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日本百名山

白根山


紅葉の白根山へ
日程 1994年10月9日(日)
山名 白根山
山域 日光
入/下山地 菅沼
メンバー 単独

コース

第3京浜−環8−国道17号−関越自動車道−沼田IC−国道120号−菅沼

 この時期の日光へは大渋滞を覚悟していかなければならない。ゆえに前夜から車で行くことにした。おりしも大衆が巨人ーヤクルト最終戦に浮かれている頃、そう9回表だったろうか、ちゃっかり見ていたのだが巨人の優勝を確信してテレビのスイッチを切った。そして車へ荷物を積み込み出発した。
 出発は土曜の午後9時、第3京浜から環8、そして関越自動車道へと向かう。普通ならば練馬ICから入るのだが、夜は長いので、というか高速料金をけちってしばらく関越と平行に走る国道17号を北西へと進む。
 熊谷を過ぎたあたり、0時をまわったあたりで突如睡魔がおそってくる。本庄児玉ICから関越に入り上里SAで仮眠をとる。(仮眠と言っても5時間以上は寝てしまった。)
 目が覚めるとフロントガラスに水滴が、「うっ、雨か。」と空を見上げると、雲に覆われている。今更引き返すわけにもいかず、と言うより雨だから登らないというのも理由にはならないので、日光へと向かう。
 沼田ICで関越を下り、国道120号線を日光方面へ。途中尾瀬との分岐が現れるが右方向の日光へと向かう。このコースは「いろは坂」は通らずに中禅寺湖へと行けるコースである。白根山登山口は奥日光湯本がメジャーであるが、今回は白根山まで比較的楽に行ける、菅沼から登ることにした。

8:40
 かなり大きな駐車場がある菅沼キャンプ場前のドライブインに車を止め、登山準備にとりかかる。デイバックに雨具、水筒、昼飯等を詰め込み、登山開始。天気が心配されたが、にわかに晴れてきて青空が時たまのぞいている。
 駐車場脇の登山道は横に広く、両側にびっしりと車が止まっている。緩やかな坂をのぼり、視界が開けてくると紅葉が目に入ってくる。まだ五部咲き(?)であるが、一応秋らしい。案内板を過ぎると、徐々に傾斜が増し、ジグザグ道になる。1時間ほど登ると弥陀ヶ池が現れる。このあたりは植物保護のための柵で仕切られている。初夏に来るとこの世の楽園のようなお花畑になるようであるが、この時期は得体のしれない枯れ草が生えている。
 目の前には目指す奥白根山が眼前にそびえている。ごつごつとした山容である。池のほとりでおにぎりを一個ほおばり、再び山頂目指す。

10:30
 小一時間も歩くと山頂に到着。展望よろしく、付近の山々が見渡せる。男体山が見えるかと思ったが。そもそも見えないのか、もやのためか見えなかった。下の方には今来た弥陀ヶ池や五色沼が小さく見える。標高は2577.6M。奥白根神社の小さな祠があり、下山の無事を祈る。
 再び食事をとり、のんびりしていると湯本の方からと思われる登山者が続々と登ってくる。菅沼方面からも先ほど抜き去った人々が追いついてくる。白根山のピークは二つ有り、菅沼からでは祠のあるピークは二つ目にあたり、たいていの人は祠の方まで来ずに来た道を下りていってしまう。私は五色沼経由で下りるため、来た道とは反対方向へ下りていく。ザラ場を下ると五色避難小屋があり、すぐに五色沼となる。

11:35
 五色沼はその名の示すように5色に変化するのかどうかは分からないが、かなり透明度の高い沼である。ここから弥陀ヶ池へ抜けるコースをとり、峠を一つ越す。弥陀ヶ池からは一気に菅沼の登山口へ下る。

13:05
 菅沼の登山口に到着。駐車場は満車状態で止まりきれない車がうろうろしている。服を着替え、帰路につく。帰りは大渋滞にはまったことは言うまでもない。

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