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日本三百名山

大山(神奈川県)

残雪の大山へ
日程 1998年3月7日(土)
山名 大山
山域 丹沢
入/下山地 大山ケーブル下社/日向薬師
メンバー 単独行


伊勢原駅(8:00)=大山ケーブル−追分(9:00)=下社−大山−見晴台(11:00)−日向薬師(12:10)=伊勢原駅

 2年前には、今回の逆コースをたどったことがあった。そのときは悪天候のため大山の山頂を省略して二重滝を通っていた。今回はそのときの挽回も込めて山行に望んだ。
 小田急伊勢原駅の改札をでて右の階段を下りるとバス停がある。大山ケーブル行きのバス停は既に行列ができている。その最後尾に並ぶとバスはすぐに来た。後払いのバス料金は300円、通勤で使っている共通バスカードが使えたので得した気分であった。バスを降りてからケーブル乗り場までは500mほど歩かなければならない。しかし沿線は土産物屋が建ち並び、見ていて退屈しない。
 大山ケーブルの始発は9時からで、まだ30分ほど時間があった。イスに腰掛け時間を待つ。いつもならケーブルには乗らないでさっさと歩くのであるが、今までケーブルに乗ったことはなかった。今回はケーブルに乗るのも目的であった。
 朝一番のケーブル乗客は20人ほどで、半分がハイカーであった。
 阿夫利神社は素通りして、山頂へ向かう。まずは急な石段を登る。雪が着いていて段の奥行きもないので滑って落ちたら危険だ。
 大山を訪れる人は多く、山頂までにずいぶん追い抜いた。そして下山する人とも何人かすれ違った。
 途中富士見台という展望の場所があったが、靄って富士の姿は認められなかった。その手前の丹沢はよく見えた。

【下社から1.7KM】

 左がヤビツ峠(2.2KM)、右が大山山頂(300M)


 山頂が近づくにつれ、雪は深くなっていく。しかし多くの人が歩いた踏み後が残っている。季節に関わらず、多くの人が訪れる大山であることが感じられる。山頂奥の院は、地面が露出しているところもあるが、ところどころ1m近く小山になって降り積もっている。

【大山山頂からの眺望】

 天気は良かったが、眺望はいまいち


【大山山頂奥の院】

 風の仕業か、中央の雪の形が不自然だ


 奥の院の先には立派な公衆トイレがあったが、凍結のため閉鎖されている。
 見晴台の方へ降りていく。この道はマイナーかなとも思ったが、多くの人とすれ違う。雪は深いが半分溶けかかっている。スパッツを付けていなかったため、綿パンの裾が濡れてきた。

【囚われの身の自販機】

 しかも半分近く雪に覆われている。もちろん電源は入っていて、お金を入れたら出てくるだろうが、缶の取り出し口は完全に塞がれている。


【見晴台からの大山】

 見晴台で振り返ると大山がそびえています
 休憩用のテーブル・イスがいくつかあり、東屋は雪に埋もれていた。ここで小休止し、昼食のコンビニおにぎりを食べた。


 青年の家からはアスファルト道となる。人里が近づき、道脇の無人野菜売場が目に付くようになる。道の分岐で、道標によると左手が日向薬師になっている。今回は寄らずに直進してバス停へ向かう。
 日向薬師のバスは、結構便数が多い。5分ほどの待ち時間で、伊勢原行きのバスが来た。日差しで車内は暖かく、発車してすぐに眠ったようだった。気が付いたら伊勢原駅に着いていた。

NOYAMA
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