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鍋割山(赤城山)-群馬県の山

鍋割山(赤城山)-群馬県の山

赤城の前衛、雪山ハイク

赤城の前衛、雪山ハイク

【鍋割山頂からの風景】

鍋割山頂からの風景

山行情報
日程 2017年2月18日(土)
山名(山域) 鍋割山(上信越
入/下山地 姫百合駐車場
メンバー 黒岩、福島
行動時間 5時間20分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.7km 835m 835m --歩
■■■

コース(タイム)

姫百合駐車場(09:05)-(09:43)荒山高原-(10:28)鍋割山(11:15)-(14:25)駐車場

 《山概略》
 赤城山は群馬県にあり、上毛三山(榛名山、妙義山)の一つである。いずれの山も単独ではなく、山塊となっている。赤城山の鍋割山も多くのピークの中の一つである。最高峰の黒檜山より500mほど低い。この時期の赤城山は雪山なので、あえて標高の高くない鍋割山を登ることにした。鍋割山ならば、登山口の姫百合駐車場までチェーンを付ける必要がないからだ。

 《アプローチ編》
 横浜の自宅を朝5時少し前にマイカーで出発。相模原ICから圏央道に入り、関越道の高崎ICで降りる。群馬県庁近くのコンビニに8時集合であったが、ほぼその時刻に到着した。走行距離は約145km。コンビニで仲間と落ち合い、車2台で赤城山へ向かった。赤城道路を登り、登山口の姫百合駐車場までは路面凍結の恐れもなく、コンビニから45分で到着した。駐車場は除雪をしてスペースを確保している。意外と車は多く、駐車場は半分ほど埋まっていた。駐車場にはトイレ有り。


姫百合駐車場
【姫百合駐車場】
   駐車場の横に登山口
【駐車場の横に登山口】

 《鍋割山へ》
 登山口は駐車場の奥の方にある。駐車場を一歩出ると、そこはもう雪の世界。林道はすっかり雪道になっている。その林道の左手に登山口があり、荒山高原の入口となっている。はじめはアイゼンを付けずに登山道へ入っていくが、少し歩いたところで、やはり必要だろうと言うことでアイゼンを装着する。人が良く歩かれている道なので、雪は締まっていて、ワカンの必要は全くない。

ふれあいの十字路
【ふれあいの十字路】
   峠はまだ先
【峠はまだ先】

 少し登るとボランティアの森と書かれた案内板があり、そこを直進する。緩やかなトラバース道が続き、階段状の道を進む。樹林帯が途切れてふれあいの十字路という場所に出る。このあたりは公園内なのか分岐が多い。ここも直進する。トラバース道が続き、雪に埋もれた荒山風穴がある。雪のため様子は分からないが、雪を掘り出したところに温度計があり、覗いてみるとマイナス2度を示していた。

雪に埋もれた風穴
【雪に埋もれた風穴】
   荒山高原
【荒山高原】

 岩の露出した坂を登っていくと、荒山高原に出る。分岐の指導標は半分ほど雪に埋まっている。左に行くと荒山で、右が鍋割山となっている。鍋割山の方が距離が短いが、コースタイムは鍋割山の方が長くなっている。鍋割山の方へ向かうが、雪の高原なので道がない。山の頂の方へ向かって歩いて行く。
 しばらく歩くと、左手に方に関東平野が見えてくる。文字通り平野で、広大な平地が広がっている。山から見える眺望は山が多いが、このような平野が広がる様子は珍しい(自分だけか)。
稜線は雪庇のよう
【稜線は雪庇のよう】
   浅間山と妙義山
【浅間山と妙義山】

 山頂までは稜線をまっすぐ進んでいく。西からの風の影響か、雪が東側にせり出して雪庇のようになっている。振り返ると荒山の奥に地蔵岳山頂のアンテナ群が見える。西の方には榛名山の奥に真っ白な浅間山が現れる。稜線には樹林がないので見通しが良い。竈山というピークに立つと、ようやく鍋割山の山頂が見えてくる。

竈山を通過
【竈山を通過】
   鍋割山が見えてくる
【鍋割山が見えてくる】

 竈山から少し下ると樹林帯に入る。そこから登り返すと平地の直線コースとなり、一番奥に鍋割山の山頂(1332.9m)がある。山頂には二等三角点があり、東側は雪の壁ができている。登山道は人が少なかったが、山頂には多くの人が集まっていた。団体で来ているようだ。

雪道が続く
【雪道が続く】
   鍋割山山頂に到着
【鍋割山山頂に到着】

 山頂の少し先の斜面の眺めの良いところで休憩した。昼食はスーパーで買ったうどん入り鳥鍋。アルミの鍋付きなので、手軽に作ることができる、まさに山向けの食料だ。鍋割山と言えば、丹沢の鍋割山は山小屋の鍋焼きうどんが有名だが、それにちなんだわけではない。雪山には温かい鍋がうれしいが、この日はそれほど寒くはなかった。


南面の下りは雪がない
【南面の下りは雪がない】
   車道に降りる
【車道に降りる】

 山頂で45分ほど休憩して下山する。下山は来た道を戻っても味気ないので、南西のゴルフ場方面へ下った。正面に伊勢崎の市街を見渡しながら下り気持ちが良い。少し下るとすっかり雪はなくなり、アイゼンを外して歩く。途中、指導標があり、獅子ヶ鼻と言うところに下っているようだ。その次の指導標では赤城青年の家に向かっているようだ。
 GPSで場所を確認し、鍋割相吉林道手前で右の方へ進み、多少ショートカットして林道に合流する。林道ははじめ雪はなかったが、少し進むとアイスバーン状態になる。この林道は閉鎖されておらず、長い歩きの間に何台か車が通りすぎていった。
 林道はワインディングロードで距離が長く、2時間近く歩くことになる。登りはじめから一周するような形で、姫百合駐車場に帰還する。駐車場は満車になっているかと思ったが、そうでもなく余裕があった。下山後は温泉に行きたいところだが、帰りの関越は渋滞するので、まっすぐ帰ることにした。

付近の山 赤城山・黒檜山(1998.10.11)、赤城山・地蔵岳(2013.11.02)

Camera:CANON EOS 6D

NOYAMA
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