| |||||||||
那須・朝日岳 |
横浜(4:50)＝(6:00)板橋＝大丸(9:35)−(11:37)茶屋−(13:05)朝日岳ノ肩−(13:17)朝日岳−茶屋−(15:22)大丸＝軽井沢 気軽に行ける雪山は無いかと山仲間とメールでやり取りした。条件としてはこれまでに行ったことのない雪山である。八ヶ岳や谷川岳は候補から外れる。そうすると残りは北関東方面となり、那須岳へ行くことになった。那須岳は10年前に来ているが、そのときは真夏であった。 東北自動車道の那須ICで降り、県道17号線を那須岳方面へ向かう。那須高原有料道路はこの時期でも料金（\350）を取る。少し進むと路は雪道になった。冬用のタイヤではないので心配したが、滑ることはなかった。四駆であることが効果があったのだろうか。それにしても有料道路で除雪をしていないとは何事かと憤慨したが、帰るときは雪がなかったので、その後除雪はしたのだろう。 車は大丸温泉手前の駐車場まで入ることができた。思ったより多くの車が停まっており、何人もの登山者が歩いていく姿が見られたので、結構メジャーな雪山だと言うことが分かった。我々も仕度をして那須岳を目指した。 駐車場から那須ロープウエイの山麓駅までの道路は雪で埋まっているため、まずはその山麓駅を目指す。道路はつづらだが雪の上なので直線的に歩くことができる。目の前にはまっ白な朝日岳が立ちはだかっている。 
【朝日岳に向かう】正面の朝日岳に向かって歩く。画面にはないが左手には茶臼岳も見えていた。 雪は深いがしっかり固まっており、トレースも残っているのでルートに不安はない。 (10:33) 那須ロープウエイはまだ営業していない。このあたりはスキーはできないのだろう。しかし試験運転か、少しだけ動いていた。このロープウエイを使うと茶臼岳山頂を登るのはとても楽になる。10年前はこれを利用した。 ロープウエイ山麓駅を通過し、途中山小屋があるがここも閉じている。営業案内には年末年始には開いているようだ。ご来光客相手だろう。 緩やかな茶臼岳の巻き道になると雪は少なくなり、地肌が見え隠れしている。このあたりは風が強いためだろう。草木もなく、朝日岳が目前によく見える。峠に出ると立派な山小屋が建っていた。中を覗くと雪で埋まっており、とても中に入れる状態ではない。小屋の周りにはほとんど雪はなく、不思議な現象だ。 
【峰ノ茶屋】たしか10年前は何もなかったような．．．、真新しい小屋。この日の小屋の中は吹き込んだ雪で埋まっていた。 (12:04) 峠の茶屋は風が強いが日だまりとなっており、休憩地となっている。我々もここで昼食休憩とした。茶臼岳には雪が積もっていないようだが、噴出する水蒸気が凍ったためか、山肌自体はまっ白になっている。 ここまで来る時点では、茶臼岳に登る予定であったが、急に朝日岳の方へ登ることになった。私としては朝日岳は登ったことがないので歓迎であった。この日も朝日岳に向かうパーティーは多かった。 朝日岳に向かってすぐ、「危険」この先は難路です。の看板が立っていた。落石や滑落、雪渓での滑落の危険があるそうだ。といっても進入禁止とはなっていない。「細心の注意を払って」進むことにしよう。 その看板からすぐに、遠目にも見えていた急斜面のトラバースとなった。そこだけ雪は深く、まっすぐ道が付いていた。ピッケルをしっかり握って慎重に歩いていく。後ろからは地元の慣れた人だろうか、我々を抜いて早足に先に行ってしまった。 雪のトラバースが終わり、石の階段を登る。新しい鎖が架かっている。このあたりから雪はなく、赤茶けた岩や土の道となる。２カ所ほど鎖が雪に埋まったトラバースを歩くが、足元が不安で一番緊張するところだった。 やがて朝日岳ノ肩というところにでる。眺めがいいので360度のパノラマ写真を撮った。ここからは足元のしっかりした登りで、朝日岳山頂までは一息だ。 
【朝日岳山頂】山頂1896m。360の展望。 (13:17) 山頂に着いたとき、ちょうど東南稜を登ってきたというアルパイン組も着いたところだった。東南稜は岩登りでも知られたコースであるらしい。 山頂で茶臼岳をバックに記念写真を撮るが、光の加減で撮るのが難しい。この日は軽井沢まで戻らなければならない。早々に山頂を後にした。 
【急斜面のトラバース】100mほど急斜面のトラバースが続いた。帰りの場面では目の前に噴煙を揚げる茶臼岳の姿が見える。 (14:07) Camera：CANON EOS 10D，SONY DSC-U30 | |||||||||||||
|
| |
ホームに戻る |
|