| |||||||||
福岡県の山古処山 |
大晦日はいつも久住の山中で過ごしていたものだが,今年は久しぶりに実家でのんびりすることになった。元旦は初詣を兼ね,福岡市西区の叶岳(341M)にほろ酔い気分で登り,山頂の叶神社で参拝。快晴の空は見通しが良く,展望台からは市内や博多湾が一望できる。学生時代にはなかった福岡ドームやシーホークがやけに目立っていた。 そして翌2日,以前から訪れたいと思っていた古処山へ行くことにした。そこは大学の先輩からいい山だと聞かされていたからであった。今思えば何がいいのかは覚えていないけれども,きっと紅葉がよかったのだろう。古処山には天然記念物のツゲの原生林がある。今回は紅葉の季節ではないが,九州を訪れる機会は滅多にないのでこの際行くことにした。 古処山は福岡県南東部の甘木市にある。登山口へは福岡市内の実家からは車でおよそ1時間。太宰府を経由し国道386号から322号へ。秋月キャンプ場の駐車場に車を止めて,コンクリートで整備された沢沿いの登山道を登る。原生林の渓谷は,秋に訪れるとすばらしい紅葉であると思われる。この時期でもその面影は少々残っている。20分ほどで古処林道の駐車場にでる。ここがほぼ中間地点。ここからだと30分ほどで山頂である。8合目の水場で水を飲み,一気に山頂へ。 山頂(859M)には白山神社の祠があり,登頂を果たした人々が参拝している。祠の近くに巨岩がありその上によじ登ると,展望が広がる。白煙を噴出する久住連峰,豊後富士こと由布岳,英彦山や背振の山々,福岡の水瓶である江川ダム,筑豊や筑後の町などのパノラマが広がる。 しばし眺望を楽しんだあと,下山をする。車でなければ小石原の方へ縦走するのも良さそうである。 帰りは田川の祖父母の家へ向かうため,322号の八丁越の峠を越えようとしたが,路面が凍結して危険なため急遽Uターンし,冷水道路経由とした。 |
| |
ホームに戻る |