登山道は蜘蛛の巣のバリケード
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日程 |
2003年09月23日(火) |
山名 |
峰山 |
山域 |
神奈川県 |
入/下山地 |
藤野やまなみ温泉 |
メンバー |
単独行 |
横浜(6:00)=(7:40)藤野やまなみ温泉−(8:24)峰山(8:34)−小舟(8:57)−(9:16)藤野やまなみ温泉=(13:15)横浜
何かの雑誌で県内に「藤野やまなみ温泉」があることを知り、以前から行ってみたいと思っていた。もちろん、ただ入るだけでは物足りない。近くに山はないかと探したところ、すぐそばに峰山という里山があった。この山を登ってから入ることにした。美味しいものを食べる前にはおなかを空かせるように、温泉に入る前には汗をかいておかなければその良さを満喫できないものだ。
渋滞を避けようと思いなるべく早く出たつもりが、6時ではすでに遅かったようだ。やまなみ温泉の駐車場まで100分ほどかかった。温泉の駐車場には停まっている車はない。開館までは2時間あまりあるので、その間に峰山へ行って戻ってくるのには十分だ。車を温泉の駐車場に置き出発。
【藤野やまなみ温泉】
車はここに停めた。峰山へ行って戻ってくるまで2時間かからない。
(7:51)
駐車場の坂を下り左に少し行くと、右手に峰山散策路の案内板がある。さらにその先を右に曲がったところが峰山散策路の入り口だ。民家の裏山のような所を歩いていく。道ははっきりしているが、ほとんど人が入らないのか荒れている。しかも登山道というものは蜘蛛にとって巣を張るのに恰好の場所なのか、やたら巣が多い。何度も蜘蛛の巣を突破した。もし蜘蛛の巣に色が付いていたら、顔には綺麗に蜘蛛の巣模様が付いているのが見えたことだろう。棒切れを拾い、それを振り回しながら歩くことになった。もちろん突破する前に巣に気づけば、それを避けるように迂回した。
【三神の石塔】
風神、竜神、雨神の石塔。五穀豊穣を願って建てられたものらしい。
(8:22)
しばらく蜘蛛の巣と格闘しながら登っていると、左手に三つの石が転がっていた。風神、竜神、雨神の石塔だ。峰山は日本武尊を祭神とする古峯神社があり、明治22年の記録があることから、古くから講で栄えたようだ。今では毎年5月3日に例祭がおこなわれるようだが、それ以外に人は寄りつかないのだろうか。
【峰山頂上】
山頂(570m)には梨の木があり、たくさん実が落ちていた。
(8:24)
石塔の先に山頂があり、祠もある。周りは背の高い木で覆われている。ふと足元を見ると何やら梨のようなものが落ちている。匂いをかぐと梨の匂いだ。上を見上げると、木の枝には何個もの実がぶら下がっている。梨と言っても直径5pくらいで、店で見るのと比べると小ぶりだ。実も堅く、味も美味しいとは言えないものだった。梨の原木だか、それとも手入れをしない自然の梨の状態なのだろう。
奥の下山道へ向かう。こちらは階段状に道が整備されているが、その後の手入れがされていない。草はぼうぼう、蜘蛛の巣だらけ。足下が見えなくなることもあり、坂を慎重に下る。菅井と小舟の分岐には道標があり、まっすぐの小舟方面へ向かう。
【林道からの眺め】
ここに来てようやく眺めの良いところに出た。周囲はまさに里山だ。
(8:53)
急にコンクリート道になり、不法投棄と思われるバンが停まっている。このあたりは眺めがいい。山あいの小さな村が一望できる。道なりに歩いていくと、通りに出る。小舟のバス停があり、藤野駅まで行けるようだ。車道を歩いてやまなみ温泉まで戻るが、けっこう歩いた。
温泉の駐車場に到着したときは、温泉が開く45分も前だった。その間、温泉客が集結してくるが県外ナンバーも来ていた。10時ちょうどに開館し中へなだれ込んだ。藤野やまなみ温泉は平成9年にオープン。神奈川県では珍しい泉温41.8度の天然温泉。温泉スタンドもある。
温泉情報
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藤野やまなみ温泉★★★
神奈川県津久井郡藤野町牧野4225-1(0426-86-8073)
\600,10:00〜20:00(休館:水曜日,12/29〜12/31)
生ビールあり,大広間,飲食販売
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Camera:SONY U10
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