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横手山-日本三百名山 横手山-日本三百名山 山頂は観光客がぞろぞろと 山頂は観光客がぞろぞろと 【渋峠に向かう車道脇からの横手山】
コース(タイム)硯川(8:06)-(9:07)鉢山-(9:26)草津峠-(10:26)横手山(11:12)-(11:30)渋峠
《山概略》
《横手山へ》 硯川のバス停の近くに駐車場があるので、そこに車を駐めた。トイレは隣のバス停まで少し下らなければならないので、車で行っておく必要がある。 駐車場の前の車道を渋峠方面に歩き始める。歩道はないので路側帯を歩くことになる。通行止めの案内板があるので、よく見てみると、草津方面は17時から翌朝8時までが通行止めで、万座ハイウエイは全面通行止めとなっている。今日の帰りは草津方面へ通り抜けることはできそうだ。 しばらく車道を歩き、車道が大きく右に曲がるところ(35号カーブ)の左手にあるゲレンデに入っていく。このあたりは山に関する道標はないが、地図を頼りに進んでいく。緩やかなゲレンデを少し登り、左手に道があるのでそこを進んでいく、車が通れる程度の幅がある。このあたりは花が多い。 道は登りながら右へ左へとカーブするが、カーブのところだけ道が舗装されている。何か意味があるのだろうか。かなり歩いたところでようやく草津峠登山道と書かれた道標が現れる。鉢山方面もこの道で間違いないようだ。そのまま歩き続けると、三叉路に突き当たる。ベンチがあり休憩適地となっている。ここから右手が横手山で左が鉢山となるので、まずは左手に進む。
道は階段状の急坂になる。笹で覆われた細い急坂を息を切らせながら登っていくと、狭い鉢山のピーク(2041m)に到着する。地図では山頂の真下にカルデラ湖があるので、湖が見えるのかと思ったが、コメツガや笹に囲まれて眺望が全くない山頂だった。 鉢山からは来た道を戻る。先ほどの三叉路まで戻り、そのまま直進して横手山方面へ進む。相変わらず眺望のない細い道を進んでいくと草津峠の案内板がある。分かりにくい文章だが、現在の車道は当時危険だったのでこの峠道が開かれ、大戦中の物資の輸送を行ったとある。登山道としては幅広で歩きやすいというのは、そのためだったようだ。
峠を越えても笹に覆われた展望のない道は続く。ときおりガスが出てきて周りが白くなるが、天気が悪くなることはないはずだ。道が木道に変わり、その先で明るいゲレンデの中腹に出る。ゲレンデは一直線に横手山の山頂に向かって伸びている。しかもかなりの急勾配で、スキーでは上級コースだろうか。そのゲレンデをゆっくりと登った。 ゲレンデを振り返ると妙高山や高妻山などの山並みと車を駐めた駐車場が見える。青空の下で箱庭のような綺麗な光景だ。 ゲレンデを登っていくと横手山への指導標があるので、それを越えていく。山頂直下まで来ると森にぶつかるが、細い登山道があるので、その道へ入っていく。急な登りはなおも続き、階段状の坂を登ると道に突き当たる。右手はのぞきと書かれているが何のことやら分からない。左手に進んだ。
トラバース道を歩いていくと右手に山頂ヒュッテが見えてくる。結構大きく、山小屋と言うよりホテルだ(実際ホテル)。山頂ヒュッテの方へ歩き正面の入口まで回り込むと、雲上の宿横手山頂ヒュッテと書かれている。パン屋さんの文字もある。ヒュッテに入る前にまずは山頂へ行っておくことにする。 横手山山頂(2,307m)は、どこが山頂だか分からない。三角点でも見つかれば確実なのだが。とりあえず横手山山頂とかかれた案内板があり、記念撮影をしている人もいるので、、そこを山頂と言うことにして写真を撮った。案内板によると、横手山は古い火山で旧志賀湖の壁をなしていたそうだ。(志賀湖は火山活動の影響で埋まってしまい、現在の志賀高原の湿地帯となっている)
山頂は下の駐車場からリフトが延びていて、観光客が次々とやってくる。そのリフトの方へ行くと展望が広がり絶景を見渡せる。紅葉はまだ始まったばかりだで、赤や黄色の木々が点々と見え、奥には雲海や浅間山、四阿山を見ることができる。周りでは写真を撮っている人が多い。
山頂からの風景を堪能し、山頂ヒュッテに戻ってお目当てのパンを頂くことにする。ヒュッテの中に入るとそこはレストランのようになっている。券売機でボルシチセットを購入した。券売機で買うと自動的に注文が入るようで、その番号が呼ばれるまで少し待った。 ボルシチセットは数分でできあがり、テラスに出て食べることにした。テラスでボルシチと風景を撮ろうと思ったが、壁が高すぎて風景は入らなかった。早速頂いたが、焼きたてのパンはふわふわで美味しかった。
ヒュッテで渋峠から駐車場まで下るバスの時刻を調べ、発車の15分前に下山した。はじめは下り口が分からずうろうろしたが、車道を下っていけば良さそうだ。一般車両通行止めの車道を下っていくと、渋峠の大駐車場がある。天気や季節が良いので多くの車が駐まっていた。 バス停はレストハウスの前にあり、すぐに分かった。バスは11:38発の湯田中駅行きで、これを逃すと2時間後だった。やがてバスが来て、乗客2人だけを乗せて峠を下った。 駐車場のある硯川でバスを降り、再び車で渋峠の方へ向かった。先ほどの”のぞき”というのは展望台のことで、そこで風景を撮影した。そして渋峠を越え、草津の温泉へ向かう。途中、日本国道最高地点(2,172m)という場所に立ち寄る。そこからは白根山周辺の湿原が一望できた。
Camera:CANON EOS Kiss X6i
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