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白毛門

群馬県の山


ワカンを準備するも意外と登りやすい豪雪の山
日程 2003年03月22日(土)
山名 白毛門
山域 群馬県
入/下山地 土合駅
メンバー 4人


土合駅(6:25)−松ノ木沢ノ頭−(10:30)山頂(11:15)−松ノ木沢ノ頭−(13:25)土合駅

【白毛門からのパノラマ】

 石川@鴻巣さんの呼びかけで、白毛門へは4人が行くことになった。集合は21日の夜、土合駅あたり。うちの近所まで石川@横浜さんに迎えに来てもらい(18:00)、一路土合駅へ向かった。三連休のこの時期道はどこも混んでいる。通常なら16号線を北上するところだが石川@横浜さんが裏道を駆使して圏央道の日の出ICまで至る。裏道を駆使した成果があったかどうかはわからないが、けっこう時間はかかった。
 水上ICまでは順調で、谷川岳方面へ向かう最初のセブンイレブンが実は最後のコンビニであった。引き返しながらもそのコンビニで食料を調達し、酒類は売っていなかったので、その少し先の酒屋でビールを調達する。
 横浜から5時間ほどかかった23時前に土合駅前のバス停に到着。藪内さんと石川@鴻巣さんが待ちかまえていた。4人で土合駅の中に入り、ミニ宴会を開く。まわりにはすでに多くの人が眠っている。24時過ぎにはそれぞれの車に戻り車中泊。

【雪で埋まった橋】

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 車中でシュラフにくるまれていたがけっこう寒く、眠っては覚めてを繰り返しているうちに、起床時間の5時となる。登山準備を整え、6:25出発。車道を谷川岳方面へ歩いていくと左に大きく曲がるところに土合口があり、そこが登山口となる。ここから雪上歩行であるが、雪は固まっており、トレースもついているのでラッセルの心配はまずなさそうだ。最初の難関は細い橋を渡るところで、橋上の雪が欄干よりも高く積もっておりその上を慎重に渡る。この橋を渡ってすぐに右手に行けば良かったのであるが、左に行ってしまったため、河原の平地をしばらく歩いたところで間違いに気づき引き返す。
 樹林帯の尾根道にトレースを見つけ、そこをひたすら登っていく。雪の状態は良く、とても歩きやすい。松ノ木沢ノ頭あたりまで来ると白毛門のジジ岩ババ岩と言われる岩が雪の中から顔を出している姿が見えてくる。谷川岳方面の眺望も上々で、天神平でスキーに興じているのであろう姿が豆粒のように見える。真っ白な谷川稜線も天神平から天神尾根、トマノ耳、オキノ耳、一ノ倉岳と続く姿が見える。

【背後に谷川岳】

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 高度1500mを超えたあたりで藪内隊長の指示でアイゼンを装着する。雪は凍っていないが、勾配はかなり急になる。雪の至る所が割れており、雪崩の可能性がなきにしもあらずといった状況。山頂直前の岩に5m程のクサリ場があり、その先の状況もわからなかったのでロープを出し、両石川さんが藪内さんに確保され登っていく。僕は最後にノーザイルで登り、その岩の上で藪内さんがロープを回収しているうちに先に進むとあっさり山頂となった。雪の上には方位盤が顔を出しており、積雪量がちょうど方位盤の高さとなっている。

【山頂の埋まった方位盤】

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 4人が山頂に到着し、握手で登頂を称える。山頂は風も弱く、それほど寒さを感じない。ひとしきり眺望を堪能して北側の風のこないところで食事休憩とする。この日の天気は曇りであるが予報によると午後から下り坂。休んでいるうちに谷川方面にガスがかかってきた。下りはきた道を一気に下り、登りの3倍のペースとなる。

【森林限界へ】

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 先ほどの雪が積もった橋を渡ったあたりで休憩し、今回出番のなかったワカンを両石川さんが装着し、歩行の具合を確かめていた。車を止めていた土合駅前のバス停で解散。僕と石川@横浜さんは軽井沢の稲葉邸へと向かった。登りは少しロスったものの、4時間かかり、下りは2時間と、雪山ならではの時間比率となった山行であった。



Camera:CANON Power Shot G2

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