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北アルプス

明神岳

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明神岳
岳沢ヒュッテのテン場に三泊
日程 1998年05月01日〜05日
山名 明神岳
山域 北アルプス
入/下山地 上高地
メンバー MML6人



【5/1】晴れ
 横浜(17:00)=横浜IC−御殿場IC(¥1,900)−河口湖−甲府昭和IC−諏訪SA
(集合場所)21:25到着。24:30くらいに全員集合=塩尻北IC(¥2,400)=沢渡大橋駐車場、車内で小宴会後仮眠。
【5/2】曇り
 松本電鉄のバスで上高地−河童橋経由岳沢ヒュッテテン場へ。テント設営後雪訓、宴会。
【5/3】雨のち曇り
 未明から豪雨、一日停滞。夕方より雨はあがる。
【5/4】快晴
 4:30起床、朝食後、奥明神沢から明神岳(バリエーションルート)へ。
 下りは来た道を岩トレ&雪訓しながら下山。
【5/5】快晴
 4:30起床、朝食後テント撤収、上高地−沢渡大橋駐車場(11:40解散)
 松本IC=一宮御坂IC(¥2,800)=河口湖大橋13:49(¥200)=御殿場IC=横浜IC14:40(¥1,900)=自宅到着16:55

 今回は冬季テント泊ということで、装備の量がかなり多くなりそうであった。いままでの55Lのザックでは役不足であったため、新たに80Lのザックを新規に購入して今回に望んだ。沢渡の駐車場でパッキングを行ったが、おもしろいように装備がよく入る。いい気になって入れていたら結構重くなった。

【岳沢登山道へ】

 その重くなった荷物のおかげで、テン場までの登りは写真を撮る余裕がなかった。これは帰りがけに振り向いて撮ったもの。(帰りの方が天気が良かった)

 

【テン場からのパノラマ】

 滝沢−一枚岩沢−奧明神沢−明神岳−霞沢岳−大正池

 
【岳沢ヒュッテのテン場】

 テン場は沢の中にある。遠目にはかなり傾斜がありそうであったが、そばまで行くとそれほどでもない。1メートルほどの積雪があるので、スコップで整地してからテントを立てた。
 写真は雪がすくない方のテント。3日の大雨の後で、かなり雪が溶けた。

 
【滝沢の大滝】

 テン場の背後は滝沢で、大滝が音を立てて流れ落ちている。
テン場に着いた日は、テント設営の後、登攀装備を付け滑落停止など雪上訓練を行った。

 
 滝沢2日目は、未明から大雨が降り続いていた。ほぼ予報通りであったので、予定通り?停滞となった。9時くらいに起きだし、食事をとりながらおしゃべりタイム。持ってきた酒類も、ここで大量に消費される。
 夕方になると、すっかり雨はやんだ。テントの中でじっとしてることから解放され、外に出た。今までの大雨で沢の雪はかなり溶けたようである。ところどころ雪に穴が開いて、沢の水が噴き出している。テントの回りも自然に側溝ができあがり、50センチほど穴が開いている。近くの岩は早くも乾いてきているので、早速濡れた合羽を乾かす。持ってきたカメラを写し始めるのも、ようやくこのころからである。

【奧明神沢】

 一日停滞した後、天気は見事に回復した。奧明神沢から明神岳を目指した。

 
【西穂高岳】

 西穂高岳の西壁に日が差してきた。

 
【奧明神沢で休憩】

 奧明神沢は登るにつれ傾斜が増してくる。朝のうちは雪面は堅く、蹴り込んだ足場のグリップが良く効く。
 写真は比較的緩やかなところでワンピッチ目の休憩。

 
 奧明神沢を登り切り、稜線上のコルに出ると雪はなくなる。アイゼンを外し、ピッケルも置いて、V級の岩を登る。

【明神岳1峰と2峰】

 コースマップにルートはないが。実際は道はしっかりとある。東側は切れ落ちている。

 
【明神岳のザレ】

 明神岳は草木も生えぬ岩峰だ。今にも崩れ落ちそうな岩があちこちにある。

 
 標高2931mの明神岳に到着。360度遮るものがない大パノラマが望めた。天気も上々である。前穂から奧穂、西穂に続く稜線もばっちり見える。早速カメラでぐるりと一周のパノラマ写真を撮る。


【明神岳山頂からの眺望】

 360度の大展望。天気も良くかなり見渡せる。一日停滞した甲斐があったというものだ。

 

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