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日本三百名山−越百山 日本三百名山−越百山 はるばる来ると雨が降る... はるばる来ると雨が降る... 【越百山頂上】
コース(タイム)横浜()=駐車場(6:15)−越百山−(15:40)駐車場=阿寺温泉=(23:10)横浜
《山概略》 【伊奈川林道駐車場】 伊奈川ダムよりさらに先にある駐車スペース。ほとんど車が来ないので広く感じる。 《越百山へ》 朝5時に起床。外はまだ真っ暗だ。昨夜買ったコンビニ弁当を食べ、テント撤収。歩き始めた頃にはかなり明るくなっていた。登山口まではしばらく林道を歩くことになる。駐車場では勝野さんの知人が現れたが、自転車に乗ってさっそうと去っていった。彼はこの林道を走るために自転車を買ったようで、それをコスモ号と名付けている。 一般車両通行禁止のゲートをくぐり、林道を歩く。舗装はされていないが地面は綺麗に整地されている。左手に水力発電のインクラインが見えてくる。電力会社はなぜか関西電力になっている。その先の左手には大きな広場がある。ここを駐車場にしても良さそうなものだ。プレハブ小屋があるが、工事用だろうか。 【福栃平の登山口】 橋を渡ると南駒ヶ岳方面と越百山方面に道が分かれる。 福栃沢に架かる橋を渡ると道は左右に分かれ、左が南駒ヶ岳5時間50分、右が越百山4時間となっている。この場所は三合目で標高が1,310mとも書かれている。一泊縦走なら左手に行くのだが、今回は日帰りになったので右手の越百山方面へ進む。 福トチ沢第1号谷止と書かれた堰堤を右手に見ながら山の斜面を登っていく。急斜面だがつづらが続く。間もなく最初の水場に到着する。塩ビのパイプから水がちょろちょろと出ていてあまり当てにできない水場だ。 【下のコル】 空は雲に覆われていたが、しばらくは稜線が見えていた。しかし、登るにつれて天気は悪くなり、山頂に着く頃にはぽつりぽつりと雨が降り始めることになる。 下のコルに到着。間伐材で作った傾いたベンチがある。ここで小休止。 登り道はひたすら続く。道には五合目、六合目と道標があるので急坂も励みになる。七合目の所に上の水場がある。登山道から少しそれて下ったところに水流があり、下の水場よりは水量が多い。 高度が上がると樹層も変わり、シラビソの原生林の中に入る。 八合目を越えたあたりで福栃山横巻と書かれた標識が落ちている。福栃山とは地図にある2436のピークだろうか。このあたりから道はトラバースになる。さらに尾根の下りになり、下りきったところに越百山避難小屋がある。シーズン中は営業する小屋だが、この日は人の気配がない。小屋の中に入って小休止する。 小屋を出発して、越百山まで最後の登りになる。コルの右側は切れ落ちていて崖下が何百bも続いていて吸い込まれそうである。途中先ほどのコスモ号の主とすれ違う。標高が2500mを越えると足もとにはところどころに雪が見られるようになる。周囲はガスが濃くなり見通しも悪くなる。 主稜線に登り切ったところが越百山頂上(2613m)だ。黄色い砂礫の上に石が転がっていて殺伐とした雰囲気だ。頂上付近には南北に向かう指導標と三角点はあるものの、越百山を示す標識はどこにもない。少し空木岳方面に歩いていくと、そこにも三角点があったが標識はなかった。天気が良ければ眺望が素晴らしいと言うことだが、ガスのため全くダメだ。山頂は風も強く、寒くなるので早々に下山することにした。
越百避難小屋まで下ったところでぽつぽつと雨が降り出してきた。小屋に入るとコスモ号の主が休憩していてしばし歓談した。 林道まではひたすら下るのだが、弱い雨にもかかわらず濡れた木の根は滑りやすく、しばしば滑りこけることになる。足には何カ所か生傷ができた。 林道の三合目まで結局我々以外の登山者は誰も見かけることはなかった。もともとそうなのか、天気の為なのかわからない。ただ林道では南駒ヶ岳から降りてきたと思われる二人組はいた。彼らの車は関東ナンバーだった。
夜行日帰りのドライブは疲れる。半ば眠りながら運転したので、権兵衛トンネルの入り口を見過ごし、19号線を塩尻まで走ってしまった。中央高速に乗り自宅には23時過ぎに着いた。
Camera:Canon IXY 910is
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