南アルプスの山

栗沢山



快晴の元、名山に囲まれた贅沢な山
山名 栗沢山
山域 南アルプス
日程 2000年7月23日
天気 快晴
入山地 北沢
メンバー MML6人



北沢(6:40)−(9:06)栗沢山(10:00)−(11:19)北沢

 前日に甲斐駒を登ってちょっと歩きすぎたというわけでもないが、この日は軟弱に近場の栗沢山を登ることにした。そもそも北沢をベースに登る山といえば、甲斐駒、仙丈、そしてこの栗沢山の3つくらいしかない。栗沢山は鳳凰三山に続く稜線にあり、中には鳳凰三山を縦走してなお、栗沢山、そして甲斐駒へ行く強者もいるだろうが、今回はそれらしき人とはすれ違わなかった。北沢から栗沢山を往復するだけなら半日で十分である。

【樹林帯の中をひたすら登る】

 前日と同様夜明けと共に起き出し、相変わらずキャンプ場のトイレは大行列なので、バス停のところのトイレまで遠征に行く。昨夜作ったほうとうの残りを朝食として食べ、仲間の一部は仙丈岳を目指して出発した。残った5人+乳児1人は彼らを見送った後のんびり出発。乳児はもちろん背負子の中だ。
 長衛小屋の前の橋を渡ると分岐があり、左手の沢沿いの道が昨日歩いた仙水峠への道で、正面の樹林帯に取り付く道が栗沢山へ続く道だ。しばらく展望もなく薄暗い樹林帯の中をひたすら登っていく。(7:14)


【甲斐駒が見えた】

 樹林帯が終盤にさしかかる頃、左手に甲斐駒の姿が見えてくる。この日は昨日と違ってガスはかかっていないようだ。(8:43)
 樹林帯を抜けると目の前に山頂らしき岩が見えてくる。もう間もなくだと、勇んでそこへたどり着くとそこは偽ピークで、更に先に標識が立ったピークらしきところが見えてくる。

【ヤマオダマキ】
キンポウゲ科
小屋の前にて(6:43)
【甲斐駒の花】
調査中(8:49)
【甲斐駒の花】
調査中(8:50)
【甲斐駒の花】
調査中(10:18)

【栗沢山山頂到着】

 山頂付近の岩場を上りきると栗沢山のピーク(2714m)に到着。岩の上に立って周りを見渡すと、まさに360度の大パノラマが広がる。ほとんど雲はなく眺望は良好である。(9:06)



【360度のパノラマ】

 左(東)から甲斐駒、八ヶ岳、奥秩父山系、地蔵岳、アサヨ峰、北岳、仙丈岳、木曽駒ヶ岳、鋸山。(9:07)


【甲斐駒ヶ岳】

9:49


【山頂でくつろぐ】

 はじめは人も少ない静かな山頂だと思いきや、休んでいるうちに次から次へとお客さんがやって来て、記念撮影を撮るやら、眺望に歓声をあげるやらの大騒ぎ状態。ゆったり休んでいるわけにも行かなくなったので、山頂を退散することにした。(9:49)


Camera:CANON Power Shot S10



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