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中国見聞録シリーズ

青島放浪記

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MAP予定192*136
中国ビール発祥の地、青島へ潜入
日程 2007年02月03日-05日
山名 老山
山域 中国・青島
費用 ¥85,090
メンバー 単独


2/3 横浜=成田=流亭空港=ホテル=青島ビール博物館=天主教堂=桟橋=ホテル
2/4 ホテル=老山近く=利村=小魚山公園−旧市街=五四広場−書城=ホテル
2/5 ホテル=家楽福=流亭空港=成田

 歴史のある中国にあって、青島の歴史は比較的新しい。100年ほど前までは、山東半島南部の小さな漁村であった が、1898年にドイツの租借地となるや洋風建築の建物を次々と建築し、ビール工場も造られた。ドイツの統治は20年 ほど続き、第一次大戦で日本が引き継ぐことになる。青島と言えば青島ビールで、青島を知らなくても青島ビールを知 る人は多いのではないだろうか。現在の青島はJAL、ANA共に毎日直行便が出ている。
 海外旅行は2月が一番安くなる。この時期に行かない手はないので、また中国へ行くことにした。日本からの直行便 があり、まだ行ったことのない所として、青島へ行くことにした。中国へ行くたびに青島ビールばかり飲んでいたものだ が、ついにその本場の青島へ上陸することになる。
 ネットで適当なツアーを探し、3週間後のフリーツアーを予約した。一見安そうな旅行代金の表示は相変わらずインチ キで、旅行会社に支払うトータルの料金は以下となった。

旅行代金(大人)¥33,300
一人部屋追加代金¥13,000
成田空港施設使用料 ¥2,040
現地港税等¥1,500
燃油特別付加運賃¥8,600
合計¥58,440

 それでも四つ星ホテル二泊三日で六万円を切っているのでかなりの安値である。1人ではなかったら五万円を切って いたことになる。
 場所と日程が決まったので、あとは事前調査である。本屋で青島のガイドブックを探したが、一冊丸ごと青島の本は なく、中国全土を紹介した本の中の数ページしか扱われていなかった。しかしさすがにインターネットでは情報が豊富 で有益な情報を得ることが出来た。なかでも一番参考になったのが、現地駐在員さんの「中国・青島ガイド」であった。
http://www.qingdao-guide.jp/
 
【2月3日】
 成田空港9:30発のJL783は、これまで乗った国際便の中でも最も朝早いものである。空港でのチケット受け取りは 7:30となっていた。JRでは間に合う列車がないので、横浜からはリムジンバス(5:50YCAT発)を利用した。
 リムジンバスは定刻通りの7:15頃に到着し、カウンターでチケットを受け取り、搭乗手続きを行う。出国手続きは 7:30からなので、しばらく売店を見学して回る。
 出国ゲートは長蛇の列ができていた。この時期は利用客が少ないので、係官の数がゲートの半分しか対応しておら ず、かえって混んでいるのである。
 出発は定刻通りで、機内は三分の一ほどしか席が埋まっていない。機体の扉が閉じられると隣に座っていた女性は別の席に移ってしまった。まわりでも、好き勝手に席を移動している。これでは、この機が墜落したときに、誰がどこに座っていたか分からないだろうと思ったが、それは杞憂に終わった。

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 【JL783】
 【富士山通過】
 【機内食】

 青島までは三時間半、機内では忙しい。外の天気が良いため、飛び始めは地上の風景を楽しんだ。運が良いことに 富士山側の座席に座っていたのである。横浜上空や、富士山、南アルプスの風景を楽しむ。しかしいつまでも風景を楽 しむわけにはいかず、座席のモニターで映画を見なければならない。機内の映画は先行上映や上映中のものなどなか なか価値のあるものが多い。今回選んだのは「父親たちの星条旗」。さすがに「硫黄島の手紙」は無かったが、星条旗 とセットの映画なので、こちらを最初に見る良い機会になった。内容的には日本側の描写はほとんど無く、星条旗を立 てる場面の写真を巡る物語であった。
 映画を見ている間にもドリンクや、機内食が運ばれてくる。ドリンクは最初はトマトジュース、そしてエビスビール、最後に珈琲。タダなので、どうしても貧乏根性が出てしまう。 そして映画を見終わる頃、ちょうど機体は着陸態勢に入った。窓からは海岸線の青島の町が見えている。
 着陸する空港は流亭空港。成田と同じように、地元の町の名前だ。無事着陸し、入国手続きのゲートに進む。この時間帯は着陸した航空機がJL783だけだったようで、入国手続きは 行列もなく、すんなり完了。到着ロビーに出て、迎えの旅行社と合流。その現地旅行社は日本国内から複数のツアー を受け持っているようで、合計11名がバスに乗り込み、ホテルへ向かった。
 さっそく昨年大連で買った携帯電話の電源を入れると利用不能だった。中に入っているSIMカードの利用期限が3ヶ月 といわれていて、その期間も当に過ぎているため当然である。auのSIMカードに差し替えると問題なく利用可能となっ た。

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 【流亭空港】
 【ホテルの部屋から】
 【ビール瓶のオブジェ】

 バスの中で、日本円を両替する。20,000円が1,240RMBとなった。年々円の価値が下がっているのが実感できる。 しかし、ホテルと同じレートと言われてバスの中で両替したのだが、後でホテルのレートを見ると、ホテルの方が5%ほ ど有利であった。それでも、成田空港内で両替するよりははるかにましである。
 今回のホテルは青島貴都大飯店。四つ星ホテルで外観は立派だ。ホテルに到着し、旅行社の担当と別れる。帰国 日の10時20分にロビー集合で、それまで自由行動となる。部屋は20階で窓からは北側の風景が見える。真下には 幹線道路があり、その道に沿って地下鉄が工事中だ。たしか今年開業するはずである。道の向こう側にはカルフール (家楽福)があり、今回の滞在中重宝することになる。

【青島貴都大飯店】

HOTEL EQUATORIAL QINGDAO
青島貴都大飯店(青島エクアトリアルホテル)★★★★
28 Xianggang Zhong Road, Qingdao
開業:1997年(24階建て),客室数:457室
近くに、カルフール、五四広場、目の前に地下鉄駅(建設中)


 部屋で一息つき、行動開始。まずはタクシーで青島ビール博物館へ行くことにする。ホテルで待っているタクシーは ネットでの評判が悪いので、通りに出て流しのタクシーをつかまえる。しかしこのタクシー運転手、あらぬ方向に車を走 らせている。道が違うと文句を言うと、どうやら青島国際ビール城に向かっているらしい。相手は言い訳だか何か分か らないが、べらべらしゃべっている(意味不明)が、とにかく引き返して青島ビール博物館へ向かってもらう。途中道は 渋滞し、タクシーはなかなか進まなかったが、運転手は裏道を進み、ようやく到着する。遠回りした料金は28RMB。 安くしろと言いたいところだが、日本円で400円程度なので、もめ事は避けてすんなりと支払う。(青島のタクシーは、 初乗7RMB(3Km)、1.2RMB/Km)

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Camera:Panasonic DMC-FX9,Canon EOS 10D

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