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神奈川県の山

ネクタイ尾根縦走


MAP224*136
大山の尾根歩き、ネクタイはどこへ
日程 2006年03月17日(土)
山名 ネクタイ尾根
山域 丹沢・大山
入/下山地 蓑毛/広沢寺
メンバー 大山、鈴木、Chifu、福島

コース(タイム)

蓑毛(8:41)−(9:50)ヤビツ峠−(10:29)諸戸−(11:15)13号鉄塔(11:30)−(12:38)北尾根−ネクタイ尾根−(13:10)唐沢川(14:24)−唐沢峠−不動尻−(16:33)広沢寺温泉入口

 金曜日になって、急に仲間から山行の誘いがあった。かねてから行きたかった、大山のネクタイ尾根に行くという。一般ルートではなく、なかなか一人では行きづらい場所であったので二もなく参加することにした。ネクタイ尾根というのは、大山北尾根のある場所の木々にたくさんのネクタイが結ばれているという伝説(?)の尾根である。もちろん、ガイドブックや地図にはそのような記載はなく、ネットで検索するとようやくその情報が得られるというものである。
 本厚木駅8:10着の小田急線急行列車を降り、バス停に行くとすでに3人の仲間がバス待ちの行列に並んでいた。皆同じ電車で来るはずだったが、それよりも早く来たようだ。ちょうど蓑毛行きのバスが来て、行列がバスに吸い込まれていく。このバスは本来ヤビツ峠行きだったようだが、峠は凍結のため蓑毛までしか行かない。凍結しているとは思えないのだが、神奈中はずいぶんと慎重だ。
 満員のバスの中では大学生だろうか、小雪が舞う車窓の風景に興奮したのか、別の場所にいるらしい仲間や山小屋に電話をかけまくり、状況を確認している。アイゼンが必要だの、バスが蓑毛までしか行かないので予定の時間がどうのと、興奮度は100%。何もアプローチのバスの中で騒ぎ立てることも無いだろうに。
 蓑毛に到着。バスの外は小雪は舞っているがすぐに溶け、気温もそれほど低くはないので凍結はなさそうである。天気予報も午後から回復することになっている。この登山口は二ヶ月前に来たばかりだが、そのときは快晴でずいぶんと暖かかったものだ。コースも同じように春岳沢に沿った道を登って行く。

photo 192*128 【春岳沢を渡る】

 「全国名水百選 秦野盆地湧水群湧水地」とある。

 300mほど歩き、石灯籠の分岐を道なりに左へ進む。杉林の中を歩き、「全国名水百選」と書かれた指導標がある沢を渡る。ヤビツ峠までは、1時間強かかって到着。バスだと10分程度だろう。ヤビツ峠の駐車場には警察車両が止まっており、遭難救助訓練だろうか、何人もの男たちが山の中へ入っていった。この後、上空にはヘリもやってきて、小一時間ほど上空を旋回していたため、騒々しい山歩きとなる。
 ヤビツ峠からは青山荘方面へ降りる。下り口は駐車場の隅にあり、指導標では「門戸口(札掛)」方面に向かうことになる。左手の上の方には車道があるようで、その車道に沿った谷筋を降りていく。枯れ沢を歩くこと20分ほどで青山荘に突き当たる。引き続き車道を歩く。

photo 192*128 【諸戸から鉄塔へ】

 このあたりは東電の作業道だろうか。左が13号鉄塔、右が12号鉄塔となる。

 諸戸のあたりから大山の尾根に入るのだが、道らしいところは私有地なのか、「立入厳禁」と強く拒んでいる。沢の手前に小さな神社があり、そこから山に入ることができた(そこにも「無用のもの立入禁止」とあった)。沢を左に見ながらしばらく進むと黄色い道標がある。目指す13号鉄塔は道なりの左で、右手の道は大山へ続いている。13号鉄塔までは登山道ではなく、作業道なので道は不明瞭である。しかし急斜面では歩きにくい階段が設置してあるので、一応道だと言うことがわかる。

photo 192*128 【13号鉄塔】

 鉄塔の下で小休止。天気は回復してきて雪は止んでいる。

 13号鉄塔の下で小休止。鉄塔はリフトの付いた立派なものだ。正面には二ノ塔の山並みが見えている。10分ほど休んで、次は大山の北尾根を目指す。ここからは支尾根歩きなので道は明瞭だ。蓑毛で降っていた小雪はすでに止んでいるが、地面にはうっすらと雪が残っている。ここ数日で降った雪だろう。アイゼンは全く不要だ。

photo 192*128 【北尾根を歩く】

 大山山頂には立ち寄らず、北尾根を北へ進む。

 道は大山北尾根に合流する。北尾根自体あまり人が歩く道ではないが、ここからは、トレースが残っている。今回は大山の山頂に立ち寄らずに、山頂とは反対側の北へ進む。しばらく歩くと、何かの標識で113と書かれた印があり、このあたりから南大山沢に下る尾根が、ネクタイ尾根らしい。まわり一帯の木々にネクタイがぶら下がったところがあり、下山口の目印になっている。ところがこの日はどういう訳か、そのネクタイが見つからない。以前来たことのある仲間は、確かにこの辺だという。何者かによって回収されてしまったのだろうか(ネクタイを設置した者自体も何者かではあるが)。しかし、回収し損なったネクタイを一本だけ見つけることができた。

photo 192*128 【ネクタイ発見】

 本来は一面ネクタイだらけであったらしい。誰が何のために設置したのだろうかと言いたいところだが、今では誰が撤去したのだろうと思ってしまう。

 南大山沢に下る尾根はネクタイを回収した代わりだろうか、真新しいピンクのテープがやたらと木にぶら下がっている。地図にない非一般ルートを楽しむ者にとっては、興ざめである。先年10月に家族4人の遭難事故がこの辺で起きているが、その影響だろうか。
photo 192*128 【ネクタイ尾根を下る】

 尾根を一直線に降りていく。道は間違えようもないが、ピンクのテープが奈落の底へ誘う。

 ネクタイ尾根は一本調子で下りが続く。道は迷うような道はなく、ひたすら下る。南大山沢に出る手前で、柵を大きく回り込む。沢は枯れ沢で、このあたりに水気はない。ここで大休止をとる。
 今回、近場の丹沢ということもあり昼食を買ってくるのをすっかり忘れていた。日頃昼はあまり食べないので、あまり大事だとは思わなかった。それでも行動食は多少持ってきていたので、それらを食べて胃を満たした。見かねた仲間からもチーズやパンを恵んでもらった。

photo 192*128 【南大山沢に到着】

 沢と言っても水はない。人の気配も無く、静かな場所である。

 小一時間南大山沢で昼食休憩し、広沢寺方面へ降りることになった。唐沢峠までは、若干の登りだが、後は下りだけである。唐沢峠には新しい柵ができており、峠から南大山沢方面は立入禁止になっていた。これも先日の遭難騒ぎの影響だろうか、大山から唐沢峠経由で不動尻方面へ下る者が間違わないようにとの措置かもしれない。

photo 192*128 【ミツマタの花】

 不動尻では黄色のミツマタの花が一面に咲いていた。他にもアブラチャン、キブシ、フサザクラなど目を楽しませてくれる。

 不動尻までは真新しい道標がいくつもある。三峰山方面からの道と合流し、谷太郎川に沿った道になる。照明のない真っ暗な鐘ヶ岳トンネル(山神隧道)を通り抜け、車止めを通過する。この車止めは通年で閉じているようだ。トンネルの先にある駐車場が用をなすことはないようだ。車止めの先には、有名な名水のわき出し口があり、この日もわざわざ水をくみに車で来る人がいた。我々もとりあえず、空いた水筒に水を汲み入れた。これでカップ麺でも食べればうまいだろうか。
posi 144*96 posi 144*96 posi 144*96
 【なぜかヤカン】
 【山神隧道】
 【大山名水】
 車道を歩いて広沢寺に至る。広沢寺温泉にはバス停があるものの、日に何本もバスはないので、県道にある広沢寺温泉入り口のバス停までさらに歩く。広沢寺温泉入り口のバス停では5分ほどの待ち合わせで本厚木駅行きのバスに乗る。

Camera:Panasonic DMC-FX9

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