大雪山

大雪山

[アプローチ] [大雪山] [斜里岳] [阿寒岳]

 【山 名】大雪山(旭岳)
 【山 域】北海道
 【日 程】1997.8.7
 【天 気】晴れ後雨
 【入山地】旭岳ロープウエイ
 【交 通】マイカー

 旭岳温泉=天女ヶ原=姿見−姿見の池−金庫岩−旭岳−金庫岩−姿見の池−姿見=旭岳温泉

 道道78号を旭岳温泉方面へひたすら走ると、旭岳ロープウエイ駐車場に突き当たる。夜間で管理人はいないが、一回500円となっている。しかしそのすぐ下には100台ほど止められそうな無料の公共駐車場があり、そこに車を止めることにする。すでに15台ほどの先客がいる。そのうち半分は車中泊のようだ。

【大雪山旭岳ロープウエイ】

 この時期の始発は6時、15分くらい前から並び始めた。早くならばないと1番ロープウエイに乗れないこともあるようだ。


 ロープウエイの始発は6時である。その30分ほど前に駅前に行くが、まだ駅が開く気配はない。発車5分前にもなると十数人が行列をつくり、ようやく駅舎が開いた。姿見駅まで往復\2,700であるが、JAFの会員証を提示すると、団体料金の\2,440となった。  大きなザックを担いだ人にどこまで行くのか尋ねたら、十勝岳まで縦走するとのことであった。関東の人で、昨年もここに来ていて、そのときは6時前に来ていたが、すでに行列で、3番目のロープウエイとなり時間をロスってしまったので今回は早めに来たとのことであった。

【姿見駅方面を振り返る】

 ところどころ雪が残っている。旭岳の向こうから日が出たばかりで影が長くなっている。


 ロープウエイの姿見駅を降り立ち、一番に歩き出す。目指す旭岳は目の前に見えるが、その後ろには朝日が燦々と輝いており、眩しい。左右の高山植物の花を見ているうちに、姿見の池に着いた。湖面には旭岳が綺麗に映し出されている。

【姿見の池と旭岳】

 朝日を背にした旭岳。
 朝日に向かって歩くことになり眩しかった。


【ガレ場】

 頂上まで急坂のガレ場


 ガレ場にとりつき、旭岳石室避難小屋に泊まって旭岳を目指していると思われる2人を追い抜く。サブザックの軽装なので、足取りも軽く、ずんずん登っていく。登るにつれ、山頂部にはガスが立ちこめてくる。

【旭岳山頂】

 旭岳山頂(2290m)



【旭岳山頂からの眺望】

 山頂付近はガスっていてなかなか眺望がない。一瞬の晴れ間をねらって撮影。(クリックで拡大)


 山頂に着いたことにはすっかりガスの中で何も見えない。30分ほどねばって、ガスの晴れるのを待った。その甲斐あってか間宮岳方面が見えてきたので、すかさず写真を撮る。すぐにまたガスって来て何も見えなくなる。

【金庫岩】

 地図によるとニセ金庫岩というものがあるようだ。四角柱の岩はいくつかあった


 下りにかかり、金庫岩のあたりから一番ロープウエイに乗ってきた人たちとすれ違う。ロープウエイ駅の姿見が近くなると雨が強くなってきたので、小走りに屋根のある駅へと急いだ。
 旭岳ロープウエイを降りると外はかなりの雨が降っていた。

 さて、登山のあとは旭岳温泉に入るしかない。まず無料駐車場すぐ横の「えぞ松荘」を訪れた。ここは24時間入浴可能との情報を得ていたが、実際は11時からの入浴であった。外は大雨が降っているし、1時間以上も待つことになるので、あえなく断念。車で移動し、次に訪れたのは、ロープウエイを経営している「旭岳パークウエイホテル」。ここでは入浴のみはお断りとのこと。うーむ、登山者を馬鹿にしている。あきらめて旭川方面へ車を走らせると、旭岳温泉の一番はずれにある「グランドホテル大雪」に日帰り入浴可能の看板を発見。渡りに船とばかりに飛び込むと、そこも現在清掃中で11時からであった。結局旭岳温泉には縁がなかったのだろう。もう二度と訪れることはあるまいと心に誓い、200km離れた斜里の(昨年訪れている)公衆浴場で入ることにした。
 車は旭川市街に戻り、網走までの国道39号をひた走る。旭川以東は高速道路がなく、この国道は交通量が多い、そして片側一車線しかない。よって一番遅い車にあわせて走ることになり、しばし無理な追い越しをする事になる。北海道で交通事故場多いのは納得できる。広大な土地をだれが時速50km程度で長距離運転するだろうか。道内でもっと高速道路が充実すると確実に事故は減るだろう。

【斜里岳】

 原生花園より



【知床半島から斜里岳】

 小清水原生花園の展望ヶ丘から


 網走を通過したあたりからオホーツク海沿いの走りになる。右手には斜里岳の姿が見えてきた。途中観光客で賑わう小清水原生花園に立ち寄り、展望台から知床半島や斜里岳を見渡す。
 斜里駅周辺は昨年訪れているので、そのとき訪れたグリーン温泉という銭湯(なぜ銭湯かというと料金が銭湯の協定価格だからである)へ立ち寄った。ようやく旭岳登山の汗が落とせる。この温泉は湯が黒く鉄分が多い。湯から上がり、駐車場で電子メールの確認。東京デジタルは感度良好。スーパーで食料を買いだし、清岳荘へ向かった。

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