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日本百名山谷川岳 |
【熊穴沢避難小屋より】小屋は雪の下、テントの防風壁と谷川岳
谷川岳は日本三大岩場として世界的に有名で、死亡者が世界一の山岳としても知られている。そのため雪のこの時期に行くことは死にに行くようなものだと錯覚する人は多い。しかしながらロープウエイを使った天神尾根コースは一般ルートであり、装備さえしっかりしていれば特別な技量を必要とせずに山頂に立つことができる。 今回は天神尾根で雪洞やイグルーを作ることを目的とした山行で、山頂へは条件が良ければ行くことになっていた。装備は厳冬期装備をひととおり持っていき(登攀具無し共同装備のザイルのみ)、ワカンを使うことはなかった。
横浜出発4:30=5:35八王子6:15=8:30赤城高原SA=土合口(雨)=12:00天神平(小雨)−12:15天神峠−天神尾根−13:00 熊穴沢ノ頭(曇り) 土合口のロープウエイ駅に着いたときは、結構雨が降っていた。このまま引き返してキャンプ場でキャンプするか悩んでいたが、雨が小降りになったため上に行くことになった。 谷川岳ロープウエイは往復で1900円、手回り品のザックが200円となる。天神平のレストハウスの入り口で雨をしのぎながら持ち込みの昼食を済ませ、リフトで天神峠へ向かった。 【ガスの中を行く】 天神峠でリフトを降り、右手の方へ行く。スキー場の境界に沿っていくと天神尾根にとりつく。 12:55 861 雪洞を掘れそうな場所を求めて歩いているうちに、ちょっと広めで緩斜面の熊穴沢避難小屋にたどり着く。小屋はすっかり雪の中でまったく見えない。積雪を示す鉄柱が雪の上に突き出ており、3mを示している。ここでテント設営と雪洞掘りに取りかかる。まずは傾斜した地面を平らにならす。そして固まった雪をスノーソウでブロック上に切り出し積み上げていく。はじめは要領が悪かったが、次第となれてくる。 【ブロックの切り出し】 切り出したブロックは、防風壁とすべく周りに積み上げていく。 【雪洞設営】 一方尾根の西面(テントの下の方)では雪洞の穴掘りが始まっている。 【テント設営完了】 防風壁に囲まれたのは、オートキャンプ用の安物テント。テントの防風壁は、内側は掘り下げているため2mほどになり、完璧な壁と思われたが背の高い安物テントには効果が無く、夜にかけての強風に翻弄されることになる。 3/28 5:30起床(快晴)−8:25山頂へ向け出発−10:05トマノ耳着−10:40肩の小屋へ−11:40 テン場到着−12:55テン場出発−14:10天神平−14:20土合口(小雪舞う)−温泉・食事−24:05横浜到着 翌朝は風も凪ぎ、昨日の雨が嘘のように晴れ上がった。食事を済ませて谷川岳のピークを目指すことになった。防寒、防光対策を施し白銀の谷川山頂へ向かった。 【急坂をゆっくりと】 テン場からはすぐに急坂となる。写真後方にテン場が見える。 次のページへCamera:CANON Power Shot A5 |
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