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吾妻耶山−群馬県の山

吾妻耶山−群馬県の山

巨大な三基の祠は誰が...

巨大な三基の祠は誰が...

【吾妻耶山頂上】

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登山マップ
山行情報
日程 2009年04月04日(土)
山名(山域) 吾妻耶山(谷川岳周辺)
入/下山地 ノルン水上スキー場
メンバー 大山、山口、石川、福島
行動時間 3時間17分
歩行
距離
登り
下り
歩数
5.0km 513m 513m 15,276歩

コース(タイム)

横浜(4:42)=駐車場(8:50)−吾妻耶山−(12:07)駐車場

 《山概略》
 吾妻耶山は「ぐんま百名山」のひとつで分県登山ガイドでも紹介されている。古くから信仰で栄えた山ではあるが、現在では山肌にスキー場が整備されシーズン中はスキー客でにぎわう山となっている。

 《アプローチ編》
 今回の山行の本命は、魚沼市の大岳だった。前日の土曜日は移動日だったが、どこにも寄らないのはもったいないと、途中にある吾妻耶山を登ることになった。
 週末の高速料金が1000円になって初めて高速を利用することになる。渋滞を避けるためになるべく早く出発した。途中2人の仲間をピックアップしてから八王子ICから高速に乗る。圏央道経由で、関越道を北上する。PAでもう一人の仲間と合流し、水上ICで高速を降りる。
 水上ICから3kmのところにノルンスキー場があり、その駐車場が登山口となり、車もそこに駐めることになる。

 《吾妻耶山へ》
 スキー場はちょうど一週間前の3/29で終了しているが、すでに目の前のゲレンデに雪はほとんどない。広い駐車場に他に車はまったっくなく、我々の2台の車だけがぽつんと駐められた。  車からでると誰もいないスキー場に大音響でFM放送が流れていた。スイッチを切り忘れたのだろうか、この音の中で吾妻耶山を目指すことになる。山頂は駐車場から見えていて、登りは急なようだが距離は短いようですぐに登れそうな感じだ。


左
【リフトに沿って登る】
   右
【リフトの上には雪が残る】

 リフトに沿って雪の解けた斜面を登っていく。こんな状況でも2人はスキーを担いで登っている。登っている斜面はゲレンデの上級者コースらしく、かなりの急坂である。気を抜くと下まで転がり落ちそうな斜面だ。途中斜面は谷越えになり藪の中を突破する場面もあったが、その嫌らしいところは一ヶ所だけだった。
 リフトは思いの外上の方まで続いていて、なかなか山頂駅が現れない。足もとには徐々に雪が増えてきた。このあたりは降雪機があるので多くの雪が残っているようだ。
 リフトの山頂駅でもあいかわらずFM放送がガンガン流れている。リフト駅の少し先に夏山登山ルートがあり、少し下ったところに指導標が立っていた。山頂へは右の方へ登っていく。樹林帯の中に入り、踏み跡はないもののかすかな登山道の気配を感じながら進んでいく。
 雪はあったり、無かったりの道を進み、目の前に山頂が見えてくると、石門が出迎えてくれる。二本の穴の空いた石柱が立っている。穴には木がはめ込まれていたのだろうが、今となってはその姿が想像できない。
 山頂には、三基の巨大な石の祠が並んでいる。案内板によると、明治時代に麓の村々が組になってそれを担ぎ上げ設置したようだ。山頂の奥に行くと眺めが良く、谷川岳を中心に上越の山なみが見渡せる。ここから見る山はどれも雪で真っ白だ。

吾妻耶山頂上 【吾妻耶山頂上】

 標高1,341m。巨石で作られた三基の祠がある。由緒によると寛文2年(1662年)、この地に立派な吾妻耶神社神殿が建立されたそうだ。当時は地元民の信仰が厚く、山道の途中に露店が並ぶほどの賑わいだったそうだ。現在の石殿は明治24年に建立されている。


 山頂から三角点の方へ向かったが、雪が深く場所が分からなかった。GPSを持っていたので宝探しのように探せば良かったのだが、そのときは思いつかなかった。
 下山はリフト山頂駅までは来た道を戻った。大峰方向のゲレンデはまだ雪が多く、スキーが楽しめそうだ。スキーを担いできた人にとっては、そこからが本領発揮である。ツボ足組は先行して降りていったが、スキーを履いた大山さんと石川さんはあっという間に下っていった。

《登山道の花と温泉》
キクザキイチゲ フキノトウ 風和の湯
 【キクザキイチゲ】
 【フキノトウ】
 【風和の湯】

立ち寄り湯情報
上牧温泉 風和の湯★★
場所:群馬県利根郡みなかみ町上牧1996-7(TEL:0278-72-1526)
泉質:弱アルカリ性低張性高温泉(泉温43.2℃)
料金:550円・休館:無休
時間:10:00〜21:00(10月〜3月は20:00まで)
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2

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