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高草山-静岡県の山
高草山-静岡県の山
駿河国から富士見縦走
駿河国から富士見縦走
【朝鮮岩からの富士】
○山行情報 | ||||
日程 | 2021年1月30日(土) | |||
山名(山域) | 高草山・満観峰(関東) | |||
入/下山地 | 林叟院/安倍川駅 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 5時間0分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
12.3km | 1,194m | 1,212m | ---歩 |
○コース(タイム)
林叟院(07:23)-(08:27)高草山-鞍掛峠-(09:38)満観峰(10:04)-丸子富士-(11:25)朝鮮岩-(12:21)安倍川駅
《山概略》
高草山は静岡県焼津市と藤枝市の境にある標高501mの山。稜線を北上すると静岡市との境にある満観峰、朝鮮岩まで縦走することができる。いずれのピークも眺めがよく、市街を一望することができる。休日には地元の市民でにぎわい、夜景のスポットとしても人気があるようだ。
《アプローチ編》
横浜の自宅を4:50に出発、まだ真っ暗である。東名高速をひた走り、焼津ICで降りる。途中コンビニに立ち寄ってから、登山口の林叟院(りんそういん)を目指す。林叟院はカーナビに出てこないので場所が不安だったが、無事駐車場に到着。駐車場は登山者も利用可能で、トイレもあり、高草山のハイキングマップの案内板もある。車内で朝食を食べてから出発する。
《高草山へ》
駐車場は林叟院の手前200mほどにあるのだが、林叟院には向かわずに、駐車場の横にある墓地の左を回り込んで進む。道の踏み跡に沿って進むと、墓地を見下ろす場所に出る。駐車場も一望できる。40台近く駐められる駐車場だが数台しか駐まっていない。下山後に戻ったときも同様だった。
道の山側には石垣が続いている。やがて林道に出るが、道の反対側には山道が続いている。それを何度か繰り返す。林道に出るところでは、街側の展望が開け、駿河湾も見えて眺めが良い。山の中腹には笛吹段公園がある。
頂上まで255mという道標のあたりは特に眺めが良く、ベンチに座ってそれを堪能できる。そこから先は樹林帯に入り眺望は無くなる。満観峰との分岐があるが、まずは高草山のピークの方へ進む。ひと登りすると高草山の山頂(502.9m)である。ここは東峰と呼ばれ、アンテナ施設があるためかフェンスに囲まれている。角の方に高草山大権現の祠があり、登山者の何人かはここでお参りをしていた。
高草山の西峰には三角点が有り、東峰からは少し離れた場所にある。山頂奥の舗装道を歩き、登り返したところに三角点(501m)がある。東峰より低い位置にある。この三角点の回りにはラバウルやらソロモンやら先の大戦の慰霊碑や祈念碑が立ち並ぶ。
東峰に戻ると、祠の先に富士山の見える展望台があることに気づいた。愛鷹山や日本平もよく見えて、ベンチがあるので休憩には最適な場所だ。富士の眺望は、これから北東方面へ縦走するのでまだまだ期待できそうだ。先ほどの満観峰分岐まで下り、縦走路を進む。尾根道は樹林に覆われしばらく眺望は無い。一度舗装道を横切る峠に出る。特に名前は無いようだ。その峠の少し先の左手には茶畑がある。静岡らしさを感じさせる場所である。
頂上まで1kmの道標を通り過ぎ、落石注意地帯を足早に通り抜ける。右手に海の眺望が見えてしばらくすると広場に出るが、そこが満観峰の頂上だった。広場の真ん中に鎮守の森のように木が密集し、その中に祠がある。標高は470mだが、三角点は無いようだ。
満観峰には多くのハイカーが集まって休憩している。ざっと数十人はいそうだ。広場にあずま屋やベンチがあるので、休憩するには困らない。案内板によると、満観峰を中心に多くのハイキングコースが有り、東海自然歩道のバイパスコースも横断しているようだ。今回歩くコースは点でしか交わってないが。
満観峰からの眺望は、富士山だけでは無く、南アルプスも見えている。笊ヶ岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳も白く雪をかぶった姿を見せている。 満観峰で20分ほど滞在し、朝鮮岩・丸子と書かれた方面へ進む。またしばらく眺望の無い樹林帯の縦走路が続く。しばらく下り道だが、丸小富士に向かって登りに転じる。巻き道もあるようだが敢えて登ってみた。しかし、なかなかの急登で、富士の名がつくだけのことはある。やっとこさ登り切ると、眺望の無い丸子富士の山頂(450m)に到着する。三角点が草むらの中に顔を出していた。
丸子富士から朝鮮岩に向かう。途中、紅葉台というところを通過し、右手に駿河湾の眺望がチラリと見える。海がキラキラと光り、一隻のタンカーが浮かんでいる。左手に朽ちた小屋が現れ、その先に茶畑がある。そして、小高い朝鮮岩に到着する。狭い岩の上で、眺望は抜群である。安倍川の先に静岡のビル群があり、その奥に富士山が見えている。雪の付き方も最も富士山らしい冠雪である。
朝鮮岩からの絶景を堪能し、小野寺の方へ降りていく。竹林を抜けて林道に出ると道が分かれるが、どちらを通っても同じようだ。谷間の堰堤の前にある祠を通り過ぎ、やがて集落に出る。丸子川に沿った道を進み、水門のところで左に曲がる。住宅地の細い道をくねくねと曲がりながら進むと新幹線の高架があり、それをくぐると東海道本線の線路が見える。安倍川駅は右手にある。
安倍川駅から浜松方面に行く電車はすぐに来たが、下車した焼津駅から林叟院方面に行くバスは本数が少なく1時間近く待つことになった。
○今夜のお宿 | |
ホテルルートイン焼津インター★★★ | |
場所:静岡県焼津市八楠1丁目27−7 (TEL:054-671-0001) | |
泉質:ラジウム人工温泉 | |
料金:4,550円(JAF割引) |
Camera:CANON EOS 90D