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静岡県の山−達麿山

静岡県の山−達麿山

ニューヨーク万博に出展した眺望

ニューヨーク万博に出展した眺望

【達麿山からの眺望】

達麿山からの眺望

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山行情報
日程 2008年12月27日(土)
山名(山域) 金冠山・達麿山(関東)
入/下山地 達麿山レストハウス
メンバー 伊達、大山、Chifu、福島
行動時間 3時間16分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.2km 660m 660m 20,742歩

コース(タイム)

横浜(5:58)=達麿山レストハウス(8:58)−(9:40)金冠山(9:51)−達麿山(11:10)−(12:14)レストハウス=梅ヶ島キャンプ場

 時は昭和14年、ニューヨークで開催される万博で、富士山の写真を展示することになった。その撮影地として選ばれたのが達磨山である。万博会場では縦8.2m、横32.7mの大パノラマで展示され、大絶賛されたそうである。その富士の姿を再現すべく達磨山へ行くことになった。もちろん天気が良くなければ意味がない。これまで過去に何度か行くことを試みたが、いずれも眺望が期待できなく途中で撤退していた。
 今回再び訪れるチャンスがあったのは、正月休みで帰省の途中、仲間と静岡の山に登ることになったからだ。本命は安部奥の山なのだが、初日の移動の途中に達磨山を組み入れてもらった。そして当日は快晴で絶好の富士眺望日よりとなった。待ち合わせ場所の駒門PAからすでにはっきりと富士山が見えていて、雲がかからないうちに早く行かなければ、と気がはやった。
 東名高速を沼津ICで降り、伊豆方面へ向かう。修善寺を通過し戸田方面への山道を登っていく。達磨山レストハウスに到着し、そこの駐車場に車を止める。レストハウスの隣には展望台があり、正面に富士山が見える。雲がほとんどない快晴は崩れる様子もなく、しばらく写真を撮る。あまりにも見事な富士山で、達磨山へ行くまでも無いかと思われたが、そこは気を取り直して、当初の予定通り登ることにする。


正面に大沢崩れ
【正面に大沢崩れ】
   戸田峠
【戸田峠】

 車道にでて登り方向の右手に登山口がある。登山道は防火帯になっていて地面は山芝で覆われている。気持ちよく歩きやすい道だ。右手には富士の姿が見え隠れする。

 金冠山の頂上(816m)に到着。すでに二人の先客が来ており、いずれも写真を撮りに来ているようだ。同じ構図で何十枚も写真を撮っていた。山頂はアンテナ施設があるので360度の眺望は得られない。しかし青空の下の富士は絶景である。戸田の港が箱庭のように見下ろせる。入り江のまわりにびっしりと家が立ち並んでいるのが分かる。

金冠山頂上
【金冠山頂上】
   戸田港
【戸田港】

 金冠山から達磨山へ向かう。戸田峠までは下りが続き、峠は車道が入れ組む交差点となっている。道を横切り駐車場の右側に登山道が続いている。
 登山道は西伊豆スカイラインに沿っているが、車はあまり通らないので喧騒もなく歩くことができる。しかし登山道のほうはアップダウンがある。途中、眺望のない小達麿山のピーク(890m)を通過する。
 登山道はいったん車道と合流する。車道を100mほど歩き、目の前の達麿山ピークに向かって階段状の山道を登る。

小達麿山
【小達麿山】
   達麿山頂上
【達麿山頂上】

 達磨山(981.9m)の頂上に到着。子供二人とそのお祖父さん、そして犬二匹が先客だった。子供は山頂の石の上を飛び跳ねて遊び、小さな犬はこちらに向かって吠え立てている。
 達磨山山頂は金冠山よりも100m以上標高が高いので、より眺めがいい。遮るものもなく360度の大パノラマが広がる。しばらく眺望を楽しんだ後、下山した。

達麿山展望 【達麿山展望】

 下りは来た道を降りる。車道と交差したところからは、アップダウンを嫌って車道のほうを歩くことにした。車道は尾根を大きく迂回しているので多少歩く距離は長くなった。戸田峠を経て車を止めているレストハウスまで戻った。


達麿山の下り 【達麿山の下り】

 達麿山の下りは富士に向かって歩く。空に虫が飛んでいるかと思ったら、パラグライダーだった。

 朝開いてなかったレストハウスの中に入ることができた。中ではだるま山高原のパンフレットを入手することができた。ニューヨーク万博に出品した「富士の大写真」もこれに掲載されていた。
 明日は安部奥の山伏を登る予定で、この日の宿となる梅ヶ島キャンプ場へ向かった。

付近の山 天城山(1994.08.07)、愛鷹山(2000.04.29)、浜石岳(2004.04.24)

Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2

NOYAMA
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