神奈川県の山

六国見山・円海山・大丸山

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横浜市最高峰の低山放浪
日程 2001年12月30日(日)
山名 六国見山・円海山・大丸山
山域 神奈川県
天気 晴れ


大船駅=常楽寺(10:50)−六国見山(11:11)−(11:39)明月院(11:55)−北鎌倉駅=大船駅(12:15)=光明寺−(13:16)池の下広場−円海山付近−(14:06)大丸山−関谷見晴台−釜利谷町−(15:05)金沢文庫駅
 2001年の登り納めは神奈川県南部の三浦半島の低山にした。それも先日行き損なった六国見山である。朝から天気は良く、少し風があった。大船駅の東口に降り立ちバス停を探すがぱっと見たところない。しばらくさまよっているうちに南へしばらく行ったところにバスターミナルを発見。鎌倉湖畔経由の循環江ノ電バスに乗り込む。料金は前払いであったが、いくら払っていいのか分からず、前の人が210円払っていたので、同じように払った。しかし後ろの人は常楽寺までと運転手に言って170円しか払っていなかった。常楽寺というとまさに私が下りる停留所ではないか、40円払いすぎている。言って返してもらおうとしたが、運転手の対応が悪そうなのでやめた。県内のバスでも会社や路線によって支払いシステムが異なるので、バスは嫌いだ。
 常楽寺はものの5分ほどで到着。歩いてもいい距離だった。払った210円が重くのしかかる...。とにかくここから歩き始める。バスの去った方向へ行き、交差点を直進、次を右折すると20mほど先に六国見山への道標が見えてくる。住宅地の中なので、この先はこの道標だけが頼りだ。迷宮のような住宅地を抜けると登山道らしくなる。右手に畑が広がり、農道を歩いていると、左手の藪の中が六国見山との道標が現れる。

【六国見山頂上】

 背丈以上のシノダケ(別名アズマネザサ)に囲まれた回廊を5分ほど登っていくと山頂に着く。六国見山(147m)山頂は浅間大神の大きな石碑が建っており、眺めも良い。だれもいないが後ろから3人の親子連れが登ってきているようだ。彼らが山頂に到着する前に先に進んだ。


 尾根道を歩いていると右手に古い印塔があらわれる。稚児塚と説明書きがあるのみ。さらに先に進むと、道のど真ん中に三角点の石柱が顔を出している。ぼーっとしていると蹴つまずく位置だ。三角点を跨いで道なりに坂を下っていくと町に出る。ここからは道が分からない。適当に歩いていて、土地の人に駅の方向を尋ねると、逆の方向に歩いていた。引き返して細い下り坂を下りていき、明月院の看板を頼りに迷宮の町中を歩く。
 観光客の歩いている姿が多く見かけるようになると明月院が近い証拠で、左手にその門が見えてくる。まだ訪れたことがないこの明月院(\300)を訪れる。
 明月院を出て道なりに歩いていると、横須賀線の線路に突き当たり、右手に行くと北鎌倉駅になる。ちょうど上り電車が近づいており、待ち時間無しでその電車に乗り込む。

 隣駅の大船駅に再び降り立ち、次の山へのアプローチのためバス停へ向かう。今度は神奈川交通バスなので、東口の北の方のバスターミナルだ。12:25発の金沢八景行きに乗り込む(ガイドブックは金沢文庫行きと書いてあるのでちょっと紛らわしい)。今度は下車停留所を自己申告して250円払う。
 折からの陽気で、バスに揺られていると眠くなる。しかし寝過ごすわけにはいかないので、停留所のアナウンスに集中する。その甲斐あって?無事に光明寺で下車。
 バス進行方向の最初の交差点を左折し、大船みどりヶ丘住宅のなかに入り込む。通りを道なりに、丘というだけあって坂を登っていく。しばらく歩くと道は突然突き当たり、そこを右折。左手に眺めの良い公園があり、なお直進すると瀬上市民の森入口で、そこから山道になる。この森の中の道は縦横無尽に分岐があり、所々にある案内板で進路を確認しながら歩くことになる。目指すは円海山だ。
【馬の背休憩所からの眺望】

 瀬上市民の森に入ってすぐに展望が開け、富士山が見えてくる。


 尾根からいったん下って、池の下広場に出る。ここで「円海山・大丸山マップ」を入手。このあたりは良く整備された市民の森であることが分かる。再び登り返し、いっしんどう広場をかすめて円海山のピークと思われるところへ行くものの、アンテナ基地の敷地となっており確認することはできなかった。再びいっしんどう広場まで戻り、南の尾根道を歩く。ほとんどアップダウンもなく快適な尾根道を道なりに歩いて30分程で大丸山への分岐となる。左手の分岐に入り少し登るとひらけた大丸山山頂(156m)に着く。ここが横浜市最高峰の山である。丹沢をかかえた神奈川県ではあるが、横浜市の最高峰は意外と低い。ちなみにランドマークタワーの高さは296mで、倍近くの高さだ。
 大丸山山頂から尾根道に戻り、関谷奥見晴台から金沢自然公園方面の尾根に移る。横浜横須賀道路を渡ったところで道は左右に分かれており、躊躇せずに右手に行ったのが間違いであった。左手が金沢文庫駅まで続く六国峠ハイキングコースであった。右手の道は住宅地に出てしまい、また彷徨うことになる。何人かに道を尋ねながら金沢動物園の夏山ゲートまで至り、そこからは知った道である。金沢八景駅までの歩道歩きは山で歩いた以上の距離となった。教訓、市内の山へ行くときは住宅地図も必要。
Camera:CANON Power Shot S10


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