トップ | 日本四百名山 | 東海自然歩道 | 神奈川県の山 | 東京都の山

野山放浪GWの旅2005

[2005年GW山行特集][寂地山][立石山][雲仙岳][多良岳][香春岳][金剛山]

2005年のゴールデンウィークは車で福岡へ帰省


 2005年のGWは10連休。5年ぶりに車で福岡の実家まで帰ることにした。帰る途中、かねてから行きたかった山口県の寂地山と、長崎県の雲仙岳には行くつもりであった。

【4月29日】
4:24  横浜の自宅を出発。今回は、ETCの割引を効果的に使うため、乗り降りのインタチェンジ(IC)や時間帯を考慮した行動となる。まずは、自宅の最寄りの横浜町田ICではなく、厚木ICから高速に乗る。
06:00  富士IC(\1,200)を出る。ETC早朝夜間割引(5割引)が適用されたはず。国道1号の富士由比バイパスは高速並に快適に走行できた。静清バイパスも渋滞が心配されたが、順調に走行。
 有料の藤枝バイパスの入口を回避しようと一般道に降りたものの、標識をよく見ると「有料道路」の部分がマスキングしてあった。ひょとして無料になったのかと、車をUターンさせるとどうやらそのようだ。無料ならば利用しない手はない。この後、掛川バイパス、磐田バイパス、浜名バイパスと軒並み無料化されていた。静岡県に感謝。いずれもほとんど渋滞もなく順調に走行。
 豊橋市に入って1号線の岡崎市に向けてついに渋滞しだした。東名高速の下りも渋滞しているようだ。博覧会の影響だろうか。
08:49  豊橋二川のコンビニでトイレ休憩をかねて、買い物(\252)。
名古屋の中心部を通らないために、豊明ICから、伊勢湾岸道を通る。名古屋南第一ICを経由し、湾岸長島のPAで小休止。PAの敷地は広く、芝生の広場がある。展望台まで歩いていって周りを眺めたが、これといった風景はなく、遊園地の橋脚が見えた。
11:42  みえ川越IC(\1,350)で降りてから、国道23号を南下、亀山バイパスから、高速並みにとばせる名阪国道を走る。
13:48  天理IC(\400)を通過。ここから料金所のオンパレード。14:07、柏原本線(\400)。14:14、大和川(\665)。14:36、芦屋(\475)。14:54、須磨(\200)。15:09、明石西(\100)。ETCなのであまり料金を意識していなかったが、大阪を素通りするために計\2240かかっていた。半端な料金はETC割引だろうか。
15:51  大手門駐車場入庫。名古屋あたりから、もし時間があれば兵庫の姫路城を見学するつもりであった。16時前に姫路に入ることができたので、姫路城近くの駐車場に車を止め、城まで歩いた。
 姫路城は、国宝かつ世界文化遺産。江戸時代初期に造営された最も完成された城郭建築で、建築当時のまま残る唯一の城だそうだ。
 天守閣(\500)は16時で入城終了らしく、5分ほど遅れたがこの日最後の入場者として何とか入城できた。入場は打ち止めになっても、中には多くの観光客がまだ残っており、家族やカップルが順路に従ってゆっくり歩いている。こちらもあまり急ぐ必要はなさそうだ。彼らの言葉は、語尾に”で”が付くのが特徴で、関東の言葉とは違う。地方に来たという実感が湧いてくる。
17:15  大手門駐車場出(\500)
17:57  揖保川町山津屋で給油(\6,170)ここまで623km(12.4km/L)
 備前ICから高速に乗る。吉備SAで休憩し、夕食のそば(\550)飲料(\120)を補給。19:15、吉備SA出発
19:41 笠岡IC(\1,150)で高速を降りる。ETCの通勤割引(5割引)が適用されたはず。しばらく国道2号線を走る。
20:52  広島県に入り、三原市古浜町のコンビニで翌日の食料を調達(\865)。河内ICから再び山陽道に乗り、広島JCから中国道へ向かう。そして寂地山に一番近い筒賀PAで一夜を過ごすことにした。このPAはトイレしかない小さなところだが、あまり車の出入りも少ないので、うるさくなくて良い。

【4月30日】
05:20  吉和IC(\1,850)で降りる。ETCの深夜割引(3割引)が適用されたはず。国道186号を南西に進み、松の木峠を越えて、寂地峡を目指す。「名水百選・日本の滝百選 寂地峡」と書かれた看板に従い、集落を抜けると寂地峡の駐車場に出る。ここから寂地山に登ることもできるが、林道がまだ上の方まで続いているので、楽をするために林道に車を乗り入れる。林道は途中から悪路になる。
05:55 登山口着。林道を登り切ったところは少し広くなっていて、10台ほどの車が止まれそうだ。すでに2台が来ていて、登山準備中だ。
▲寂地山登山
09:56 錦グリーンパレス 温泉(\400)。
 国道434号を沿いの雙津峡温泉に立ち寄った。10時前であったが、フロントに訪ねるともう入っても良いとのことだった。入浴客は誰もいなかった。一人で快適な温泉を満喫した。
・露天無し、泡風呂と普通の風呂の2つ、シャンプー有り、貴重品ロッカーは、100円が戻る
 温泉を出て、一般道で下関へ向かう。下関に入り、長府観光会館に車を停めて情報収集。まずは会館の二階の食堂でふく天丼(\1,000)を食べた。期間限定のメニューだそうだが値段の割にはボリュームがあった。

【ふく天丼】

【高杉晋作の像】
 下関の長府は歴史が古い。西暦193年に仲哀天皇、神功天皇がこの地に豊浦の宮を置き、西国平定したと伝えられ、その後、国府や国分寺、「和同開珎」の鋳銭所も設けられている。そして、長府藩の城下町として今でもそのたたずまいを残している。
 長府観光会館から壇具川に沿って北の方へ歩いていくと、長府博物館や、高杉晋作の像、毛利藩主の墓所、国宝仏殿がある。期待していた長府博物館はあろう事か休館日であった。GWまっただ中の土曜日に何事かと思ったら、前日が祝日だったため、その振り替え休日だったようだ。残念。
 長府博物館の周りには、毛利藩主墓所、国宝仏殿、高杉晋作回天義挙の銅像がある。それらを見学し、車を置いてある長府観光会館へ戻った。
 下関ICから高速に乗る。九州上陸のためには海を渡らなければならず、高速の関門大橋か、有料一般国道の関門トンネルを使う必要がある。この日は天気も良いので橋を渡ることにした。
15:20 壇ノ浦PAで休憩。いよいよ本州の最西端に到着。関門海峡を渡ると九州になる。
16:10  鞍手PA発、古賀SAで時間調整。
17:06 福岡本線(\1,200)で料金所を通過するが、都市高速(\600)と直結しており、市内通過がスムーズになった。福岡本線料金は、ETCの通勤割引(5割引)が適用されているはず。  市内の混雑をよそに、都市高速は快適に通行できる。以前は百道ICで終わりだったが、更に西の方へ伸びていた。
17:40  実家に到着

【5月1日】
10:10  未明より福岡市では大雨が降り続き、朝には大雨洪水警報が出ていた。まだ暗いうちから起きたものの、予定していた雲仙行きは中止にした。しかし、9時過ぎには警報も解除され、雨もやんできた。近場の山なら良かろうと、芥屋の立石山へ行くことにした。

▲立石山登山
12:51  福岡市西区福重で給油(\5,686)ここまで650.4km(13.1km/L)、累積1274.2km
 いったん実家に帰り、天神の大型書店へ金剛山のマップを買いに行った。新しくできた地下鉄七隈線に乗るのもその目的である。七隈線は大江戸線(乗ったこと無い)と同様、狭いトンネルと車両でコストを安くしている。ラッシュ時にどれほど混むか分からないがけっこう窮屈そうである。
バス(\200),地下鉄(\290),地図(\840),地下鉄(\240),バス(\280)

【5月2日】
01:24  福岡県西方沖を震源とする地震があり、福岡市中央区、西区などで震度4を観測。福岡に帰ってきて早速、余震の洗礼を受けた。
04:50  雲仙に向けて福岡実家を出発。三ツ瀬トンネル(\250)を抜けて、佐賀大和ICから高速に乗る。
06:15  諫早IC(\1,100)まで休憩無しで飛ばす。ここでもETCの早朝深夜割引(5割引)が適用されているはず。諫早ICからは国道57号、251号と雲仙岳方面へ進む。
 福岡の朝は雨であった。しかし天気図では、前線が去り移動性高気圧が張り出してきているので、日中にかけて良くなるはずだ。期待して車を走らせた。三ツ瀬トンネルを越えて、佐賀県に入ると雨は降っておらず、道路は乾いていた。長崎自動車道に入り諫早ICまで休憩無しで飛ばす。諫早ICからは国道57号、251号と雲仙岳方面へ進む。
7:10 仁田峠有料道路の入口に到着
▲雲仙岳登山
 引き続き、多良岳に向かう。諫早を通過し、有明海沿いの国道207号を北上する。佐賀県多良町から多良岳に伸びる道を走る。
12:00 中山キャンプ場
▲多良岳登山
福岡へ戻る途中、熊の川温泉の温泉館湯招花で汗を落とす。
17:30 福岡の自宅着

【5月3日】
8:55
福岡市立博物館
福岡市立博物館へ。常設展(\200)を見学,図録(\1455)を購入。
香春の山小屋ラーメンで昼食。最近東京にも出店しているこの店は以前から地元では人気があった。片田舎のラーメン屋が全国展開するとは意外である。30年前からよく利用していたラーメン屋である。(4杯+餃子\2,593)
実家の実家、行橋へ。
【5月4日】
10:15 行橋を出発。香春岳三ノ岳の登山口である五徳越峠を目指す。
▲香春岳登山
下山後は香春町を探訪。清祀殿、鏡山古墳、香春神社などを見て回った。
 昼食で勝山ラーメン(2杯\900)を食す。妹に言わせると、昨日の山小屋ラーメンよりこちらの方が美味しいそうだ。
 妹を実家の実家で降ろし、新門司港へ向かった。福岡の旅はこれで終わりである。
14:43  北九州市沼緑で給油(\4,843)。ここまで526.7km(12.4km/L)、累積16,222km
 新門司港で予約していたフェリーの乗船券を買う(\19,770)。JAFの会員割引を利用。JAFのロードサービスは受けたことがないが、こんな時にしか入会しているメリットを生かせるときはない。フェリーへの乗船開始は思ったより早く、出航の1時間以上前だった。
17:20  新門司港発
 ドライバールームを確保したので、朝までゆっくり眠られそうだ。出航後ほどなく寝付いた。

【5月5日】
05:20  大阪南港着
 カーナビ任せで金剛山へ向かった。
6:10  三原木材通4のコンビニで食料を調達(\534)。
▲金剛山登山
 金剛山登頂を終え、法隆寺に向かった。せっかく奈良を通過するので、寺社仏閣は見学しておきたいものだ。かといっていろいろ見学すると、いちいち駐車料や入場料を取られるので、これがけっこう馬鹿にならない。今回は法隆寺だけの見学にとどめた。
 車を走らせていると、途中様々な古墳の近くを通過する。中でも日本武尊古墳というものもあり、歴史の古さを感じさせる。
 法隆寺駐車(\500)、法隆寺拝観(\1000)、ドリンク(\150)
SAでスタミナ定食(\650) みえ川越IC
14:10  東海第二IC(\1,200)で降りて、しばらく国道を走る。静岡県内の無料化されたバイパスは渋滞していた。清水ICで高速に乗り、100km以内の大井松田IC(\1,250)で降りる(19:43)。ETCの通勤割引が適用されたはず。
21:10 自宅に到着
帰宅後給油(\4,999)ここまで562.3km(13.0km/L)、累積16,784km

高速・有料道路\13,140
ガソリン\21,698
カーフェリー\19,770
駐車料金\2,500
走行距離2,362.4km

Camera:SONY DSC-U30,Canon EOS 10D

NOYAMA
ホームに戻る
NOHOU