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神奈川県の山

仙元山・二子山



小春日和の三浦半島縦走
日程 2003年01月25日(日)
山名 仙元山・二子山
山域 神奈川県
入/下山地 葉山トンネル/長柄橋
メンバー 単独行


逗子駅=風早橋(9:10)−(9:22)仙元山(9:31)−(10:00)大山集落−(11:24)二子山−南郷上ノ山公園−(12:23)長柄橋=逗子駅

 三浦半島を縦走する今回のコースは、以前から計画していたが、時間と天気の都合で今回ようやく実現した。天気は並の天気ではなく快晴を期していた。富士山がはっきりと見えることが条件だったのだ。
 JR横須賀線の逗子駅を降り立ち、バスターミナルの方へ行く。まだ低い朝日が直接差し込みまぶしい中、バスの案内板で乗るべきバスを確認し、2番乗り場でバスが来るのを待つ。5分あまりで横須賀病院行きのバスが到着し、乗り込む。下車する風早橋は意外と近く、葉山トンネルの手前であった。
 バス停から葉山トンネルの方へ向かい、トンネル手前の信号を右折。次の信号を斜め後ろに曲がる。そこから急坂が続く。それも並の急坂ではなく、本当に車が上れるのかと言うほどの坂だ。葉山トンネルの上をまたぐ形で進み、ひとしきり登ったあたりに教会がある。その教会の左側に仙元山への標識があり、道も山道となる。木立の中を歩いているとほどなく山頂で、展望が開ける。

【仙元山山頂】

 桜の木で囲まれている。春には訪れる人が多そうだ。
(9:23)

 山頂は桜の木が眺望を遮りがちで写真を撮るには苦労するが、西の方には待望の富士山をはっきりと見ることができた。雪をかぶって真っ白だ。その左には伊豆半島の山並みが続く。手前の相模湾にはぽつぽつと漁船が浮かび、菜島の赤い鳥居が目立っている。更に手前は葉山の町並みだ。
 山頂でひととおり写真を撮り、先へ進む。山頂は最高地点ではなく、まだ登りがある。目の前に階段が立ちはだかり、それを登り切ると三角点がある。続いて道が二またに分かれ、右手の道なりがハイキングコースであるが、左手の細い道の方に進む。標識はないが、この左手が二子山方面のはずだ。
 登山道というより単なる踏みあとの道で、すぐにアンテナの電柱の脇を通る。ひたすら道は下りで、集落が近くなった頃、右手に少し入ったところにひっそりと祠が建っていた。そして最後に竹林を抜けると住宅地に出る。住人の一人に二子山への道を確認し、その住宅地を抜ける。森戸川沿いの道を歩いていくと、ネットで囲まれた畑があり、さらにその先に車止めのゲートがある。人が一人すり抜けられるスペースを通り抜け、林道をしばらく歩く。この歩きがけっこう長く感じる。
 林道が車が通れないほど細くなった頃、道が二手に分かれ、ようやく二子山を示す標識が現れる。左手が二子山で、更に沢沿いに進む。何度か渡渉を繰り返し、10人ほどのパーティーを追い抜く。そういえば彼らは、逗子駅から乗ったバスから歩道を歩くところを見かけていた。
 急な登りを登っていくと、急に車道に出る。二子山は車でも来られるのかと思ったが、後にその道にも車止めがあることに気づく。その車道を登っていくと、パラボラアンテナの鉄塔が見えてきて、どうやらそこが山頂のようだ。車道終点地点から最後の階段を上ると見通しのよい展望台に出る。広場の真ん中に櫓があり、その上に立つと眺めがよい。ちょうど富士山方面以外がよく見え、仙元山とあわせると360度の眺望と言うことになる。ここからは特に横浜方面がよく見え、ランドマークタワーがすぐにわかる。日本一高いこのビルは、すっかり横浜の象徴といってもいい。その奥には東京都心のビル群もよく見える。櫓からはとりあえず360度のパノラマ写真を撮っておく。
 展望台から西の方に下ノ山と標識があり、それが新たな下山道と思い進んでいくと、いったん下って、目の前に小山がそびえている。その急坂を気合いを込めて登り切ると、実はそこが二子山の山頂208mであった。周りは木立で展望は全くなく、休憩するような雰囲気でもない。ほかに道もないことを確認し、もと来た道を引き返す。
 再び展望台に戻ってきて、さっき登ってきた車道を下る。先ほどの林道には入らずにそのまま車道を下り、南郷上ノ山公園を通り抜ける。坂を下りきるとグランドや駐車場がある。南郷中の前の歩道をさらに下り、逗葉新道の歩道橋を渡る。左手の方へ逗葉新道沿いの歩道をひたすら歩き、先ほどバスが走った134号線に交差するので、横断歩道を渡って右手に行くと、朝降りたバス停の一個手前のバス停、長柄橋に着く。そこからはバスに乗って逗子駅までは10分ほどだ。


Camera:CANON Power Shot G2

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