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富幕山-静岡県の山 富幕山-静岡県の山 コース終盤に浜名湖の眺望 コース終盤に浜名湖の眺望 【金山付近で浜名湖を望む】
コース(タイム)風越峠(08:30)-(10:42)富幕山(11:37)-瓶割峠-(14:47)金山-(15:57)宇利峠
《山概略》
《富幕山へ》 風越峠の駐車スペースから道を挟んで反対側に登山口がある。奥浜名自然歩道の細江コース入口と書かれた標識がある。そしてその入口は虎ロープで仕切られ、立入禁止となっている。いきなりの仕打ちである。しかしながら、ネットの山行記録によると、歩行困難は最初だけで、そこを突破すれば普通の道になることは分かっていたので、あえて前進した。 立入禁止の理由は、先の台風の影響で倒木があるからなのだが、それが半端ない倒木で、登山道も分からないほどの密集した倒木なのである。潜ったり乗り越えたりしながら、その倒木群を時間をかけて突破した。
倒木区間は200mほどで、数十年を超える樹齢の植林が根こそぎ倒れている。被害があるのは局所的だったので、やがて普通の自然歩道を歩くことができた。道には道標が充実し富幕山に向かって進む。 道なりに進むとベンチがある小ピークがあり、通過する。登り始めから終始樹林帯で眺望はしばらく無い。小ピークからの登り返しで林道に出るが、来た道が入られないようにロープが張られている。ここから風越峠までが、倒木による通行禁止区間だろうが、向こうから来た人がここで通行禁止となっても困るはずだ。 林道左手に登り口が続き、つづらの急坂を登る。道が緩やかになると正面に電波塔が見えてくる。その電波塔に向かっていくと再び林道を横切り、その先に富幕山の山頂(563.2m)がある。山頂には展望台があり、下が休憩所となっている。展望台の上からは浜名湖を見渡すことができるが、雲が多く見えにくい。しかも目の前に電線があり、せっかくの眺望を損なっている。
展望台の下のベンチで食事休憩する。壁の温度計を見るとちょうど0度を示していた。そこで小一時間滞在する。その間にも何人かのハイカーがやってくる。富幕山は奥浜名自然歩道の要所となっており、細江コースの他に只木コースや奥山コースなどの起点となっている。 《宇利峠へ》 富幕山からは奥浜名自然歩道では無い西の稜線を進む。この稜線が弓張山地の主稜線となる。少し歩くと一等三角点がある。只の三角点では無く、一等点本点ということだ。点名は富巻山。 しばらく雑木林の緩やかな道を歩く。鹿がかじった跡が残る幹を見、植林の伐採で見通しが良くなったパノラマ台に至る。南アルプスが見えるようだが、あいにく曇って見えない。
正面に金山が見えてきて道は下りとなる。扇山林道に下ると、そこが瓶割峠である。幡教寺遺跡が近くにあるようだ。林道から峠の県道で出るが、そこから先の道が分からない。県道を愛知県方面にしばらく歩いたが、山道が見当たらない。急遽スマホでヤマレコの参考記録を検索して見ると、GPSデータは採石場の中を通っているようだ。採石場への入口はあるが休みのため閉まっている。しかし門の脇からは入れるスペースがあるので、そこから侵入した。中に人がいれば声をかけようかと思ったが、誰もいないようだ。見当を付けて場内を歩いて行くと、奥の方に林道が続き、金山への指導標を見つけたのでその道を進んだ。 広めの林道は金山を右に回り込むように続いている。本来の稜線は採石により削られているので道が無くなっているのだ。しばらく進むと左手に金山への登り口がある。尾根を一気に登っていくと、稜線に突き当たり、右に行くと金山の山頂(423.6m)となる。山頂は樹林帯で、道の真ん中に三角点がある。右手に反射板を囲ったフェンスがあり、そこまで行くと下界が見える。その奥の山は本宮山だろう。
金山山頂から更に奥へと進む。静かな稜線を落ち葉を踏みながら進むと、黄色い土の開けた場所に出る。そこに指導標があり、左が雨生山、右が宇利峠となっている。もちろん我々は雨生山に行きたかったので、左の方へ進んだ。しばらく進むと下りが続き、どうも道がおかしい。指導標にダマされてしまったようだ。来た道を戻るのも面倒なので、そのまま下った。右手には恨めしい雨生山のピークが見えている。道は林道に突き当たり、林道の右手を道なりに進んでいくと車を駐めた宇利峠に到着する。
宇利峠から風越峠の車を回収し、下山後の温泉は、本宮山麓の本宮の湯に入った。年末のこの時期の温泉は、特に混む日であるが仕方がない。温泉で温まり、館内の食堂で穂の国定食を頂いた。そして、豊川の仲間の家で忘年会。翌早朝出発し、次の目的地である奈良の三峰山へと向かった。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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