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神奈川県の山

大野山


山頂は牧場、牛はどこ?
日程 2002年3月23日(土)
山名 大野山
山域 丹沢
入/下山地 大野山入口/谷峨駅
メンバー 単独行


新松田(9:35)=大野山入口(10:00)−大野山登山口−(11:12)山頂−(12:23)谷峨駅(12:54)=松田
 丹沢らしくない丹沢の山とのガイドブックの紹介に惹かれてこの大野山に興味を持った。しかも山頂付近は牧場で、牛が草をはむ横を通り抜けていくようなコースらしい。登山道に牛がいると言えば、くじゅうの湧蓋山がそうであった。牧草地の中が登山道で、牛のすぐ横を歩くことになった。こちらは牛が襲ってこないかいささか不安げに歩いていたが、牛の方は人間が近づいてもまったく無頓着であった。そんな思い出がふとよぎった。
 新松田駅から大野山入口へ行くバスは、西丹沢行きのバスと同じである。一時間に一本しかない。次の時間を調べると、ちょうど30分後であった。その間にまだ食べていなかった朝食をとることにした。駅前にはうどん屋がありよく利用している。この日も山かけそばを食べた。320円という料金も安い。
西丹沢自然教室行きバス(土曜)
625(箒沢上止)
714
825
935
1100,55
 9:35発のバスは、若い女性の運転手だった。細い道をけっこう大胆に走らせていた。20分あまりで大野山登山口の停車場である、大野山入口に到着する。バスを降りたって一瞬、どこが登山口だか分からなかったが、国道を渡って右の方へ行くと、左手が大野山方面であることが分かる。しばらく車道に沿って歩く。道ばたの桜並木は五分咲きで平年よりずいぶんと早い開花だ。道は登り坂で、ぐんぐん登っていく。住宅地の中を通り抜け、小学校の横を通ってなお車道を歩いていくとようやく登山口となる。樹林の中を歩くこと20分で柵に囲まれた牧草地の横に出る。ここから急坂で一気に登ると再び車道に合流。実は山頂には駐車場があり、車で来ることも可能だったのだ。牧場の案内板で山頂の位置を確認して、山頂へ向かう。山頂付近はちょっとした高原場のためどこが山頂か分からないのであるが、山頂を示す標柱があるのでそれが目安だ。この辺り一帯は牧草地で牧場なのだが、まだ一度も牛を見ていない。ここには牛はいないのだろうか。
【山頂からの眺望】

 眼下には西丹沢の山並みと丹沢湖がよく見える


 広い山頂には20人ほどの人が散らばっており、駐車場には車が止まっていなかったことから、皆歩いてここまで来たことが分かる。山頂ではパノラマ写真を撮って、谷峨駅方面へ降りていく。駅までは要所要所に道標があるので道を間違えることはない。町指定天然記念物の頼朝桜を通過し、橋を渡って畑の中の道を歩き、線路を跨ぐ陸橋を渡って、谷峨駅(無人駅)に着く。早速時刻表を確認すると、松田方面行きは30分後。この時間帯は一時間に一本しかなく、ホームでのんびり待つことにした。(完)

Camera:CANON Power Shot G2

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