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神奈川県の山

経ガ岳・仏果山


新緑の低山は今がベストシーズン
日程 2003年04月27日(日)
山名 経ガ岳・仏果山
山域 神奈川県
入/下山地 半原越
メンバー 単独行


半原越(11:20)−(11:40)経ガ岳(11:45)−(12:00)半原越−(12:56)仏果山(13:08)−(13:56)半原越

 朝4時に起きて乾徳山を目指す予定であったこの日、見事に起きられなかった。というか一度は目覚めたのであるが、そういえば準備もしていなかったのでやっぱり止めた。と再び眠りに入ったのであった。とは言ってもこの日は良い天気。どこにも行かない訳にはいかない。ということで、8時頃に起き出し丹沢方面へ向かった。
 目的地は経ガ岳。県内にあってまだ行ったことのない山だ。車はナビの指示通り厚木経由で清川村に入り、リッチランドへ向かう山道へ入る。ダートかと思ったが、しっかり舗装してあった。リッチランドを通り過ぎ、更に道を登っていく。途中、一般車両通行止めと書かれた看板があったがゲートがあるわけでもなく、そのまま進んで行く。半原越の峠には7台駐車可とマップに書かれていたので、そこをあてにしていた。まさかそこまで来る車もなかろうとタカをくくっていたが、いざその場へ付くと我が目を疑った。駐車スペースは満車で、道にも縦列駐車の列がのびていた。
 ちょうど出た車があったので、そこに車を入れ。準備にかかった。まずは地図でルートを確認してと....と、なんと持ってきた地図は奥秩父ではないですか。乾徳山に行く予定だったので机の上に無造作に置いていたその地図を持ってきてしまったのだ。少しショックであったが、頭の中には大まかな地図は入っているので、かまわず出発することにする。そもそも「関東ふれあいの道」なので、道標もしっかりしているだろう。
 さっそく峠から山道へ入る。いきなり急坂で、それが山頂まで続く。樹林帯の中ではあるが、途中展望が開けたり、休憩するのによいテーブルがあったり、黄色や白の花を楽しんだりしているうちにちょっとした難所のクサリ場がある。それを越えると経石という所に行き当たる。弘法大師が経文を納めた石だそうで、岩の高い所にそれらしい穴が空いている。故事を説明した案内板があった。

【経ガ岳山頂】

 標高633m。丹沢側の眺望が開けている。
(11:40)

 経石を越えるとすぐに山頂となる。峠からは20分ほどしかかかっていない。ここにもテーブルが置かれ、人が休んでいる。二等三角点もあり、その説明のある。丹沢の主要な三角点が図示され詳しい。
 山頂には滞在5分で下山にかかる。半原越に着くと、どこからともなくお昼の鐘が聞こえてきた。経ガ岳とは反対側の仏果山に向かった。仏果山はだいぶ昔に今回とは違うコースで登っている。山頂の物見櫓が印象的な山だった。
 半原越から仏果山に向けても急坂から始まる。何度か鹿よけの柵にできた扉を越えるが朽ちかけていて用をなしていない。40分ほどでテーブルのある休憩地点に到着。3つほど置かれたテーブルはどれも人で埋まっている。ノンストップで先に進む。この時期の尾根歩きは気持ちが良い。暑くもなく、寒くもない。聞こえてくるのは小鳥のさえずりだけと言いたい所だが、残念ながら下界を走る暴走族の騒音がよく聞こえる。都心に近い山の悲しいところだ。

【仏果山山頂】

 標高747m。櫓の上に立つと標高は760mくらいになるだろうか。
(12:56)

 しばらく歩くと見覚えのある物見櫓が見えてきて、仏果山山頂となる。ここも多くの人がくつろいでいる。さっそく物見櫓に登って眺望を拝見する。あまり遠くは見えないが、町並みや、丹沢の山並みは見える。櫓の上の人がいなくなるのを待って、パノラマ写真を撮った。
 50分ほどかけて半原越まで戻る。なぜか登りと変わらない時間だった。来たときよりは車の数が減っていた。本来ならばこの後、温泉に入るのであるがこの日は着替えを持ってきていなかった。汗まみれのTシャツを風呂上がりに着る気はないので、まっすぐ帰ることにした。途中、リッチランドという温泉があったが、また来ることもあるだろう。

【仏果山櫓からのパノラマ】



温泉情報(参考)
リッチランド
愛甲郡清川村煤ケ谷4513-1(TEL:046-288-1031)
650円

Camera:CANON EOS 10D

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