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日本百名山

八ヶ岳


 【山 名】硫黄岳
 【山 域】八ヶ岳
 【日 程】1998年1月2日〜4日
 【天 気】晴れ/雪
 【入山地】美濃戸口
 【交 通】JR・車

 正月早々の初山は八ヶ岳となった。山仲間の集まりで、赤岳鉱泉のテン場で鍋をやることになっていた。もちろん天気が良ければピークに立つ予定になっている。本格的な冬山は今回初めてで、新たに揃えた装備は10本爪のアイゼン。それにピッケル、ゴーグルなどを加え今回の山行に臨んだ。
1月2日
 八王子からあずさに乗り込むが、車内は帰省客であろうか、かなり混んでいた。座るのはあきらめデッキで到着までの時間を過ごすことにした。
 甲府からはMさんの車で美濃戸口へ。八ヶ岳山荘で昼食を取り、登山届けもここで記入。再び車に乗り込み、林道を赤岳山荘の駐車場まで進んだ。
 赤岳山荘の駐車スペースに車を乗り付けて外に出た。風が無く、日が差しているので暖かい。すでに止まっている車に降り積もった雪が解けつつあるのがわかる。11:53、赤岳鉱泉にむけて出発。

【小松山荘の駐車スペースより】




 赤岳鉱泉まではそれほど高低差があるわけではないので、アイゼンは着けなかった。
 14:53、赤岳鉱泉到着
 テン場は多くのテントが張られていたが、これから下山する者も多い。風の影響の少なそうな林の手前にテント設営。夕食の後、早々に就寝。
1月3日
 7:16、出発
 翌日は、硫黄岳を目指した。トレースがしっかりあるので、ラッセルはおろか道に迷う心配は微塵もない。
 9:00、硫黄岳到着
 快晴の元、山頂からは360度の絶景が望めた。


【北岳主峰赤岳】

右から、南アルプス、阿弥陀岳、権現岳、赤岳


【山頂筆者記念撮影】

 山頂からは遮るものがなく、すこぶる眺望がよい。
 風が強く、山頂には雪が積もらない。


【赤岳鉱泉】




 10:30、赤岳鉱泉到着
 早々とテン場に帰ってきたので、のんびりと後発隊の到着を待つことにする。気温は低いが、日差しが強いので、テントの入り口を全開にしていてもぽかぽかと気持ちがよい。
 その夜は、テントの中で21時まで7人で鍋を囲んで歓談した。

1月4日
 朝起きると、先日までの好天とは裏腹にこんこんと雪が降っている。これでは登頂は中止だろうと思い、帰りの支度を始めた。テントを残し全てパッキングが終わったところで、小屋に泊まった仲間がやってきた。どうやら登るらしい。急遽登るスタイルに変更し、地蔵尾根に向かった。



【硫黄岳山頂より蓼科方面】
右端に蓼科山、中央の台地状が美ヶ原、その後方に北アルプスが望める



【赤岳鉱泉からの横岳西壁】

目の前に大同心、小同心の岩峰が望める



【硫黄岳山頂からのパノラマ】

360度の大パノラマ


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