ハンディGPSを買ってから、外に持ち歩いてトラッキングデータを取ることが習慣となってきた。そしてこの週末も出かけることにした。近場の山を歩こうと思い、以前も歩いたことのある鎌倉の源氏山へ行くことにした。
横浜駅から北鎌倉駅までは乗車時間21分と、通勤時間より短い。列車からホームに降り立ち、改札へ行くまでには、乗ってきた列車が走り去った後の線路の上を歩いて反対側のホームへ行くことになる。駅の敷地が狭いからか景観のためか、普通なら階段を上って反対側ホームへ行くところである。
北鎌倉駅前は、鎌倉見学に訪れる人で多い。駅前の道路を左に進む。歩道は狭く、前を歩く人は牛歩のため、しばらく我慢してゆっくり歩く。踏切の手前を右折すると浄智寺の山門が見えてくる。趣がある場所で写真を撮る人が多い。浄智寺に向かって葛原ガ岡ハイキングコースが続く。浄智寺は拝観料200円、ケチって立ち寄らずに横の通りを素通りする。ひょっとしたらこれまで一度も拝観したことはないような気がする。
歩き始めてからだいぶ経ってから今回は前回と逆のコースで歩くつもりだったことを思い出した。すなわち、長谷駅から歩いて北鎌倉駅まで歩くコースである。しかし、無意識のうちに北鎌倉駅で降りて歩いていた。結局以前と全く同じコースを歩くことになった。
葛原ガ岡の森を抜けると葛原岡神社に出る。そのまままっすぐ進み、左手の道に入っていくと源氏山公園になる。広場には源頼朝の像が鎮座しており、その横では女子中学生らしき6人ほどのグループが弁当を食べていた。源氏山の頂上はトイレの後の階段を上っていく。山頂も小広いが誰もいない。標高は93m、三角点はない。
【案内板は三カ国語】
この交差点を中心に、源氏山公園、銭洗弁財天をそれぞれピストンし、最後に階段を上って裏大仏ハイキングコースを歩く。
【銭洗弁財天】
石窟内に銭洗い場がある。人がひっきりなしにやってきては銭を洗っていく。もちろん万札もお構いなしに洗っている。
源氏山の山頂を降り、来た道を少し戻り、銭洗弁財天へ向かう。急な下り坂の右手に洞窟の入り口があり、それを抜けると銭洗弁財天がある。奥の洞窟で湧き出る銭洗水でお金を洗うとお金が増えると言われている。ここでは人がお金を洗ってる様子を見るだけで、洞窟の入り口に戻り、裏大仏ハイキングコースの方へ向かった。
ハイキングコースを歩いているのは外人も多い。ガイドブックに紹介でもされているのだろうか。しばらく雑木林の森林浴を楽しむ。前方をちょこまか動き回るリスを見つけてすかさず撮影するが、暗いこともありブレた。このリスはタイワンリスで鎌倉中でよく見かける。在来種のシマリスは駆逐されてしまったそうだ。ハイキングコースは車道にでておしまい。
藤沢方面のトンネルは工事中で片側通行となっている。トンネルとは反対側に歩いていくと、左手に鎌倉大仏で有名な高徳院がある。ここは何度も訪れているので素通りし、まっすぐ歩いて江ノ電の長谷駅に向かう。