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新潟県の山

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角田山-新潟県の山

角田山-新潟県の山

暑さのピークに新潟の低山

暑さのピークに新潟の低山

【日差しを浴びる観音堂】

日差しを浴びる観音堂

○山行情報
日程 2023年8月11日(金)
山名(山域) 角田山(新潟の山
入/下山地 稲島登山口
メンバー 単独行
行動時間 2時間20分
歩行 距離登り下り歩数
3.9km435m435m---歩

角田山マップ

○コース(タイム)

稲島登山口(06:27)-観音堂-(07:36)角田山(07:42)-観音堂-(08:43)稲島登山口

 《山概略》
 角田山は新潟県新潟市にある日本海に面した標高481.7mの山。独立峰で多くの登山コースがあり、年間を通して登山者も多く新潟市民に親しまれている山である。

 《アプローチ編》
 会社の夏休みを利用して新潟の山へ遠征することにした。特に暑いこの夏に行くことも無さそうだが、やはり暑くて無謀だった。三つの山を予定していたが、最後は断念することにしている。その最初の山が角田山となる。その名前はよく聞いたことがあり、弥彦山とともに新潟における人気の山である。
 前日の夜に横浜の自宅を出発し、関越道をひたすら新潟方面へ。途中SAで車中泊し、稲島登山口の駐車場には6時頃到着。トイレのある駐車場は数十台駐められるが、すでにほぼ満車だった。しかしながらこの時間で下山者も少なくなく、ちょうど出て行った車があったのでそこへ車を駐めることができた。




 《角田山へ》
 駐車場から車で入ってきた入り口を出て右手に登山口がある。大きな石碑があり、羽黒山月山と書かれている。角田山とどのような関係があるのだろうか。石碑の反対側には、新潟県森林浴の森百選と書かれた標柱がある。
 登山口からは樹林帯で、朝から照りつける強い日差しを防いでくれる。今回稲島コースを選んだのは、樹林帯が多そうだったからで、暑さがなければ、眺めの良い灯台コースを選んでいた。



 道は車が通れそうな広い道が続き、正面に薬師堂が見えてくる。お堂の前には大杉が立っている。市の天然記念物で樹高22m、幹回り6m、樹齢は約1000年の堂々とした樹形である。
 角田山頂まで1.25kmの指導標から道は長い階段になる。息を切らしながら階段を上り、そろそろ休憩したいと思ったところで 右手にあずま屋がある。そこで小休止と水分補給をする。
 階段の上りは続き、飲料不可の水場や地蔵観音がある。さらに不動明王が現れる。急坂を登り切り、ようやく尾根に出ると海が見える。今回のコースでは最初で最後の海の見える展望所である。ベンチがあるので、休みながら日本海や新潟の海岸線を見ることができる。大海原の左の方には佐渡島が大きく見える。ふたつの島が重なったように見えるのは、大佐渡と小佐渡である。ふと足元を見るとヤブランが咲いている。



 展望台から階段を少し上ると左手にコンクリート造りの観音堂が見え、その前が広場となっている。緑の広場に日差しが降り注ぎ、暑さに耐えながら広場の奥へと行くと東の展望が見られる。収穫前の緑の田んぼが広がり、その奥には山なみがあるのだが、知っている山は無さそうだ。
 観音堂横には三角点があり、標高は445.5m、点名は角田山となっている。ちなみに山頂にある二等三角点も同じ点名である。山頂の方は基準点成果の公表を停止しているようで、観音堂横の三角点が角田山としての正式なもののようだ。



 観音堂前広場から登山道に戻り、道脇に設置されたトイレの前を通過する。道は木道となり、右手に長者塚遺跡の案内板がある。古来、このあたりは長者ヶ原と呼ばれ、真言宗の修験者が修行の場としていたようだ。案内板の先に広場が有り、横山太平の銅像と菩薩像が立っている。このあたりは山頂園地で、奥へ行くと山頂の柱(標高481.7m)が立っている。周囲は樹林に覆われ、眺望は全くない。日本海のパノラマを期待していただけに拍子抜けである。それでも訪れる登山者は多く、後ろからもこの先の灯台コースからも登山者はやってくる。
 山頂にはベンチが少なく、休むようなところもないので、早々に下ることにする。三角屋根の避難小屋をのぞいて、来た道を下っていく。唯一の展望所である尾根口のベンチで休み、駐車場へと戻った。この日は新潟市内に泊まり、翌日は粟島の八幡山へ行く予定である。

○今夜の宿
ホテルルートイン新潟県庁南★★★★
ルートイン新潟県庁南 場所:新潟県新潟市中央区東出来島11番14号
TEL:025-280-9811
料金:9900円
大浴場:有り
その他:朝食付き、珈琲自由
Camera:CANON EOS 6D Mark II