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大連 2006


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中国MAP
残暑の大連市街散策
日程 2006年09月21日~24日
山名 --
観光 大連
費用 \120,000
天気 晴れ


9/21 横浜=成田(JL797)==(11:55)大連
9/22 大連市内
9/23 大連市内
9/24 大連(JL798)==成田(19:15)=横浜
 10ヶ月ぶりの中国行きであった。と言うのも昨年は4度も中国へ行っているのに、その後すっかり間隔があいてしまったからである。年間3回は行きたいところであるが、なかなか時間や資金も都合が付かない。
 時期的に9月の海外旅行はあまり安い時期でもないが、最低限必要な4連休を確保できるのがこの時期だった。行き先を大連としたのも、あまり長い時間飛行機に乗りたくなかったという曖昧な理由だ。ともかく出発三週間前にホテルと航空機をインターネットで予約した。

往復航空機・ホテル等 \53,800
1人部屋追加 \21,000
燃油サーチャージ \6,000
国内空港使用料 \2,040
海外空港諸税 \7,320
合計
\90,160

【初日】
横浜(5:40)-(7:34)成田空港(9:50)-(11:55)大連空港-(13:00頃)大連万達国際飯店

 午前便の成田発に乗るためには、自宅最寄りの駅で始発の電車に乗らなければならない。相変わらず成田空港は遠い。空港までは2時間40分かかった。成田空港から大連までのフライトとそう変わらない時間である。いつも思うことだが、なぜ神奈川県には民間空港がないのだろうか。世界でも有数の大都市といえる横浜や川崎を抱える、700万市民が生活する県である。空港建設の機運すら起きないのが不思議である。
 平日の朝7時であるにもかかわらず成田空港は出国客でごった返していた。出国手続きを済ませ、免税ショップが並ぶ一角の千葉銀行で人民元へ両替をした。ここのレートは中国で両替するより悪いことは分かっているのだが、比較のためにあえて両替してみた。すると、10,000円が602RMB円になった (レート:16.61、実際は10RMB未満は円で帰ってくる)。翌日、中国のホテルで両替をすると、10,000円が664RMB(レート:15.1)だった。60RMBの違いなので、約1,000円という恐るべき差であった。やはり国内で両替するのは避けた方が良さそうだ。

 大連へ行くにあたって、以前は現地の悪天候のため搭乗機が来ないことがあった。しかし今回は日本始発の日本機であるためその心配はない。搭乗口の大きなガラス窓にはすでに待機中の機体が見えた。
 順調に搭乗が行われ、機内は6割程度の乗車率。ほとんどが日本の会社員だった。成田を飛び立ち、窓際だったため、しばらく地上の風景が見えた。羽田空港に続き、富士山もよく見えたが、その後は雲に覆われていた。日本海にでるまでにはそう時間がかからなかった。再び地上が見えてきたが、韓国上空を飛んでいるのだろう。高速道路がよく見えるが、どの辺を飛んでいるのかは分からない。
 機内のドリンクはエビスビールを選択することができた。中国の航空機では中国の不味いビールしか飲むことができないので、高い料金を払って日本の飛行機に乗った甲斐があった。もちろん、中国のビール=不味いというわけではない。よく飲む青島ビールは気に入っている。以前、中国の航空機に乗って不味いビールを飲まされたことがあったので、その印象が強いだけの話である。
 大連空港の滑走路のすぐ横には住宅が立ち並んでいる。うるさくないのだろうか。
 到着口を出ると、JTBの出迎えはすぐにわかった。客は2人だけらしい。年配の女性で戸塚の人だった。普通車で大連市内へむかった。

【大連万達国際飯店】

 1996年開業、全368室、地元企業が経営するホテル。まわりに高層ビルが少ないので、離れたところからもよく見える。日本人専用フロアがある。19階の部屋からは大連港が一望できた。
 ホテルのまわりには、コンビニ、北京ダックの店、上島珈琲がある。少し歩くが、オリンピック公園や、中山広場へも行くことができる。

 万達ホテルは高層住宅に囲まれている。チェックインを終えてまだ12時前である。朝早く家を出たとは言え、ずいぶん早くここまで来たことになる。
 19階の部屋に入るとまだ掃除されていなかった。これで四つ星ホテルかと思ったが、早々に外へ散歩に出かけることにした。
 中国の道と言う道には全て名前がついている。そのため、地図があれば初めての場所でも迷うことはない。道の名前は交差点には必ず明記されている。地図は日本で買ったガイドブックに挟まれていたものがあるので、それを片手に町に飛び出した。
お散歩ルート
新開路-黄河路-中山公園-東北路-大連西駅-人民広場-天河百盛-ウォールマート
 天河百盛という百貨店の前を通る。店の様子がおかしいと思ったら、停電で営業を停止しているようだ。店の前では多くの客が再開を待っていた。停電がこの百貨店だけのものか、この地域がそうなのかわからないが、中国の人たちにとっては特別なことではなく、よくあることとして受け止められているようだ。日本では夕方のニュースとして取り上げられることは間違いない。

【食堂街】

 オリンピック公園の地下にある食堂街。おなじみの吉野家やマクドナルドが出店している。ウォルマートもこの地下にある。


 ウォールマートがある地下の美食街に吉野家を発見。よほど食べようかと思ったが、それほど腹も空いていないので通過した。大連市内には6ヶ所ほど吉野家があるようだ。日本でもこれだけ密度濃くあるのも珍しいのではないだろうか。場所は、新マート5階、勝利広場地下1階、百年城、オリンピック広場地下2階、和平広場地下1階、解放路の桃源に出店している。

 中山広場方面へはタクシーで行った。このタクシー、料金メータが壊れていた。ぼられるのかと思ったが、10RMBだったので妥当な金額なのだろう。夕食は韓国式焼肉の『力神焼肉店』。日本人向けのタウン誌にも紹介され、日本人もよく利用する店のようだ。今回の大連ではこの焼肉が最も豪華な食事であった。

【中国携帯電話調査その一】
 今回の旅の目的のひとつとして、中国の携帯電話を入手することと、auのグローバルエキスパートを試すことがあった。日本からはボーダフォンの海外専用機であるV66とauのW41CAを持ち込んでいた。V66は日本で売っている日本では使えない電話機で(そのサービスの新規受付はすでに終了)、すでに解約している。W41CAは、グローバルエキスパート機ではあるが、これ自身は海外では使えない。中のSIMカードをauの海外専用機(ノキア製)に入れることで海外で使えるのである。
 中国では、携帯電話の保有数が5億を超えているという。日本の人口の4倍を超える恐るべき数字である。中国の携帯電話は電話機と番号を別々に買うことになる。電話機は高く、番号は激安であるため、5億という数字は番号の発行件数なのかも知れない。番号は60RMBから買うことができるのである。
 電話番号はSIMカードを買うことで得ることができる。SIMカードの中に電話番号が埋め込まれており、50RMB分の通話料金もすでに含まれている。SIMカードは市内の至る所にあるキオスクのような売店で購入することができる。値段が定まっていないのは電話番号によって価値が異なるからで、ゴロの良い番号は高く、4の含まれるような縁起の悪い番号は安いそうだ。60RMBというのが一番安く、やたら4が含まれていたりする。日本人としては、番号には頓着しないので、とにかく安いものを買うことにした。とりあえず値切ってみると、4が付かない番号を最安値の60RMBで購入することができた。
 道ばたの売店で買うくらいだから、SIMカードを入手する際に身分を登録する必要はない。日本では考えられないことだが、その電話番号が誰のものなのかは、本人しか知らないことになる。(国際電話の利用者やその番号を失効させたくない場合は登録が必要となるようだ)
ボーダフォン V66
 中国のSIMカードが入手できたので、ホテルに帰り実験を行うことにした。日本から持ってきたボーダフォンのV66(モトローラ製)がそのSIMカードで動作するかどうかの実験である。ボーダフォンのその電話自体はすでに解約しているので、中に入っているSIMカードは使い物にならない。
 さっそく買ってきたSIMカードをV66に挿入して電源オン。何やらパスワードを聞いてきたが分かるわけもない。適当に入力してみたが、そう簡単に通じるわけがない。ついでに現役auのW41CAのSIMカードを入れてみたが同じだった。いずれにしても、V66にはSIMロックがかかっているのは分かっていたことなので、使えないのは当然である。明日、携帯電話本体を購入し、更なる実験を行うことにする。

【自動販売機】

 日本ほどではないが、町中ではときどき飲料の自販機を見かける。硬貨の流通が少なく、ボロボロのお札が多い中国だが、使い物になるのだろうか。料金はペットボトルのコーラ3RMB、缶のコーラは2.5RMB、ペットボトルの水が1.5RMB。日本の1/3程度の価格だ。操作説明が漢字と絵で丁寧に書かれている。まだ自販機は一般的ではないようだ。


【華宮】

 中山公園にある華宮。仏教寺院のようだ。中を覗くと派手な仏像が並んでいた。


【婦人警官】

 人民広場の前の通りで交通整理をしていた。大連の婦人警官は、モデル学校の卒業生から採用しているそうだ。
 中国において信号を守る歩行者は少ないが、警官が交通整理をしていると、さすがにそれを無視する人はいない。

【大連市中級人民法院】

 地方裁判所。旧関東州地方法院。東大安田講堂と同じ設計らしい。


【オリンピック電子城】

 こちらもオリンピック公園の地下にある電気街。大連の秋葉原といった感じだ。中国のパソコンの価格は日本とそれほど変わらない、庶民には高嶺の花である。しかし、インターネットカフェがそこら中にあるので、学生はほとんどそれを利用しているようだ。




Camera:Panasonic DMC-FX9

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