図によると水族館の裏手に山道があり、実際そこへ行くと森林公園案内図がある。しかし草が生い茂り道は完全にふさがれているようだ。そこからの進入は諦め、北の方にある森林公園駐車場方面へ向かった。
 車道沿いの歩道を歩いて行くと、遊歩道入口という看板があり、トイレもある。そこを右に曲がって森林公園の中へと入っていく。入ってすぐ、車道から左手に車両進入禁止の林道があるので、そちらに進む。林道は短い緑に覆われ、周りも緑に囲まれているので一面緑だ。

管理道を歩く
【管理道を歩く】
   展望台へのバイパス道
【展望台へのバイパス道】

 しばらく道沿いに歩いて行き、ふとGPSを見ると思ったところと違うところを歩いていたようだ。かなり遠回りの道となっている。先ほどの分岐で林道に入らずそのまま車道を進むべきだった。遠回りでも間違いではないのでそのまま歩いて行くと、むつ湾展望所へのショートカットの道がある。そこを右に曲がり、階段を登っていくとまさに陸奥湾を一望できる展望所に出る。

むつ湾展望台
【むつ湾展望台】
   あずま屋のある広場
【あずま屋のある広場】

 むつ湾展望所からは左手に岩木山の姿がうっすらと見え、対岸の陸地は津軽半島だ。眼下には小さな島があり小山のような島は湯の島だ。後日、上陸できるのか調べたところ、カタクリの咲く頃にボートで渡らせてくれるようだ。この展望所は今回のルートで唯一の眺望のある場所で、以降は全て森の中となる。陸奥湾を目に焼き付け、登ってきた階段を下りて行く。高森山と書かれた指導標に従って道を進み、緩い階段を登っていく。良く整備された自然歩道だ。
 あずま屋のある広場に出て、そこから道は細くなる。熊出没注意の看板があったが、しばらく歩くと、真新しい熊の糞が道の真ん中に落ちていた。これはシリアスだと思い、クマ避けのベルを取り出し、それを鳴らしながらの歩行となる。ちなみにこの山で出会ったのはトレラン2人とハイカー1人の計3人だけで、ほとんど人気の無い山である。

低山でもブナの森
【低山でもブナの森】
   高森山山頂
【高森山山頂】

 熊野出没に緊張しながらも、ブナの森の心地よさを感じながら歩いて行く。関東ではある程度の高度でないとブナの木は生えてないが、ここでは標高200m程度で元気なブナの森である。熊もえさが豊富なのだろう。
 ホタル湖への分岐があり、下りはそこを歩こうかと思ったが、道が薮で覆われ歩けそうになかった。そのまま尾根を登っていき、最後はやや急坂となる。それを登りきると、標高386mの高森山山頂である。山頂には樹林に囲まれ眺望は全くない。高森山神社の赤い祠と、松の木の根元に二等三角点がある。

すす川口手前方面へ
【すす川口手前方面へ】
   集落に出る
【集落に出る】

 山頂は座るような所もなく、少し休んでから来た道を下山する。あずま屋のある広場からは、すす川口方面に進む。道なりに進むと集落に出て、そこからはiPhoneのマップを頼りに、住宅地を進む。鉄道をまたぐ歩道橋を渡り、浅虫温泉駅を左下に見て、通り過ぎた先にある浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」がゴールである。
 この日は青森駅前のビジネスホテルに泊まり、翌日は弘前城と五所川原の立佞武多の館を訪れた。五所川原からは強い雨となった。

付近の山 八甲田山(1998.08.07)、岩木山(1998.08.07)

立ち寄り湯情報
 
道の駅浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」★★★
場所:青森市浅虫蛍谷341-19(TEL:017-737-5151)
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
料金:350円・時間:7:00~20:30
休館:2/7、2/8(2017年)
食堂:有、露天:無、シャンプー・石鹸等無し
Camera:CANON EOS 80D

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