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日本百名山雨飾山 |
小谷温泉休憩舎(5:07)−(6:06)荒菅沢−(7:15)雨飾山−荒菅沢−(9:27)小谷温泉休憩舎=倉下の湯=(16:00)横浜雨飾山は遠い。アプローチの途中で霧ヶ峰と美ヶ原に立ち寄った。温泉に入り、大町の山岳博物館に立ち寄り、コンビニで食料の買い出しをしてから小谷温泉休憩舎に向かった。まだ明るいうちに着きたかったが、かろうじて明るさの残る午後六時に到着。コンビニ弁当を食べて、ダイエーの野球中継を聞きながら車中泊をする。 【駐車場】 小谷温泉休憩舎がある駐車場。ここまでの狭い道を考えるとやけに広い。ここと、もう一段上にもある。90台停められるらしい。撮影は下山後。 (9:27) 目覚ましが鳴る前に、観光バスの到着で目が覚める。4時過ぎに車から出たときはまだ真っ暗だった。満天の星空にオリオン座がすぐ目に付いた。昨日は二、三台だった車もいつの間にか十数台に増え、小型の観光バスも入り込んでいる。登山者の車はこれからまだ増えるのだろう。準備を整え、5時少し過ぎに出発。と、いきなり道が二股に分かれていて迷う。左手はキャンプ場方面で、右手は下り傾斜の山道だ。右手を選び、しばらく行くと木道になったのでそれが正解だったと安心する。ヘッドランプは点けていたが、薄明の方が明るくなってきた。木道の周りの様子は暗くて分からないが、帰りも同じ道を戻るので、そのときゆっくり見ることにする。 木道が途切れると上り坂になる。しばらく登ると下り坂になり、沢に突き当たる。荒菅沢だ。水量豊富で格好の水場だがまだ喉はかわいていない。上流を見上げると、岩峰の尾根が見える。沢を横切り、再び樹林帯の登りに入る。 【小高い山】 雨飾山山頂は小高い山の上にある。 (7:06) 稜線に出るまで急坂が続き、時々南東の方角の山並みが見え隠れする。小谷温泉休憩舎の駐車場も遙か小さく見える。しかし稜線が近づくにつれ、ガスが濃くなってくる。ほとんど休憩することなく、稜線に出る。右手が金山方面で道はしっかり付いている。左手の雨飾山山頂方面へ進む。しばらく平地が続き、前方に小高いこんもりとした山が見えてくる。あれが山頂なのだろう。小山に取り付くと意外ときつい。 登山道では時々白い鉄板を見かける。8/11 3200mなどと書かれている。最初は意味不明だったが、どうやら山頂までの距離を表しているようだ。山頂近くの最後の板が、11/11 4400mとなっていたので、ようやくその意味を理解した。1/11が400mで、全行程が4400mだったのである。 【雨飾山山頂】 標高1963mの山頂。この日は一番乗りで山頂に立った。 (7:17) 山頂は双耳峰とまでは言わないが、ピークが二つある。両ピークの間隔は30m程。最初に右手の方へ行く。石仏や石祠が並んでいる。左手のピークへ移動する。そこが山頂で、標識が立っている。三角点や、山神と書かれた比較的新しい石碑が立っている。眺望の方は雲が多いがかろうじて高妻山が見えた。しかしそれもやがてガスの中に消えた。山頂からの素晴らしい眺望という期待は外れたものになった。山頂には誰もおらず、パノラマ写真を撮るには最適だったが肝心の眺望がなければ意味がない。ガスは待っても晴れそうにないので、下ることにした。 【荒菅沢から見上げる】 荒菅沢は休憩地となっている。沢の上流を見上げると、雨飾山山頂直下の岩場が見える。(D10) (8:29) 下山は来た道を戻る。小山を降りた平地のあたりから、登ってきた人とすれ違うようになる。登山口まで次々に人とすれ違い中には20人以上のパーティーもいた。ツアー登山だろうか。山頂の様子を聞かれることが多かった。ガスって何も見えないと言うのは忍びなかったが正直に答えた。荒菅沢まで降りると日も差し暖かい。緑深い樹林帯から湿原の木道に出れば登山口はもうすぐそこだ。 駐車場は車で埋まっていた。こんな奥深い山までよく来るものだ。あらためてこの山の人気の高さを感じた。次は是非、眺望の良いときに再挑戦したいものだが、いかんせん横浜からは遠すぎる。機会はあるだろうか...。 温泉は事前の下調べをしていなかったので、この付近の良い温泉は分からなかった。以前行ったことのある、白馬の温泉地まで行くことにした。30分ほどで倉下の湯に着く。赤茶けた温泉だ。温泉から上がってもまだ昼前であった。横浜まで直行で帰った。
Camera:SONY U10 |
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