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浮嶽・十坊山-福岡県の山

浮嶽・十坊山-福岡県の山

背振山地の西の端を縦走

背振山地の西の端を縦走

【十坊山山頂】

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山行情報
日程 2020年2月10日(月)
山名(山域) 二丈岳・女岳・浮嶽・十坊山(福岡
入/下山地 筑前深江駅/まむしの湯
メンバー 単独行
行動時間 7時間30分
歩行
距離
登り
下り
歩数
18.5km 1,781m 1,767m 31,345歩
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コース(タイム)

筑前深江駅(07:26)-(09:07)二丈岳-(10:31)女岳-(11:50)浮嶽-(13:36)十坊山-(14:55)まむしの湯

 《山概略》
 福岡県と佐賀県の県境にある脊振山地は東西50kmに及ぶ。最高峰は脊振山の1,055mで、福岡市と佐賀県神埼市である。今回登るのはそこではなく、その脊振山から約25km西にある、脊振山系の西の端である。主なピークは女岳(748m)、浮嶽(805m)、十坊山(とんぼやま・535m)である。縦走するので車で行くのは困難である。駅から登って駅へ下れるコースである。

 《アプローチ編》
 福岡の実家に帰省中の山歩きである。朝早く実家を出てバスに乗り、福岡市営地下鉄に乗り替える。電車は唐津方面に進み、福岡の中心地から遠くなるにつれ乗客は少なくなる。しかし、姪浜駅で筑肥線に乗り換えると、乗客は徐々に増えてくる。ほとんど乗客が下りない筑前深江駅で下車し、そこからのスタートとなる。


正面に二丈岳
【正面に二丈岳】
   林道を何度か横切る
【林道を何度か横切る】

 《二丈岳へ》
 筑前深江駅の駅舎は2018年に供用が開始された、まだ新しい駅舎である。北口から駅を出て、単線の線路を渡る。住宅地を南の方に進むと、目の前に山なみが見えてくる。今日最初に登る二丈岳だろうか、その山に向かって進む。住宅地には道案内の標識は一切ないので、最新版の山と高原地図の「福岡の山々」が頼りとなる。
 バイパスの下をくぐり、温泉スタンドの前を通ると周りには緑が増え、道は林道となる。一本道の林道は意外と長く、登山口があるのか心配となってくる。見晴らしの良い場所からは、先ほど通った街が見下ろせる。
 国土地理院の地図では尾根に登山道があるように書かれているが、廃道となったのかそこには道らしきものがなく、林道を歩き続けた。しばらく林道を歩いてようやく左手に二丈岳登山口と書かれた道標があり、登山道が現れる。薄暗い植林の中を登って行き、二度林道を横切る。周辺には大きな丸い岩が転がっている。一貫山との分岐を通過して尾根を進むと空が広がってくる。一段と大きな丸い岩があり、この辺りが山頂だろうか。岩の上に登ると眺めがよく、玄界灘が見える。しかし、曇り空で遠くは霞んでいる。岩を降りて、奥へと進むと二丈岳山頂(711.3m)と書かれた標識がある。その下には何やら木箱が置かれていて、開けてみると木札がごっそり入っている。登頂記念にもらって良いようだ。ありがたく一ついただいた。

二丈岳山頂の岩の上
【二丈岳山頂の岩の上】
   女岳を目指す
【女岳を目指す】

 二丈岳山頂は広くなっているが、かつては二條城があったようだ。野面積みの石垣がところどころで残っている。また、この二丈岳は背振の稜線ではなく、その前衛の山に過ぎない。いったん下って登り返したところが脊振山嶺となる。
 二丈岳を下ると分岐に突き当たる。左のキャンプ場と書かれた方へ進む。林道を道なりに進むと、コテージのある真名子のキャンプ場がある。しかし周囲に人の気配は全くない。この辺りで道が分からなくなる。山道と思っても藪に阻まれたりし、キャンプ場周辺の道をうろうろしているうちに、ようやく車道を下って左の橋を渡ればいいことが分かる。つばき橋を渡ると女岳への指導標があり一安心。

うっすら雪の女岳山頂
【うっすら雪の女岳山頂】
   まさかあの山が次の浮嶽?
【まさかあの山が次の浮嶽?】

 《浮嶽へ》
 植林の直登を登り、いちど林道を横切り、山頂が近くなると、また丸い岩が周りに出現する。足元がうっすらと雪で白くなり、やがて女岳山頂(748m)に到着する。福岡と佐賀の県境の山の一つだ。ここでしばらく休憩する。
 女岳山頂から荒谷峠へ下り、車道を歩いて浮岳方面に進む。この辺りの道には浮岳の指導標があるので安心感がある。左手に三角錐の山が見えている。まさかあれが浮嶽かと思ったが、そのまさかだった。三角錐で見るからに急登の山である。浮岳は別名として筑紫富士とも呼ばれているそうだ。

急坂を登る
【急坂を登る】
   浮嶽山頂
【浮岳山頂】

 道は舗装道から右手の山道に入る。さっそく急登が始まり、赤い鳥居をくぐる。急登を登りきると神社が現れる。浮嶽神社の上宮で、地図にはなぜか加茂神社と書かれている。浮嶽神社は奈良時代に聖武天皇の勅願によりインドからの渡来僧によって創建されている。
 神社の裏手には二等三角点(805.1m)があり、ここが浮岳山頂だ。この日のコースの最高地点である。山頂の標識は三角点とは少し離れた場所にあり、ここにも木札の小箱が置かれていた。山頂の岩に腰掛け、小腹を満たしてから再出発する。次に目指すのは十坊山である。
 《十坊山へ》
 浮岳から尾根に沿って一気に降りていく。雑木林から杉の植林と変わり、左手にはゴルフ場があるらしく、フェンスに沿った道となる。白木峠(369.5m)に降りると県道が横切っている。道を渡って反対側の登山口には登山ポストがある。中をのぞくと、まむしの湯の割引券が入っていた。下山後に立ち寄るところだったので渡りに船である。ありがたく頂いた。

白木峠からの登り
【白木峠からの登り】
   十坊山山頂の坊主岩の上に立つ
【十坊山山頂の坊主岩の上に立つ】

 白木峠からの登り返しはこの日の縦走最後の登りとなる。自然林のなかを30分ほど登って行くと、例によって岩が点々と現れ、やがて山頂の大きな丸い岩が見えてくる。真ん中で割れて口を開いているようだ。
 十坊山山頂(535.2m)には、3人の子連れが来ていた。地元にとっては散歩程度の山なのだろう。子供は山頂広場にある坊主岩と書かれた岩の上に登っている。その子が下りてから自分も岩の上に登ってみる。上からクサリが伸びているので、それを頼りに登ると簡単に上まで上がることができる。岩の上からは360度の展望だ。曇りで靄が多いのが残念だ。十坊山の山頂にも木箱が置いてあった。

中村登山口方面へ
【中村登山口方面へ】
   集落に降りる
【集落に降りる】

 下山は北尾根の二丈吉井方面へ降りていく。鹿家との分岐を直進し、中村登山口と書かれた方へ進む。切通のようなところを通過すると、舗装道に出る。道なりに降りていくと集落に出て、正面には二丈岳だろうか、山なみが見える。集落からはgoogle mapを頼りに進み、まむしの湯に到着する。
 まむしの湯では駅までの送迎(無料)を行っているので、入浴後は福吉駅まで送ってくれた。ありがたや。ちなみにまむしの湯は温泉の指定は得られてないが、その昔弘法大師様が掘り当てた?昔からある由緒ある湯である。

付近の山 雷山(2009.09.21)、井原山(2011.08.09)、鎮山(2019.11.22)、立石山(2005.05.01)、天山(2007.05.01)

立ち寄り湯情報
 
まむしの湯★★★
場所:福岡県糸島市二丈吉井2380-1(TEL:092-329-3003)
泉質:非温泉
料金:670円・時間:10:00~22:00
休館:-
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D Mark II

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