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神奈川県の山

不老山


MAP192*136
 
日程 1996年02月11日(日)
山名 不老山
山域 丹沢
入/下山地 浅瀬
メンバー 単独

コース(タイム)

浅瀬(10:15)−不老山−浅瀬

 前夜は翌日の山行は決めていたものの,何も用意せずに寝てしまった。朝起きると8時。やばい寝坊だ。いそいそと山行の準備に取りかかる。低山とはいえ日帰り登山のフル装備で雨具にスパッツ,アイゼンもパッキング。8時半に車を発進。途中,吉野屋で朝定を食べ,横浜ICへ。案内板には厚木−横浜間が4キロ渋滞で,IC入口ですでに渋滞。どうせ渋滞ならと246号へと向かう。厚木から東名に入り,大井松田で降りる。
 丹沢湖をめざし,棚沢キャンプ場を通過。たしかここも登山口であったが,もう少し先へ進んでみる。永蔵橋を渡りすぐに左折。トンネルを越える。ここは思ったより道が広くきれいである。当初は永蔵橋が登山口だと思っていたが,どうやら車でまだ先まで行けるようで,これでかなりの時間が稼げることになる。
 車は浅瀬まで行くことができ,少ない駐車スペースではあったものの2〜3台分空いていたので難なく駐車完了。登山の準備をしいざ出発。10時15分であった。この日も時計を忘れたので,車で確認したこの時間の次は,下山時刻となる。
 ぽかぽかと昨日よりも暖かく感じられ,Tシャツの上にシャツ一枚で十分である。世附川(ヨヅク)沿いの林道を上流に向かい,10分程度でこの川を渡るべき橋が現れる。ワイヤーでできた吊り橋である。幅は1m,長さは25m,高さは5mくらいだろうか。はっきり言ってこの橋は揺れる。足場も3枚の板が渡しているだけで,2人で同時に渡るのは危険である。といいつつも難なく渡り,薄暗い雑木林の中に突入する。
 このあたりの地質は岩が無く,土ばかりなのでずいぶんと歩きやすい。途中3組ほどのハイカーを追い抜き,明るいところに出た。世附峠である。なんと車はここまで入ってきており,2台止まっていた。日だまりでしばしの休憩。ここからの眺望は天城山,明神ヶ岳など。

吊り橋
【吊り橋】


金太郎
【金太郎】世附峠にて。この山は親切な道標が多い


しゃれた看板
【世附峠のしゃれた看板】見ていておもしろい。


 ほぼ直線の緩斜面をのぼり,日当たりの悪いところは積雪3cmくらい。アイゼンはまったく必要ない。三角点を通過し,左手には丹沢山塊が見られる。山頂と見まがう場所にでるが,そこは金時公園方面との分岐。ここから正面には見事な富士が見られた。写生に励む人や,MTBで通過する若者など賑やかである。
 不老山山頂まではすぐであった。しかし眺望はなく山頂を示す標識のみであるが,風もなく暖かく気持ちがいい。ここで昼食にしてもよかったのだが,先ほどの富士見の場所で食べることにした。山頂では登頂記念の写真を撮って下山。
 先ほどの富士見の場所で食事を済ませ,のんびりと降りていく。世附峠からすこし寄り道をして湯船山方面へ少し歩く。最初のピークの眺めがいいと掲示板に書かれていたからである。この掲示板は,富士見の場所や世附峠にあったもので,不老山のことが丹念に書かれ,その作者は登山道の整備も行っているらしい。なかなか洒落た掲示板で,写真を撮ってきた。焼板にペイントで書いたものであるが,たぶん一年くらいしか持たないと思われる。不老山を訪れる人はこの掲示板をぜひ見て欲しいものだ。
 小高いピークの周りはすっかり伐採されており,眺めがいい。丹沢山塊から富士山,天城山,明神,不老山など360度の展望。連続写真を撮って浅瀬の駐車場まで一気に下っていった。

photo 192*128 【富士の眺望】

 

photo 192*128 【不老山頂上】

 頂上は広いが眺望なし

photo 192*128 【世附峠の看板】

 

パノラマ
【不老山方面のパノラマ】湯船山へ向かう途中のピークから


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