トップ | 日本四百名山 | 東海自然歩道 | 神奈川県の山 | 東京都の山

山梨県の山

小川山


百名山に隠れた水晶の山
日程 1995年11月05日
山名 小川山
山域 奥秩父
入/下山地 瑞牆山荘
メンバー 単独行


 この3連休は快晴に恵まれましたが,土曜日の時点で,天気予報によると日曜の快晴はほぼ保証されていました。山行報告が晴ばかりの僕の知人にどうしてそんなに晴れるのと聞くと、晴れを狙って山へいく、と以前言っていました。はじめに日程ありきではなく、はじめに晴ありきだったのです。それに習って、今回の晴れを利用して山へ行かない手はありません。折しも仲間と行くはずであった三頭山行きが中止となり、単独行となったので、もう少しレベルをあげて(何をもってレベルが高いかというと、この場合はアプローチが遠い、標高が高い、歩行時間が長い、といったところ)、この時期にふさわしいところにでも行こうと、場所も決めずに前夜の眠りにつきました。

 出発当日4時40分に起床。デイパックに雨具、カメラ等最低限の装備をつっこみ5時に出発、とりあえず相模湖ICへ向かう。さすがにこの時間だといつでも渋滞の国道16号もスムーズに走れる。車中で行き先を考え、行き慣れた奥秩父の瑞牆山荘へ行くことにする。ここに車を止めれば金峰山や瑞牆山、小川山へ行くことができる。中央自動車道を須玉で降り増冨ラジウムラインをひた走る。車窓からの紅葉は心なしか昨年の金峰山行の時よりも綺麗に感じる。瑞牆山荘へは8時前に到着。既に多くの車が止まっており、残りわずかな駐車スペースに何とか駐車。

 奥秩父のこの入山地を訪れるのは3度目。瑞牆の時は残雪の4月、金峰は先ほどふれた昨年同時期。そして今回はどこへ登ろうか、とりあえず富士見平までいって決めることにする。
 富士見平までは道程の長い林道もあり、途中からこの林道を歩くことにする。昨年この林道を暗い中で歩いたとき、瑞牆の迫力ある岩峰が望める場所があったからだ。登山道からは立木で眺望がないので、遠回りでもこちらがお勧めです。朝日を浴びたコントラストのある瑞牆の岩峰はまさに見事です。
 富士見平で検討した結果、小川山へ行くことにした。行ったことがないというのが主な理由で、金峰はまた来ることになるであろうし、瑞牆はちょっと近すぎる。
 富士見平は多くの登山客がくつろいでいましたが、小川山へむかうものは皆無であった。殆どが瑞牆か金峰へ向かっていった。八丁平から山頂まではまったく人と会うことはなかった。このあたりはやたら倒木が多く、登山者の入山を拒んでいるかのように行く手を阻んでいる。人工的な伐採ではなく、自然倒木のようだ。理由はよく分からないが、岩峰の多いこの山のことであるから、土の下はすぐ岩で、根が張りにくいのだろう。苔むした原生林が印象的だった。

 10:55、小川山の山頂に到着。山頂はシャクナゲ(花はない)に囲まれ眺望はまったく無い。すでに2人だけ人が休憩していた。道中人と会わなかっただけに意外であった。一人は金峰山荘の方へ下りていき、もう一人は僕と瑞牆山荘まで一緒に下りることになる。昼食をとり下山した。下山中も他に人と会うことはなく、この天気のいい日曜日、小川山を訪れたお客は3人だけという事になるのだろう。

 金峰、瑞牆は百名山に属し、名前もかっこいい。片や小川山は三百名山にも入らず、これ以上単純な名前はないと言えるほど軽い名前です。しかし標高は2400メートル余りあり、奥秩父の端に位置することから、(山頂から眺望は効かないものの付近の岩峰からは、)甲武信、国師、朝日、金峰、瑞牆、茅ヶ岳、八ヶ岳、甲斐駒、北岳など360度の大パノラマが望める。廻り目平の紅葉もピークを迎え、色とりどりの山肌が楽しめた。
 小川山には水晶と思しき石がごろごろと転がっており、また付近で金も採れることから、宝の山ではなかろうかと下山時の同行者が申しておりました。
 14:15、瑞牆山荘到着、このあと連休最終日の最悪の渋滞へと突入するのであった。

NOYAMA
ホームに戻る
NOHOU