トップ | 日本四百名山 | 東海自然歩道 | 神奈川県の山 | 東京都の山

日本百名山

恵那山


中央アルプス最南端の奥地へ
日程 1997年05月02日(金)
山名 恵那山
山域 中央アルプス
入/下山地 黒川登山口
メンバー 単独行


 福岡の実家から横浜の自宅までの帰省の戻りのついでに、途中恵那山を登ることにした。しかし、名神から中央道と東名の分岐があるが、その手前で多少迷った。疲れていたので、そのまま東名へ行って帰ってしまおうか、それとも帰り着くのは翌日になるが恵那山へ行くか。恵那山はいずれ行く山だし、横浜から恵那山へは行きづらい。明日の天気も良さそうなので、今回は絶好のチャンスである。気を取り直して恵那山へ行くことにする。
 福岡から走ることおよそ12時間、恵那峡SAに到着。ここで仮眠(といっても8時間は寝たなあ)し夜を明かす。恵那山トンネル手前の中津川ICで高速を降り、国道19号を木曽駒方面に走り、手賀野の交差点で右折。中津川沿いをさかのぼっていく。要所要所に黒井沢登山口への案内板があるので、それに従う。川上の集落を過ぎると、道はアスファルトからオフロードとなるが、ところどころ舗装道となっている。道は狭く対向車がくると離合は困難である。対向車が来ないことを祈りつつ悪路を進む。およそ10KMの林道は、かなり長く感じられ、何度もシャーシーを擦って黒井沢登山口に到着した。
 10数台が止められそうな駐車スペースにはすでに10台ほどが停められており、何人かが今まさに登らんと準備中であった。中には渓流釣りに来ている人もいるようだ。

【黒井沢登山口】
 恵那山の入口である黒井沢登山口。ここまで車でおよそ10kmの林道がある。
山頂までのコースタイム4時間ほど


 6:10、登山口を出発。かなり荒れている黒井沢沿いの林道を歩く。左手の山肌はずいぶん上の方まで土砂崩れの防止のための工事が施してある。林道が終わった営林署の休憩小屋のあたりから、雑木林の一本一本に木の名前の札がかかっている。ウラジロモミ、シナノキ、ミズナラ、ヒノキなど。多種多様な木々だ。
 標高2000mを越えるあたりから、残雪が多くなる。山頂を巻くように山頂避難小屋へ着く。
【水場】
 水量は少ない



【恵那山頂小屋】
避難小屋、標高2191メートル、収容15人、水場まで400メートル、管理中津川市役所商業観光課(0573-66-1111)



 8時40分、山頂避難小屋から最後の10分の登りで山頂へ着く。恵那神社のほこらの後ろが山頂となっている。山頂を示す看板など特にないが、かまぼこ板に「恵那山」とかかれたものが三角点の近くに転がっていた。

【山頂の風景】
 恵那山山頂、標高2189.8m、眺望はない
 9時13分、下山開始。

【山頂付近は雪が覆い】
 山頂は日当たりがいいので雪はないが、木立の中はまだ雪が残っている



【恵那山頂が見える】
 登りはじめから、恵那山のピークを望むことは困難だが、唯一ここからは望むことができる。



【野熊ノ池】
 よく澄んだ綺麗な池。マップ上は水場となっているので飲めるようだ。
 近くに野熊ノ池避難小屋あり


 11時20分、登山口へ到着。ちょっと早すぎた感じであるが、これから横浜へ帰るという大事業が残されている。下りの道中は多くの人とすれ違っただけに、駐車している車が来たときの倍に増えている。中央道で相模湖ICまでは快適に走ったが、それからが大渋滞。嗚呼、喧噪の街に帰ってきたものだ。横浜の自宅には18時5分着。

画像処理工程:ネガ→COOLSCAN2→PaintShopPro3.2J→JPEG圧縮レベル40

'97GWの記録


NOYAMA
ホームに戻る
NOHOU