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厦門再び-中華圏放浪

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花粉症対策で国外脱出...

花粉症対策で国外脱出...

【厦門博餅民俗園からの眺め】

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厦門の訪問地

SM場市・松柏公園・厦門博物館・橋梁博物館・外圓厦門書城・厦門駅・南普陀寺・鼓浪嶼・万石植物園

【03月15日】
 この日は朝から厦門博物館へ行くことにした。地図で確認するとホテルから歩いて15分くらいの所にある。厦門の博物館も日本と同じ9時開館なので、それまでの時間をホテルの部屋でまったりと過ごした。今回注意したのは、この日が月曜日ではないということだ。中国でも公共施設は月曜日が休みのことが多く、せっかく訪れて休館だったらがっかりである。前回それを福州で経験してしまったので今回は慎重である。

 【建設中】
 【なぜか船】
 【味千ラーメン】
 ホテルの前から松柏路という大きな通りに出て、西に向かって歩く。いくつか信号を越えると右手に大きな施設が見えてくる。まだ建設中でコンクリがむき出し中の高層ビルや白いコンテナのような大きな建物がある。道を挟んで左手にはこれもまた大きなマンションが建ち並んでいて右手に広場が見えてくる。中国の都市は高層ビルが建ち並ぶ一方で、無駄とも言える広大な広場を良く配置している。広場には全て石が敷き詰められている。広い広場の下は商店街になっているようで、階段を下りていくと、様々な店舗が並んでいる。まだ開店前の時間で、人も少ないが、イベントの準備が行われていた。店舗のひとつに味千ラーメンを発見した。

【厦門博物館】

 厦門文化芸術中心には、図書館、博物館、文化会館、美術館、科学技術館があり、映画館、劇場、会議室、飲食街やショッピングセンターもある。
 廈門博物館はもともとコロンス島にあったものが、ここに移転してきている。元廈門博物館のほうは、オルガン博物館となっている。
 博物館には福建省特産の古い石の彫刻や、北京白塔寺の千手千眼観音など貴重な文物が展示されている。入場無料。



 厦門博物館は広場の一画にある。ガラス張りの近代的な建物で入口の前には様々な石像や池、あずまやなどが配置され、公園のようになっている。この厦門博物館は粋なことに入場無料であった。
 博物館に入場し、最初のコーナーは石に関するものだった。厦門は石が取れることが有名で、日本からも良く買い付けに来るということを聞いたことがある。壁には彫刻を施した清の時代の石版がいくつもはめ込まれている。そして佛座像なども置かれている。それらは説明書きがほとんど無いので歴史的意味が分からない。
 【石林】
 【アヘン戦争】
 【土偶】
 つづいて、厦門歴史陳列のコーナーへ移動する。こちらが博物館のメインコーナーのようだ。入ってすぐに銅像がある。厦門の歴史人物だろうか知らない人だ。そして、原始時代のジオラマがあり、等身大の人形がなにやら工作をしている。なかなか良くできている。ここから時代に沿って展示が続く。土偶や土器が展示され、土器を製造しているジオラマがある。
 時代が進み、アヘン戦争に突入する。海辺でイギリス軍と戦っているジオラマがあり、港に船が集まりにぎわう様子が描かれ、第二次大戦に入る。日本軍が上陸し、日光岩の上での記念写真が展示されている。
 博物館は広いのだが、使われていない部屋が多く、見学できた部屋は少なかった。ひととおり見て回り、外に出た。次に隣の科技館の方へ行ってみたが、こちらはけっこうな入場料を取るようだ。科学技術は日本の方が進んでいるだろうからと言う理由で、こちらを見学するのはやめにした。
 仙岳路を西へ歩き、厦門島と本土を結ぶ海滄大橋の方へ向かった。道は歩道が整備されているので歩きやすい。歩道は街路樹が多いので、強い日差しを防いでくれる。厦門は都会で高層ビルも多いが、とにかく緑が多い。日本の貧弱な街路樹と対照的だ。中国の街路樹の幹には白いものが塗られていることが多いが、それはペンキではなく、害虫予防の薬剤だそうだ。
 汗をかきながら歩いていると、目の前の小山に滝が流れるのが見えてくる。人口の滝なのだが、豪快な感じである。厦門博餅民俗園と書かれた看板がある。


【厦門博餅民俗園】

 良く分からないが国家A級の観光施設らしい。入場料が60元と高い。しかし同じ券売所で橋梁博物館のチケットが20元で売られていた。



【海滄大橋】

 橋梁博物館へ向かったつもりが、間違ってこの高台にたどり着いた。全長780mの美しい大橋が一望できる。海滄大橋の向こうが本土で、そこもアモイ市内である。橋梁の白い部分が橋梁博物館で中国唯一のものであるらしい。橋梁の奥では船積みを待つ石が大量に並べられている。
 この高台の展望台は日曜日の昼間だというのに誰もいなかった。




 橋梁博物館に行くために入場口の方へ戻り、出口の手前で別の道に入ろうとすると門番に咎められた。どうやら入る道を間違えたよ滄うだ。券売所の小姐も4人ほど出てきて、あれやこやと言い合いになるが、よく分からない。おまえは何人かと聞くので日本人だと答えると、あきらめたようで、橋梁博物館への道を進むことができた。本来展望台に行くためには60元が必要だったのだろう。橋梁博物館は無人で係員さえいなかった。展示物も印象に残るものではなかった。
 バスに乗り厦門駅へ向かった。厦門駅へ行きたいわけではなく、厦門駅の近くの本屋へ行くのが目的だ。本屋に近い所へ行くバスもあるのだろうが、わかりやすい厦門駅へ行くのが確実だった。バスを降りてから少し厦門駅の前を散策した。相変わらず駅前は多くの人たちでごった返している。とにかく待っている人が多いのだ。いつもながら不思議に思うのだが、駅の中にも待合室はあるのだが、そこに収容しきれなかったであろう人たちが、駅の外で待っているのである。よほど列車が少ないのか、切符が買えないのか、列車の出発から何時間も前に来ておかないと気が済まないのかいずれかだろう。
 外圓厦門書城はアモイで一番でかい本屋である。そこでは本やDVDを買い込んだ。厦門では買い物をしても袋に入れてくれない(レジ袋は禁止)ので、店を出るときにレシートをチェックされる。店を出てから商品を鞄に詰め込み、さて次はどこへ行こうかと考えたがホテルの方へ戻ることにした。
 【緑豊かな仙岳路】
 【厦門駅】
 【外圓厦門書城】

 外圓厦門書城の近くにあるバス停からSM場市行きのバスに乗った。このバスがホテルに戻るのに一番確実だ。このバスはSM広場の前を通り越して、さらに進んでいく。どうやら、循環バスのようで、SM場市が終点ではないようだ。あわててバスを降り、歩いてSM場市に戻った。
 昨日と同じようにフードレストランで昼食にする。あまり腹も空いてなかったので、フルーツ盛り合わせにした。ガラスケースの中には南国らしく様々なフルーツが並んでいる。通常は客の好みで果物を選べるようだが、店員のお好みで選んでもらい盛りつけてもらった。
 いったんホテルに戻り、昼寝をした後再びフードレストランに行き、夕食として牛肉セットを食べた。
左
【フルーツ盛り合わせ】
   右
【夕食(16元)】

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Camera:Canon IXY 910is

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