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日本百名山皇海山 |
横浜(3:40)=(7:00)皇海橋(7:13)−二俣−(8:16)不動沢のコル(8:31)−(8:56)青銅剣−(8:58)皇海山−不動沢のコル−(10:51)皇海橋 皇海山へは銀山平から一泊二日のコースが一般的であったが、最近、利根村からの林道が開放され、日帰りが可能となった。そんなお気楽ルートで行くことにした。しかしこの林道アプローチも土砂崩れなどでしばしば通行止めになるようだ。今年も7月まで通行止めだったことを聞いた。林道の状態については、利根村のホームページhttp://www2.wind.ne.jp/TONE/で最新情報を得ることができる。 関越道を使うときは渋滞を避けるため、可能な限り早く出なければならない。3時に起きて、40分後には車を出発させる。第三京浜を走り、環八を走る。環八はやけにタクシーが多い。関越自動車道も順調で、沼田ICを降りて、利根村を目指す。利根村に入り、片品川に架かる橋の手前で国道140号から別れて右折する。村内には皇海山への案内板があるので、それに従い進む。道は林道となり、先に進むほど道は悪くなる。四駆の車はこういうときに威力を発揮する。セダンタイプだと底をガリガリに擦るところである。しかしこの林道は長い。30分以上走ってようやく駐車場が見えてきた。 駐車場の奥には綺麗なトイレがある。しかも水洗トイレであった。水は川からいくらでも引けるので水洗は可能なのだろうが、その処理はどうやっているのだろうか。まさか下水があるとは思えないので、浄化槽を埋めているのだろう。 朝食を食べたり登山準備をしている間に、すでに先に車で着いていた人たちが次々と出発して行った。駐車場から誰もいなくなったところで、自分も出発した。皇海橋を渡り、その先にはまだ林道が続いているが、案内板に従って左手の道に入る。ちょうど栗原川に沿って遡上していく形になる。 不動沢のコルまでは、沢筋を登っていくため、しばしば渡渉する。登るほどに傾斜がきつくなり、最後の方は急なガレ場をロープを伝って登ることになる。 【不動沢のコル】 鋸山が見える。 コースタイムは2時間であるが、なぜか1時間で不動沢のコルに出た。ここまで薄暗い沢登りであったが、ようやく日の当たる場所に出て明るくなった。見通しはあまりよくないが、南の方に鋸山と思える三角形のピークが見える。しばらく休憩し、皇海山のピークを目指す。 シラビソに覆われた尾根道を歩くこと30分で、大きな青銅剣が見えてくる。庚申二柱大神と書かれている。青銅剣のあるところはまだピークではなく、2分ほど歩いた先がピークとなる。 【皇海山頂上】 「渡良瀬川水源碑」のほうが「皇海山山頂」より目立っている。標高は2,143m。二等三角点もある。 皇海山頂上(2,143.6m)は木が多く眺望はあまりよくない。東の方に奥白根山だけが見えている。一応方位盤があるのだが、カバーのアクリル板が太陽熱で焼けていて、その下の文字が見えない。周りの登山者はそれを見て、誰かが燃やしたんだと怒っていたが、アクリル板と方位盤の間が焼けているので、燃やしたものとは思えない。 【頂上からの眺望】 日光白根山が見える。 頂上には渡良瀬川水源碑が立ち、二等三角点の標石が埋まっている。 下りはいつものように多くの人とすれ違う。それが駐車場近くになるまで続いた。駐車場の車もかなり増えていた。結局登りはじめから、4時間弱で下山したことになる。深山も林道のおかげで楽な登山となった。しかし登山道は終始眺望が無く、皇海山らしさというものが感じられなかったように思えた。 【不動沢】 沢に沿って登るため、水は豊富だ。 林道を町に向かっている途中、ちょうど大リーグマリナーズの試合が始まるときであった。車のラジオのスイッチを入れ、中継を聞きながら運転した。第一打席のイチローはいきなりヒットを打ちシスラーの記録に並んだ。シアトルの興奮が栗原川林道にも伝わってくる。さらに車を走らせ、イチローに第二打席がまわってきたのは利根村の集落を通り抜けようとしている時だった。するとあっけなくイチローはヒットを放ち、シスラーの記録を塗り替えた。ラジオの向こうのスタジアムのどよめきが、利根村の生活道路にも伝わってきた。 さて、温泉はカーナビに表示のあった「吹割温泉センター龍宮の湯」へ。時間が早いせいか一人でゆったりのんびり浸かることができた。 【吹割温泉センター】 登山口から一番近い温泉だが1時間ほどかかる。
Camera:SONY DSC U30 |
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