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岩殿山-山梨県の山
岩殿山-山梨県の山
桜を求めて山梨へ
桜を求めて山梨へ
【丸山からの富士と桜】
○山行情報 | ||||
日程 | 2023年4月1日(土) | |||
山名(山域) | 岩殿山(大月周辺) | |||
入/下山地 | 大月駅 | |||
メンバー | 塚田、福島 | |||
行動時間 | 2時間7分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
3.4km | 170m | 170m | ---歩 |
○コース(タイム)
大月駅(08:32)-(08:55)丸山-岩殿山ふれあいの館-(10:36)大月駅
《山概略》
岩殿山は大月市にある標高634mの山で、山梨百名山のひとつ。16世紀に小山田氏によって岩殿城が築かれたが、現在はその面影はなく、丸山に天守を模した資料館が建っている。小山田一族は小田勢に攻められ、逃げる途中に足手まといとなった赤子を崖下に落としたという、稚児落としという断崖絶壁がある。
《アプローチ編》
岩殿山へは桜の季節に行くに限る。山腹には多くの桜が植えられ、開花に合わせて大月市のさくら祭りが開催されるのである。ところが2023年のさくら祭りは中止となっていた。祭りはなくとも桜は普通に咲くのだろうから、週末の土曜日に岩殿山へと向かった。ところが大月駅へ降り立ってから、岩殿山が通行止めで山頂まで行くことができないことが発覚するのである。ネットではさくら祭りが中止であることは容易にわかったが、通行止めであることはわからなかった。
さくら祭りの中止と通行止めに因果関係があるのかはわからないが、中腹のふれあいの館までは行くことができるようなので、そこまで行くことにした。
《岩殿山へ》
大月駅では多くの登山姿の乗客が電車を降りたが、その全てが岩殿山へ行くわけではないようだ。どこの山へ行くのだろうか。この周囲の山はだいたい登っているが、大月駅から登る山は岩殿山以外に行ったことがない。
駅前で写真仲間と合流し、岩殿山へ向かった。今回は登山というより桜の撮影だ。駅前を左に進むと、東横インの背の高い建物が見えてくる。以前来たときはなかったホテルだ。高い建物のない駅周辺ではひときわ目立つ建物だ。線路を渡り、大月合同庁舎の前を通る。交差点を左に曲がり、桂川の渓谷に架かる高月橋を渡る。橋から川面を見下ろすとけっこうな高さがあり、迫力がある。
歩道を山側に移り、緩やかに上っていくと、岩殿山登山口の道標がある。強瀬登山口というらしく、入り口には通行止めの案内が書かれている。ふれあいの館から先は通れないようだが、ふれあいの館へは行かずに、車道をそのまま上り回り込んでいけば、山頂へ通れる道はあるようだ。しかし、山頂よりふれあいの館周辺の桜は捨てがたいので山頂は諦める。
舗装された急坂を上っていくと、さっそく富士山が見えてくる。多少雲がかかっているがよく見える方だ。桜の木も増え、桜をバックに写真を撮る。撮影しながら上っていくと、早くもふれあい館のに到着する。かつての岩殿城を模した作りになっているらしい。館の前に丸山という高台があり、そこからの眺めが絶景である。周りは桜が咲き誇り、正面に富士山である。
ふれあい館の横にある登り口が通行止めなので、今日はここまで。一通り写真を撮り終え、ふれあい館に入ることにする。館内は白旗史郎の富士山の写真が展示されているので、それらを鑑賞する。大月市に生まれ、山岳写真家と知られる白旗史郎はコロナ禍直前の2019年11月に亡くなっている。
岩殿山を下山して大月駅までいったん戻るが、まだ歩き足りないので、猿橋駅まで電車で移動し、そこから桂川沿いにある猿橋公園を訪れ、そこの桜も楽しむ。多くの桜が満開だが、6月のあじさい祭りの方が有名な公園だ。公園を通り抜け、日本三奇橋である猿橋まで足を伸ばし、猿橋駅に戻った。
Camera:CANON EOS 6D Mark II