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富士山−須走口
富士登山、放尿するたび200円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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コース(タイム)須走口(8:19)−(14:50)山頂(15:08)−(17:38)須走口
【登山口駐車場】 須走口五合目の駐車場。すでに多くの車が止まっていたが、スペースにはまだ余裕があった。登山口までは急坂を下って少し戻ることになる。 登山口は駐車場から少し下ったところにある。まず登る前に用を足してと、と思ったらいきなりトイレは利用料200円だった。車の入る登山口でいきなり高額料金である。この先どうなることだろう。ここは限界まで我慢することにし、先に進んだ。 道は石畳から階段になり、鳥居をくぐって小さな神社を通過すると樹林帯の中へと入っていく。標高2,000m超の森はそんじょそこらの森とは雰囲気が違う。シラビソやコメツガなどの針葉樹林が続く。 【樹林帯を歩く】 富士登山で樹林帯を歩くのは、この須走口からだけらしい。 21日の山梨日日新聞のWEBニュースによると、山頂までの積雪は最大で3メートルあり、7月1日の山開きが危ぶまれているとのことだった。そこで今回の装備は冬山縦走なみのアイゼン、ピッケル、重登山靴で望んでいた。ところが登山道にはほとんど雪はなく、あってもすでに除雪した後のようで、冬山装備は必要なかった。 須走口からのルートは富士宮口と比べて山小屋が少ない。登りはじめから1時間余りでようやく六合目の山小屋に到着する。小屋の前のベンチでしばらく休憩。 小屋の裏手では巨大なバスタブのようなものを荷揚げしていた。水タンクらしく、これまで使っていたものが雪で潰されたらしく、交換するとのことだった。 本六合目の小屋を通過。この小屋はまだ固く閉ざされている。 廃材が積まれた、山小屋跡のようなところを通過。 【落石注意】 日・英・中・韓・スペインの五カ国語で書かれている。 【七合目大陽館に到着】 大陽館はすでに営業しているようだが、従業員がせっせと開店準備をしていた。素泊まり6300円、豚汁735円と看板が出ている。 七合目、山小屋太陽館に到着。従業員が総出で開店準備を行っている様子だ。この小屋の前のベンチで休憩し、昼食にした。昼食は昨夜作った炒飯をタッパに詰め込んだもの。いつもはコンビニでおにぎりを二個だけ調達するのだが、カロリーはあまり変わらないはずだ。 【もうすぐ本七合目】 七合目から本七合目まで50分ほどかかる。 見晴館の前を通過。 富士山には川が無いのだが、岩肌を川のように水が流れている。雪解け水がたまたま地面に吸い込まれずに、そこだけ岩場なので川のようになっているのだ。 八合目、江戸屋の前を通過。皇太子殿下ご宿泊所と壁に書かれている。この小屋はまだ閉じている。八合目からは吉田口の登山道と合流するため登山者が増えてきたようだ。 本八合目にはトイレが多い。しかも使用料100円となっている。登山口から各小屋のトイレは200円と横並びかと思ったが、この本八合目トイレだけは例外であるらしい。このトイレを目指してトイレ調整(我慢)するのが良いだろう。登山口からは5時間かかっている。 トイレは綺麗で、宿泊場所としても使われているのだろうか。トイレで寝たら5000円と英語で張り紙がしてあった。 本八合目、海抜3400mのトモエ館を通過。ここからが神域で神社の境内となる。見上げて見える山小屋が山頂のものであることを願う。 九合目の迎久須志神社は祠が石積みで囲まれている。その前で最後の休憩をし、山頂に向かう。 久須志神社の狛犬を通り抜けて鳥居をくぐると山頂となる。山頂には多くの小屋が建っているがいずれも固く閉ざされている。「富士山頂上浅間大社奥宮」と彫られた道標の前で記念撮影をする。 【山頂】 山頂と言ってもここの標高は3,725mほど。最高峰の剣が峰は火口の反対側で、往復1時間はかかるので今回は見送った。 五合目から登ってくる間に雲を一層抜けてきたが、山頂の上空はさらに雲で覆われている。直射日光は差さなかったのだが、それでも紫外線は強かったらしく登っている間に顔がかなり日に焼けていた。日焼け止めを塗っておくべきだったと後悔した。 山頂は風が強く、滞在時間数分で下山を始めた。
【須走を振り返る】 須走口の登山道は登りと下りが分かれており、下りはほぼ直滑降となっている。地面が砂地なので、足の負担も少なく駆け下ることも可能だ。今回登りが6時間半に対し下りは2時間半だった。
温泉は御殿場温泉会館へ向かった(この辺ではここしか知らない)。湯船の窓から正面に富士山が望めることで有名だが、この日は雲に覆われていて見えなかった。日が落ちかかり、御殿場の夜景が見え始めていた。 この日の歩数:20,543歩
富士山データ
8合目以上の登山者数 242,029名(2007年開山期) 山頂の平均気温 7月5.1度 8月6.4度(2007年) 山頂の平均風速 7月11m 8月7m(2007年) 山頂の気圧 平地の2/3 登山口の標高 御殿場口:1,388m 須走口:1,960m 吉田口:2,226m 富士宮口:2,382m Camera:Canon IXY 910is
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