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日本百名山穂高岳 |
10/6 職場を定時で脱出、今回のメンバーであるDAYさん宅へ向かう。 夜行二泊三日の山行が始まりである。 20:30 夕食をご馳走になり,DAYさん宅を出発。 10/7 0:35 上高地マイカー規制手前の沢渡駐車場に到着。既に多くの車が駐車しており、 かろうじて空いているスペースに駐車。そのままバスの時間まで仮眠 5:30 起床 隣の車は4時くらいにごそごそしており早々に出発したようである。空はよう やく明るくなってきた。 6:12 上高地行きバス出発(往復\2000) 上高地は1年のうち半分がマイカー規制。今年は11/5までが規制期間となって いる。バス停では殆ど待つことなく、松本電鉄バスに乗り込むことが出来た。沢 渡は始発のバス停、この後の停留所は満員通過することが多いので、マイカーは ここに停める方がいいらしい。 6:45 上高地BT到着 前夜にコンビニで購入した朝食をとる。 7:00 登山開始
DAYさんがトイレに行っている間に、河童橋周辺でまわりの風景を撮影する。 焼岳や穂高を撮っていたが、すぐにガスって見えなくなってしまった。ちなみに 横尾のキャンプ場まで全ての男子トイレの「大」の方は長蛇の列。高速道のSA で女子トイレの行列はよく見かけるが、男の方が行列になるのは初めての光景で ある。
緑の草が広がるキャンプ場である。秋の陽光に照らされ気持ちよさそうだった ので、ここで小休止。草は露で濡れていた。 10:00 横尾キャンプ場到着 梓川を横切り、屏風の頭を巻くように進む。 本谷橋手前の河原で休憩。屏風の頭が見上げる位置にそびえて絶景である。横 尾谷の紅葉も色づいている。このあたりを通りがかる人は必ず写真を撮っている。 屏風の頭の絶壁を誰か登っているらしいが、見えなかった。この切り立った壁は、 井上靖の『氷壁』の舞台らしい。読んだことはないので内容は知らない。 昼食はラーメン。ここの川の水は飲料不可となっているので、水筒代わりのフ ランス製のミネラルウォーター(この時期なぜかフランス製の水だけカビが発生し ない)でラーメンを作る。ラーメンよりも水の方が高くつく。ラーメンをすすりな がら登山道の方を見やるとひっきりなしに登山客が歩いており、途切れることが ない。 この日だけで何千人が入山しているのだろうか。 11:30 出発 すぐに本谷橋、このあたりやたら休憩客が多い。
上高地から7時間あまりでようやく本日の露営地である涸沢に到着。到着が遅 かったのか、既に多くのテントが密集しており、適当なサイトを探すのに少し手 間取った。涸沢のキャンプ場はガレ場で、平らな場所を探すのに苦労する。我々 のサイトはおよそ平らとはほど遠い、地面から石が突き出ている場所である。 テントサイトのまわりでは真っ赤な実をたくさん付けたナナカマドが紅葉のピー クを物語っている。見渡す屏風の頭や蝶ヶ岳の紅葉(といっても黄色が多い)も綺 麗である。 今夜の おかずとなる「おでん」を涸沢ヒュッテの売店で購入(ちくわ×2、こ んにゃく、ジャガイモ(でかい!)、大根,計\700)。 水場は売店の後ろに蛇口が6つほどあり、水量は豊富である。その後ろにある トイレは最近改築したらしく結構綺麗で、洋式の個室も備えている。
夜中は寒い。相当な覚悟をして行ったつもりが、足や腹から冷えてくる。DA Yさんは暑いくらいだと言っていた。後から知ったことであるが、DAYさんの シュラフはマイナス19度仕様、私は夏の低山向けのダウン800g。根本的にシュ ラフが違ったのである。当時20000円もの大金をはたいて購入したシュラフであ るが、そろそろ買い替え時となった。
6:15 山頂へ向け出発 左右に広がる涸沢のカールをトラバース。徐々にガスが深くなっていく。 8:00 穂高岳山荘到着 ガスで濡れるので、ゴアの雨具の上だけを羽織り頂上目指す。すぐに梯子場、 前がつかえていて、なかなか進まない。 8:50 奥穂高岳(3190M)到着 山頂は完璧にガスの中、まわりは何も見えない。おまけに風が強く寒い、推定 気温はマイナス5度。ケルンで強引に高くしたピークによじ登り、DAYさんと 交互に撮影。このケルンによじ登るという行為、晴れていたら出来なかったかも しれない。ガスっていて何も見えないからなせる技。 天気が良ければ、この後、前穂か北穂まで足を延ばしたのであるが、すっかりガ スにおおわれ何も眺望がないので、このまま下ることにする。
あとわずかで穂高岳山荘と言うところで、くさり場や梯子の離合渋滞。小雪が 吹き付ける中じっと待っていると指先が急にかじかんでくる。今回それほど重要 視せずに軍手を持ってきてはめているが、これが無かったら最悪の状態であった。 もっと厚手で防水のきいたグローブをしてくるべきだった。 9:50 穂高岳山荘到着 この時間は寒さをしのぎに山荘に来る人よりも、これから出発する人の方が多 い。たまたま空いていたロビー(?)の椅子に腰掛けて休憩することができた。セ ルフサービスのインスタントコーヒーを代金の250円を払って飲む。
来た道を戻り、涸沢小屋のテラスで休憩した頃は、山頂部のガスは無くなって いた。悔やみつつも写真を撮る。 12:30 テントサイト到着 あまりにも早く戻ってきたので、涸沢泊は取りやめ,梓川沿いのキャンプ場ま で下り、そこで露営することにする。軽食を取り、テント撤収。
14:40 本谷橋通過 この時間になっても涸沢方面へ向かうハイカーは多い。彼らが到着する頃は暗 くなっているはずである。涸沢の小屋は10/9で閉鎖ということである。今日明日 が今年の山小屋利用の最後となる。 15:40 横尾山荘前で小休止 涸沢の缶飲料は300円、この横尾山荘は250円であった。ちなみに徳沢は180円、 明神館は150円、河童橋周辺も150円でした。奥地ほど割高であるが、どこの山で も300円が上限ではないだろうか。 16:34 徳沢キャンプ場到着 明神岳が目の前に迫る緑に覆われたキャンプ場である。 テント設営、夕食をつくって食べ、20時には就寝。 10/9 6:00 起床 朝食、テント撤収。涸沢での朝はテントは全く濡れていなかったが、ここ徳沢 の朝は露でびしょぬれであった。 8:00 出発 50分ほどで明神池。穂高神社の奥宮もここにある。 明神池を散策。ここは別料金\200。 11:00 沢渡行きのバスに乗車 11:30 沢渡到着 爽快な秋晴れの中、車は横浜へ向かう。夜行2泊3日の山行は無事終了。穂高 という山はかなり以前から登ってみたいと思っていた山で、ようやく来ることが できた。毎年事故も起きている危険な山ではあるが、険しい中でもその美しい景 観が人を引きつけるのは納得のできるものである。 画像処理工程:ネガ→COOLSCAN2→PaintShopPro3.2J→JPEG圧縮レベル30 |
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