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神奈川県の山

姫次


MAP280*158
富士が見えるか見えないか
日程 2008年02月02日(土)
山名 姫次
山域 丹沢
入/下山地 青根
メンバー 津田、大山、Chifu、福島


コース(タイム)

青根(8:43)−(12:10)姫次(13:08)−(15:18)青根=いやしの湯=(19:05)横浜

 姫次と言えば、96年に初めてその地を訪れたとき、富士の姿がとても素晴らしく印象に残った。それまで見た富士の景観で最も美しく見えたと言っても過言ではない。それは今でも変わりがない。その姫次へ仲間と訪れることになった。
 橋本駅で仲間と合流し、月夜野方面に向かう。最近はこの方面のバス便が激減し、一日一往復となっている。マイカーでのアプローチが不可避となっている。心配されるのはこの時期の路面凍結であるが、その心配は杞憂に終わった。

馬影の写真 【馬影がみえる】

 橋本駅から月夜野方面に車を走らせていると、目の前の丹沢山塊に馬影が見えてきた。白馬尾根と呼ばれる尾根に馬のような雪の跡が見られるのである。思わず車を止めて写真を撮った。しかしその姿は馬と言うよりはカンガルーだ。
 白馬尾根は地図には載っていないが、雷平から蛭ヶ岳にかけての尾根らしい。いずれ登る機会もあるだろう。


 東野の集落から林道に入る。車で入れるところまで進むつもりだったが、初っぱなから道は狭く、離合は不可能で止められそうなところはなかった。あまり上の方まで行くと雪が深くなりそうで、早く止めたかったが、左手に車が二台止まった場所があり、その横になんとか止められそうだったので、車体をつっこんだ。多少車体が林道に突き出た形になったが、問題ないだろう。

林道駐車スペースの写真 【林道駐車スペース】

 林道にはところどころ駐車スペースがあるが、ここは比較的下の方。これより上の方は路面が凍っている。

 準備を整え出発。林道を歩き始める。道はすぐに凍結状態となり滑りやすくなる。アイゼンはつけずに雪の新しそうなところを選んで歩く。歩いているうちにも後から何台も車が通り抜けていく。自信ありげに走っていくので、駐車スペースには当てがあるのだろう。実際、何カ所か止められそうなところはあった。

登山ポスト 【登山ポスト】

 百葉箱のような登山ポスト。ここが沢コースと尾根コースの分岐となっているが、気づかずにそのまま林道を歩いたので、沢コースを上ることになった。


最後の駐車スペース 【最後の駐車スペース】

 雪も多くなったところで、林道に車止めの柵があった。車はここまで入れるようだ。いったん登山道を歩くが、また林道に出る。


 我々の先を女性ばかり10人ほどのパーティーが歩いていた(もちろんオバサン)。彼女らを抜いたり抜かれたりしながら谷沿いの道を上っていく。彼女らは今夜蛭ヶ岳山荘に泊まるらしい。その後は聞いていないが、たぶん大倉へ降りるのだろう。
 大山さんとChifuさんが先行し、津田さんと自分が少し遅れて避難小屋近くの稜線に到着した。

稜線に到着の写真 【稜線に到着】

 避難小屋近くの稜線には東海自然歩道の案内板とヤマビルの注意事項が書かれている。この時期ヒルはいないが、知っておきたい情報が書かれている。

 姫次ぐに向かって稜線を一直線に歩く。緩やかな上り坂である。途中、先の10数人パーティーが休んでいたところが尾根コースの出合いであった。
 姫次に到着。残念ながら富士山は雲の中に隠れていた。麓の山中湖は湖面が氷結しているようだ。左手には丸い山頂の蛭ヶ岳が見えている。山頂の小屋は建て替えたばかりのはずだ。と思ったが、それはすでに10年も昔のことだった。
 テーブルの上に座り昼食休憩。この日は贅沢にすき焼きを持ってきた。と言ってもスーパーで売ってるアルミホイル鍋の個人用すき焼きセット(378円)である。お湯を入れてコンロで熱するとできあがり。皆、垂涎のまなざしで見ていた。ちょっと申し訳ない。うどんも入れて一人で完食。

photo 192*128 【姫次に救助犬】

 姫次で休んでいると、下山する小屋番が犬を連れて来た。スーちゃんと言うらしい。元気の良い犬で、小屋番を引きずる様に歩いている。以前女の子と救助したことから、救助犬となったらしい。首輪には救助犬と書かれたネームが付いていた。

 姫次に到着したときは周りに数パーティーが休んでいたが、いつの間にか我々だけのパーティーになっていた。時間があれば蛭ヶ岳の鞍部である地蔵平まで行きたいところであったが、時間切れで下山することになった。
姫次を跡にする 【姫次を跡にする】

 残念ながら姫次から富士山を望むことはできなかった。

 今度は間違わずに稜線から尾根コースを下った。登りのコースといったいどこで合流するのだろうと思っていたら、百葉箱のところだった。
 駐車スペースに戻り、青根近くのいやしの湯へ向かった。このあたりに来たときは定番の温泉である。これができるまではやまなみ温泉まで行っていたが、少々遠かったので便利になった。周辺の道には「かけ流し」の幟が立っていて、期待の温泉である。都心に近い割には料金も手頃で、お気に入りの温泉である。(かけ流しとうたっているが、施設の掲示をよく見ると、加水や循環も行っているという。オンセンジャナイジャン。)
 気持ちよくお風呂につかり、橋本駅に到着する頃にはすっかり日も落ち暗くなっていた。3人と別れて渋滞の16号を走り帰宅する。

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温泉情報
いやしの湯★★★★
場所:相模原市津久井町青根844 (TEL:042-787-2288)
泉質:カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉
料金:600円・時間:10:00〜21:00
休館:火曜日(祝日の場合は翌日)
食堂有

Camera:Canon IXY 910is

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