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加治丘陵-埼玉県の山
加治丘陵-埼玉県の山
丘陵地帯に立派な展望台
丘陵地帯に立派な展望台
【桜山展望台から】
○山行情報 | ||||
日程 | 2020年11月14日(土) | |||
山名(山域) | 加治丘陵(奥秩父周辺) | |||
入/下山地 | 仏子駅/元加治駅 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 2時間22分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
9.6km | 313m | 311m | --歩 |
○コース(タイム)
仏子駅07:57-08:32阿須山-桜山展望台-09:41あけぼの子どもの森公園-10:19元加治駅
《山概略》
加治丘陵は埼玉県入間市と飯能市、東京都青梅市の境界にある標高200mほどの丘陵地帯である。首都近郊として開発が進み、丘陵の周囲は住宅街となっており、自然の残る丘陵地帯はハイキングコースが整備され、市民の憩いの場となっている。標高189m地点には高さ20mほどの展望台が建っていて、360度の展望を望むことができる。
《アプローチ編》
横浜に住む者が、なぜ埼玉の低山に行くのかというと、横浜駅から乗り換えなしで加治丘陵の登山口である仏子駅へ行くことができるからである。6:13横浜駅発の東急東横線特急の飯能行きに乗ると、渋谷、練馬、所沢を経由し、7:55に仏子駅に到着する(料金は954円)。この時間だと座ることができるので、楽に登山口へアプローチできるのである。
《加治丘陵へ》
仏子駅の改札を出ると北側に出る。加治丘陵は反対側の南口の方なので、駅前を左に歩いて陸橋を渡る。住宅地を南の方へ進み、信号のある交差点に出ると、桜山展望台と書かれた指導標がある。この展望台を目指せば良いのだが、右も左も桜山展望台を指している。右の方へ行くことにした。
住宅地は続き、指導標に従い右折すると道は上り坂になる。周りは緑が増え、道なりに登っていくと、車は通れない遊歩道となる。しかし道はしっかりと舗装されている。時折、地元の散歩をしている人たちとすれ違い、整備された里山を歩く。コース上には時折地図があるので、道が四方八方に分かれても迷うことはなさそうだ。
前方にちょっとした広場と東屋が見えてくる。その手前の道を左に入る。階段状の急坂を登り切ると上の方に大きな展望台が見えてくる。展望台の下では、何人かが休んでいる。このあたりも散歩コースのようだ。展望台のある場所はこのあたりのピークではあるが、三角点は無く、山頂としての名前も無いようだ。標高は190mくらいで、さらに20mほどの展望台の上へ登ってみる。
この日は快晴で雲一つ無く、展望台からの眺望はベストでは無いだろうか。富士山はもちろん、丹沢の山並み、奥多摩や奥武蔵、東京都心のスカイツリーも見えている。
桜山展望台を降り、遊歩道を西の方へ進む。小さな祠のある愛宕神社の横を通り、道を下っていくと住宅地の近くまで降りる。そこから右の方へ曲がるが、スズメバチの巣があるので通行止めと張り紙がある。この時期でもスズメバチが子育てしているのだろうか。そこは無視して道を進む。
スズメバチの気配は感じず、左側の広場を見ながら道を進むと、先ほどのあずま屋のある道に戻る。来た道を戻るように進むと、左手に駿河台大学方面に道が分かれているので、左手のその道に入る。道なりに下っていくと、車道に出てしまう。途中、地理院地図では右手に曲がる道があるはずだったが、気づかなかったか廃道になったようだ。このあたりは飯能市の領分になるので、道の整備も好い加減なのかもしれない。入間市の加治丘陵ハイキングマップでは、飯能市の部分は白く何も記載されていない。
遠回りになるが車道の方へ出て、あけぼの子どもの森公園へ向かった。ここからの道はGoogleMAPがわかりやすい。車の多い道だが、歩道があるので安心である。駿河台大学を回り込み、カインズホームの前を通ると、市民体育館の駐車場がある。その駐車場奥に、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園という長ったらしい名前の公園がある。
この公園には絵本に出てくるような家や小屋があるので立ち寄ってみたかったのである。トーベ・ヤンソンはフィンランド生まれの童話作家である。代表作はもちろんムーミンである。園内にはきのこの家や森の家、子ども劇場など、ファンタジーな建物が建っている。
公園内を早足で見て回り駅の方へ向かう。入間川の河川敷にある阿須運動公園の中を通り、阿岩橋を渡って住宅地を通り抜けると元加治駅に到着する。今朝の仏子駅の隣駅である。そのまま横浜まで乗り換えなしで帰ることもできるのだが、せっかくここまで来たので、最近話題の武蔵野ミュージアムに立ち寄ってから帰ることにした。
Camera:CANON EOS M6