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日本三百名山

入笠山


【山頂から中央アルプスを望む】


MAP予定192*136
快晴!山頂からは全部見える
日程 2005年01月22日(土)
山名 入笠山
山域 長野県
入/下山地 沢入駐車場
メンバー 石川,石川,石原夫妻,福島


沢入駐車場(9:22)−(10:44)御所平峠−(11:20)山頂(12:30)−御所平峠−(14:00)沢入駐車場→ふれあいセンターふじみ○

 冬なのでどこか展望の良いところに行こうと言うことになり、入笠山を選んだ。それほど長い登りではないが、好展望として有名な山である。仲間に呼びかけると、当日には5人が集まった。
 待ち合わせは土曜の朝8時半に道の駅「信州蔦木宿」。国道20号沿いのこの道の駅には温泉施設もあり、日中はとても混雑する。しかし、開業前の時間では停まっている車もまばらで閑散としている。駐車場の隅には雪の固まりが寄せてある。このあたりは最近雪が降った形跡はない。
 5人が揃い、4台で入笠山の登山口へ向かった国道20号から富士見の交差点を左折し、入笠山頂上近くまで続く道を登っていく。始めは除雪のしてある道も、やがて雪道になる。タイヤの状態が心配されたが、四駆のノーマルタイヤでも何とか登っていく。  登山口の駐車場のところで道は通行止めになる。夏なら更に上まで車で入ることができるが、これ以上車で行くと、登山の楽しみが無くなってしまう。ともあれ車を停めて準備にかかる。雪は期待より少ないので、ワカンは必要ないようだ。アイゼンはザックに入れて行くことにする。
 登山口で記念写真を撮る。4人がそれぞれのカメラで撮るものだからけっこう時間がかかる。撮影会が終わり、入笠山と書かれた指導標の方向へ向かって雪道を歩いていく。

【登山口で記念撮影】

 指導標の上にカメラを置き、セルフタイマーで撮影したため、手前に指導標が写っている。


 カラマツ林の尾根の登りはやがてつづらになり息があがるが、やがて巻き道になると楽になる。左手には入笠山の山頂が見えてくる。山頂には樹木がないので、眺望は良さそうだ。早く山頂へ行って、眺望が消えないうちに写真を撮りたいと多少足が速くなる。

【雪上歩行】

 雪はそれほど深くなく、踏み跡もついている。ワカンもアイゼンも不要。


 登り始めから1時間ほどで目の前に雪原が広がる。入笠湿原だ。照り返しで眩しい中、山小屋の前まで行き、小休止する。
 御所平峠までは雪に埋もれた車道か、左に平行した山道を歩くことになる。後者の路を歩いたが、結局、車道に出たので初めから車道を歩いた方が良かった。車道では一台のスノーモービルが通り過ぎていったが、後には連続的なキャタピラの模様が残っていた。この模様を踏み消しながら峠まで歩いた。

【入笠湿原】

 一面に広がる雪原。下山時にはスノーシューで歩いている人が多かった。


 御所平峠のマナスル山荘前で再び休憩。山草の軒下には長い氷柱が何本も垂れていた。この日は氷点下3度くらい。デジカメには低すぎるようで、カメラの電源がなかなか入らなくなってきた。バッテリーを取り出して手袋の中で握りしめてしばらく暖めることにした。
 御所平峠から入笠山頂上まではコースタイムで20分、あと一息である。途中、八ヶ岳の山並みが見えてきた。南の編笠山から北の蓼科山まで、その長い稜線の一つ一つのピークがはっきりと分かる。頂上に立つ気がはやり、我慢できずに仲間を引き離して一気に山頂まで行った。


【山頂からのパノラマ】
 標高1,955mの入笠山頂上に立つと、まさに遮るもののない絶景が広がる。空気の透明度も抜群で、遠くまではっきりと見渡すことができる。手で暖めたバッテリーをカメラの中に入れ、パノラマ写真を一気に撮る。一通り撮り終えると、またカメラは低温のため使えなくなった(10D)。そもそも根本的な低温対策が必要であった。それでもDSC-U30の方はまだ動いたので、そちらの方で引き続き撮ることにする。
 仲間が山頂に到着し、皆で眺望を楽しむとともに、撮影会が始まる。石川さんも低温で動かないカメラに苦労しているようだ。山頂は弱いながらも風があり、体感気温は低くなる。そのため少し斜面を降りたところで昼食とする。目の前にはちょうど八ヶ岳が迫ってくる好位置である。
 下りは、御所平峠までは来た道を戻る。20人と30人の団体が登ってきて、やり過ごすために停滞する。クラブツーリズムのバッチを付けていたので、旅行会社のツアーなのだろう。御所平峠からは踏み跡のない道を歩き、やがて巻き道に合流し、駐車場まで戻る。
 駐車場で今回のパーティーは解散。僕と石原夫妻は温泉に向かった。富士見のスキー場周辺はいくつか温泉があるが、その中でも空いていそうな「ふれあいセンターふじみ」へ入った。この温泉で多少のぼせて、前日から多少調子が悪かったのが一気に出て、帰りの運転は苦労した。そして、翌日は一日寝込んでしまった。


石原さんの入笠山:http://www1.odn.ne.jp/~cad51350/nyugasayama170122.html

温泉情報
ふれあいセンターふじみ★★★
長野県諏訪郡富士見町富士見(TEL:0266-62-6766)
泉質:単純硫硫黄温泉,泉温:29.4℃
料金:500円・時間:10:00〜21:00
休館:月曜日と祝祭日の翌日、年末年始
Camera:SONY DSC-U30,CANON EOS 10D

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